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高速SAのラーメンはなぜ美味いのか、鹿児島から青森まで全てのSAでラーメンを食べてきた。⑤ 最終回

前回までのあらすじ

なぜか鹿児島から青森まで高速道路をひた走り、全てのSAでラーメンを食べることになった。途中、禁断の“パス”に手を出したりノーラーメンルートを駆使してラーメンを食べ続け、関東に到達。この旅に課せられたルールは3つ、①全てのSAでラーメンを食べる②残しそうならパスできる③交通ルールを守る。ここから一気に青森を目指す。ついに最終回!

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第1話
第2話
第3話
第4話

足柄SAを出ると、やはり大きな渋滞が起こっていた。この地点ではほぼ日常茶飯事に近い渋滞を抜ける。海老名では海老名SAの前で圏央道へと入り、やはり全然SAが存在しない地帯を通り抜けながらひた走った。

東北道に入り、最初のSAである佐野SAに到達する頃には夜も深い時間になっていた。

21:35 佐野SA(栃木県) 走行距離 1424.7 km

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足柄でラーメンを食べたのが18時台なので、実に3時間余りSAが存在しなかったことになる。完全に目論見通りだ。

この取材をおこなった当時は、この佐野SAがたびたびニュースで取り上げられていた。経営陣と従業員が対立し、ストライキみたいになった、商品もほとんど陳列されていない、と大騒ぎになったあれだ。それなのでちょっと覚悟して立ち寄ってみたが、普通に日常のSAがそこにあった。どうやら揉めていたのは逆側の東京方面車線のSAのようだ。こっち側は完全に日常だ。

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宮島SAで宿泊したあの旅籠屋(はたごや)がここ佐野SAにもあったので、2日連続で泊ってやろうと思ったが、まず、空室か満室かを示す電光掲示板が動いておらず、さらにこのホテルがめちゃくちゃ階段を登った先にあったので諦めた。必死で登って行って「満室です」と言われたら嫌だからだ。問い合わせの電話もかけてみたが誰も出なかったので諦めた。まだまだ進もう。

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ちゃんと土産物とかも売っている。

ラーメン018 佐野ラーメン 730円

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佐野ラーメンは透き通った醤油スープという特徴を持つ。画像ではわかりづらいが、麺はやや平べったいちぢれ麺だ。これも佐野ラーメンの特徴だ。麺が少し柔らかすぎる感じがしたが、味自体は王道的な醤油ラーメンのそれで、実に理想の高速SAラーメンの味に近いと感じた。見た目的にも素朴な感じであり、理想に近い。

旅籠屋には宿泊できなかったので、今日は車中泊になるだろう、ということでもうちょっと頑張って進んでみることにした。

東北道はちょっと不安になってくる闇が続く。それでも高速道路だけは明るく照らされているので先へ先へと進んでいく。宇都宮を過ぎて少ししたあたりに次のSAがあった。

22:45 上河内SA(栃木県) 走行距離 1477.7 km

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上河内SAはなかなか立派で近代的な建物だった。2019年の3月にリニューアルオープンしたらしい。もう23時前と夜も深い時間のため人影はほとんどないが、それでも煌々と明かりを灯して営業していた。

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常軌を逸してる量、と言って良いほど宇都宮餃子を販売していた。

ここまで18杯のラーメンを食べ、要所要所でお土産物を買っているので、ちょっと手持ちの現金が心許なくなっていた。それでも、どこかで述べたように、最近のSAではセブン銀行のATMが設置されていることが多いので安心である。ここ上河内SAにもあったので意気揚々と下ろそうと思った。

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なぜか徹底的に封鎖されていた、画面を見るとATM自体は動いていて「カードを入れてください」とか表示されていたので稼働していると思うのだけど、悪魔を封印しているかのように閉鎖されていた。これを突破して金を下ろす勇気はない。

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餃子の街といえどもフードコートにはしっかりとラーメンがある。ただ現金が心許ないし、なによりもう深夜で胃の動きが悪い。ここはパスか……! と思った瞬間、あるメニューが目に留まった。

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レモンラーメン……?

