さくらインターネット
さくマガ公式SNS
お問い合わせ

ユーザーと社員が直接会う意味。Sakura Sync Dayに込めた“交流 ”へのこだわり

IT・デジタル関連の最新情報や企業事例をいち早くキャッチ
>>さくマガのメールマガジンに登録する

近年、オンラインで申し込めるサービスや、Web上で完結できるお問い合せ窓口などが増えてきました。便利になった一方で、サービスを提供する側と利用する側が直接顔を合わせる機会は、以前より少なくなっていると感じている方もいるかもしれません。

そんななか、2025年にスタートしたのが、さくらインターネットのユーザー・パートナー向けイベント「Sakura Sync Day」です。

2026年は180人を超える申し込みが集まり、昨年以上の盛り上がりを見せました。しかし、企画・運営を担当するさくらインターネット マーケティング部の田路拓人が目指しているのは、単に参加者数を増やすことだけではありません。「Sakura Sync Dayは交流会がメインくらいのイベントだと思っています」――

そう語る田路に、Sakura Sync Dayに込めた想いやオフライン開催へのこだわり、そして今後描くコミュニティの姿について聞きました。

ユーザーやパートナーと直接つながる場をつくりたかった

Sakura Sync Dayとはどんなイベントなのでしょうか。

田路

Sakura Sync Dayは、さくらインターネットと、さくらのレンタルサーバやさくらのVPSを利用してくださっているユーザー、そしてパートナーが、インターネットの未来を一緒につくっていくことを目的としたイベントを目指しています。最も重要視したのは、社員とユーザー・パートナーがオフラインで直接つながる場をつくることでした。さくらインターネットが提供するレンタルサーバーやVPSはオンラインで申し込みから利用開始まで完結するサービスなので、お客さまと直接お会いする機会があまりありません。だからこそ、一堂に会して交流できる場が必要だと考えました。

当日はさまざまなセッションが実施され、多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。

Sakura Sync Dayは昨年(2025年)にはじめて開催されていますが、企画したきっかけは何だったのでしょうか。

田路

もともと社内で「ユーザー向けイベントを開催したい」という話はありました。ちょうどさくらのレンタルサーバ20周年のタイミングでもありましたし、何か新しい取り組みができないかと考えていたんです。僕自身、前職でイベント運営を担当していたので、その経験も活かしながら形にしていきました。あと、2024年にBlooming Campがオープン(※)したことも大きかったですね。以前は社内に人が集まれるような施設がありませんでしたが、自社でイベントを開催しやすい環境が整ったことも後押しになりました。

※参考:さくらインターネット新本社を紹介!「やりたいこと」を「できる」に変える場Blooming Camp

オフラインだからこそ見える本音や熱量がある

昨年同様、オフラインでの開催でしたが、そこにこだわる理由を教えてください。

田路

お客さまの本当の課題や悩みはオンラインのやりとりだけではなかなか見えづらいんですよね。やはり、実際に顔を見ながらお話をさせていただくことで「じつはこういうことで困っていて」といった本音やお客さまの本当に「やりたいこと」が見えてくるものだと私は思っています。表情や声色から読み取れる温度感なども、実際にお会いするからこそわかることです。

お客さまもオフライン開催のメリットを感じられているのでしょうか。

田路

そうですね。セッションを聞くだけではなく、その場で質問できますし、登壇者や社員と直接話すこともできます。「このイベントに来たから聞けた話」があることは大切にしています。企画を考えるときも、オフラインならではの価値をどうつくるかを意識しています。じつは、今のところオンライン配信をする予定もありません。

それは少し意外でした。

田路

このイベントは交流を目的にしているからです。極端な言い方をすると、交流会がメインくらいのイベントだと思っています。オンライン配信にすると、話を聞いて終わりになってしまうこともありますよね。でもSakura Sync Dayでつくりたいのは、人と人とのつながりなんです。社員とユーザー、ユーザー同士、パートナー同士が直接会うからこそ生まれる関係性に、最も価値があると思っています。

実際に、参加者から「長年利用していたけれど、初めてさくらの社員と話せた」という声をいただきました。さくらの「中の人」と直接話せることにメリットを感じていただけているようです。レンタルサーバーやVPSを通常利用する場合はオンラインのつながりのみでまったく差しつかえないはずです。しかし、だからこそ、社員と直接話せること自体がこのイベントならではの価値になっているのかもしれません。

会場内には、関連企業による展示ブースを設置。各ブースではサービス紹介や交流がおこなわれ、多くの参加者で賑わいました。

>>5分でさくらインターネットのサービスがわかる!サービス紹介資料をダウンロードする

Web制作をテーマにしたのは“つながり”のニーズを感じたから

今年はWeb制作をテーマにしていたとうかがいました。どういった背景があったのでしょうか。

田路

この1年間でさまざまなイベントやセミナーを開催するなかで、Web制作に関するテーマへの関心の高さを感じていました。さくらのレンタルサーバの利用用途としてもWeb制作は大きな割合を占めていますし、コミュニティをつくるうえでも中心になるテーマだと思ったんです。

そうした背景もあり、今年は制作会社やフリーランス、代理店など、事業者寄りのユーザーをより意識した設計にしました。レンタルサーバーとも関わりが深いですし、コミュニティをつくるうえでも相性の良いテーマだと考えました。

■ Sakura Sync Day 2026 のセッション内容

  • さくらインターネットの現在地とこれから
  • さくらのレンタルサーバ取次店制度 ― “使う”から”関わる”へ、広がる新しい選択肢
  • 楽しいところだけ人間がやりたい ~ AIが当たり前になった世界で、どう付き合う? ~
  • Webサイト制作にAIをどう入れるか 〜AIエージェントで変わる設計・実装・レビュー〜

Web制作会社同士の交流ニーズもあったそうですね。

田路

はい。そこは正直、僕たちも意外でした。最初はWeb制作会社同士だと競合関係にあり、横のつながりはあまり求めていないのかなと思っていたんです。なぜそういったニーズがあるかというと、制作会社によってそれぞれ得意分野が違うからなんですよね。たとえば、デザインが得意な会社もあれば、システム開発が強い会社もある。一方が苦手な案件を別の会社に紹介したり、逆に紹介を受けたりといった横のつながりがあることを知りました。

昨年のWordPressコミュニティイベントなどでも、「交流の場が欲しい」という声を多く聞きました。だからこそ、同じテーマに関心のある方々が集まり、学びながら交流できる場をつくりたいと思ったんです。

AI時代だからこそ、Web制作会社に届けたい情報がある

今回はテーマの一つとして「Web制作×AI」も取り上げていましたが、その理由を教えてください。

田路

最近はどこを見てもAIの話題があふれていて、実際ウェビナーでもAI関連のテーマへの関心は非常に高いですね。Web制作業界もAIの影響を大きく受ける分野だと思っています。だからこそ、「今後AIをどう業務に取り入れるか」という情報は、多くの方が求めているテーマだろうと考えました。

株式会社HAMWORKSの長谷川 広武 (´ ºムº `) さん(※)に登壇をお願いしたのも、実際にWeb制作会社を経営しながらAIを活用されているからです。

「Webサイト制作にAIをどう入れるか 〜AIエージェントで変わる設計・実装・レビュー〜」と題し、Web制作現場におけるAI活用の実践事例や知見が紹介されました。

ユーザーとの関係づくりは、サービスづくりでもある

Sakura Sync Dayの運営に関わる社員に期待することはありますか。

田路

じつは、私が考えていた大事なテーマとして、開発やサービス企画に関わる社員が、お客さまと直接向き合うきっかけになればいいな、という想いもありました。

お問い合わせやアンケートなどでもお客さまの声をいただくことはできますが、先ほども言ったとおり、実際に会って話すと得られる情報の温度感がまったく違うんですよね。同じ要望でも、「なぜそう思うのか」「その背景は何か」「本当に困っていることは何か」など、より深い部分まで見えてくることがあります。

メールやチャットなどのやりとりでは気づけないこともたくさんありますし、その場で会話を重ねることで初めて見えてくる課題もあります。だからこそ、開発や企画に関わる人たちにもできる限りイベントに参加してもらい、生の声を聞いてほしいと思っています。それが結果的にサービス改善や進化につながればうれしいですね。

セッション終了後に開催された交流会では、登壇者や出展企業、参加者、さくらインターネット社員が立場を越えて交流。ドリンクや軽食を片手に、会場の各所で活発な情報交換がおこなわれました。

Sakura Sync Dayを通じて生まれたつながり

最後に、今回のSakura Sync Dayを振り返って、改めて感じたことを教えてください。

田路

今回、180人を超えるお客さまにお申し込みいただき、ユーザーやパートナーのみなさんが直接交流できる場へのニーズを改めて感じました。
Sakura Sync Dayは、さくらインターネットとユーザー、パートナーが一緒に「同期」できる場だと思っています。新しい知識や情報だけでなく、人とのつながりも持ち帰っていただける機会になったのではないかと思います。

実際に顔を合わせて交流することで、普段はなかなか聞けない声を聞くことができたり、新しい交流が生まれたりしました。今回のイベントでいただいた声や出会いを、これからのユーザー・パートナーのみなさんとの関係づくりにも活かしていきたいと思っています。

Sakura Sync Dayで目指しているのは、単なるイベントの開催ではありません。ユーザー、パートナー、そして社員がつながり、新しい関係や価値を生み出していくコミュニティづくりです。オンラインで完結できる時代だからこそ、人と人が直接会う意味がある。

参加した人が「また来たい」と思い、次は仲間を連れてきてくれる。そんな輪が少しずつ広がっていけば、Sakura Sync Dayは「さくらのレンタルサーバといえばこのイベント」と呼ばれる存在になっていくのかもしれません。

ユーザー、パートナー、そして社員がつながることで生まれる新しい出会いや発見。Sakura Sync Dayは、そんな“共創”の輪を少しずつ広げています。

Web制作の機能が充実している法人向けレンタルサーバー
>>サービスの詳細を見てみる

執筆・編集

さくマガ編集部

さくらインターネット株式会社が運営するオウンドメディア「さくマガ」の編集部。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

すべての記事を見る

関連記事

この記事を読んだ人におすすめ

おすすめのタグ

さくマガ特集

働くすべてのビジネスパーソンへ田中邦裕連載

みなさんは何のために働いていますか? この特集では、さくらインターネットの代表・田中が2021年から2022年にかけて「働くすべての人」へ向けてのメッセージをつづりました。人間関係を良好に保つためのコミュニケーションや、必要とされる人になるための考え方など、働くことが楽しくなるヒントをお伝えします。

さくらの女性エンジニア Real Voiceインタビュー特集

さくらインターネットでは、多様なバックグラウンドを持つ女性エンジニアが活躍しています。この特集では、これまでの経歴や現在の業務内容、めざすキャリア、ワークライフバランスのリアルなど、さまざまな角度から「さくらインターネットの女性エンジニア」を紐解いていきます。

転職組に聞く入社理由「なぜ、さくら?」

さくらインターネットには、有名企業を何社も渡り歩いてきた経験豊富な社員がいます。本シリーズでは『転職組に聞く入社理由「なぜ、さくら?」』と題し、これまでのキャリアや入社理由を紐解きながら、他社を経験しているからこそわかる、さくらインターネットの魅力を探ります。

Welcome Talk「ようこそ、さくらへ!」

さくらインターネットには、さまざまなバックグラウンドを持つ仲間が次々と加わっています。本シリーズ『Welcome Talk「ようこそ、さくらへ!」』では、入社直後の社員と同じ部署の先輩による対談を通じて、これまでの経歴や転職理由、関心のある分野や取り組みたいことについてざっくばらんに語ってもらっています。新メンバーの素顔とチームの雰囲気を感じてください。

若手社員が語る「さくらで始めるキャリア」

さくらインターネットで社会人としての第一歩を踏み出した先輩たちのリアルな声を集めました。若手社員のインタビュー、インターンの体験談、入社式レポートなどを通じて、キャリアの始まりに役立つヒントや等身大のストーリーをお届けします。未来を考える学生のみなさんに、さくらのカルチャーを感じていただける特集です。