レモンとラーメン、あまり聞いたことがない組み合わせだ。ちょっと興味があったし、なにより、画像的にも、説明文にも「あっさり」という感じがする。これまでの旅で「あっさりラーメンは楽に食べられる」という教訓があった。いくら深夜といえどもレモンラーメンならいけるんじゃないか。そんな打算があった。確かにあった。

ラーメン019 レモンラーメン 780円

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スープを蓋するかのように輪切りのレモンが鎮座している。それに合わせてかスープも若干ではあるが黄色だ。さっそく食べてみる。あれ、これ、僕の味覚がおかしいのかな。最初に感じたのがそれだった。これは本当に申し訳ないけど、ちょっとラーメンにレモンを入れる意図が分からなかった。完全に合わない。好きな人は好きな味わいというのは分かるのだけど、これは僕には合わなかった。ベースとなる塩ラーメンの味わいとレモンが混ざっておらず、完全に別個に存在しているとすら思えた。

レモンラーメンならあっさりだし胃にダメージがないだろうと考えたが、結果として、この違和感がかなりのダメージだった。この後も次のSA目指して運転したが、ずっとレモンの何かが胃と食道に存在していて、完全に大ダメージだった。

23:50 那須高原SA(栃木県) 走行距離 1527.3 km

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妙に立派な那須高原SAに到着してもそのレモンの違和感は消えずだった。

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ということで、ここ那須高原SAにもラーメンはあり、「白河ラーメン」がいけるっぽかったけど、レモンのダメージによりパスとさせていただいた。今の状態ではたぶん食べきれない。ほんまにあかんかった。

ただ、距離だけは稼いでおきたかったので、さらに前進した。

0:55 安達太良SA(福島県) 走行距離 1593.1 km

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安達太良SAに到着したところで深夜もいいところなのでここで車中泊とした。ここでのラーメンは明日の朝食とする。それまでにレモンのダメージから回復しておきたい。

車中泊はまあ慣れたものだが、SAの駐車場内でとった位置が悪かった。

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安達太良SAの駐車場にはなぜかウルトラマンがいるのだけど、この自販機で誰かがジュースを購入すると、音楽と共に「ジュワ!」とか言い出す。よくみるとウルトラマンの下の台にスピーカーみたいな穴あるし。これがずっと誰かが購入する度に爆音で流れるので眠れない。車中泊する場合はこの自販機から離れるべきだ。

こうしてウルトラマンに悩まされながら、2日目の旅が終わった。めちゃくちゃラーメン食べた。

3日目 

5:45 安達太良SA

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ウルトラマンとレモンの夢を見たし、ウルトラマンの声で目が覚めた。完全に寝不足だ。

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そして寝起きラーメンである。朝っぱらから店員さんたちがめちゃくちゃ元気良かった。まだレモンの残り香が胃の中にあるが、その元気さに負けてラーメンをオーダーしてしまった。

ラーメン020 安達太良ラーメン 660円

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これはかなり理想の高速SAラーメンに近いかもしれない。まず見た目が素朴で良い。ちぢれ麺に決して濃厚ではないさっぱりめの醤油スープ。特にこれと言って飛びぬけた特徴があるわけではないが、全てが標準で、主張しすぎない。奇しくも朝食として申し分のない味わいだった。こういった味わいがおそらく求めている高速SAラーメンなのだと思う。代名詞にしてもいいくらいだ。

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快晴だ。空も青く気持ちが良い。まだまだレモンが胃を侵食しているが、それでもかなり気分が良い。道路も空いていてスイスイ進む。あっという間に次のSAに到着した。

6:55 国見SA(福島県) 走行距離 1642.8 km

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国見SAはまさにリニューアルの最中らしく大工事をおこなっていた。ほぼ建て替えみたいな工事らしく、片隅にポツンと仮設トイレがあった。他のSAも新しいものがあったし、東北道はこうやって順番にSAの改修を行っているのかもしれない。

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この表示に色めきだった。

「売店・仮設トイレ」と書かれている。「売店・仮設トイレ」だ。そう、フードコートとか食堂、レストランとは書かれていないのだ。

「こりゃあ、ラーメンないかもしれないなあ」

期待が高まった。こんなにも軽いものだったのかと思うほど軽やかな足取りで売店へと向かった。ないのは分かり切っているが一応は確認だ。

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フードコート、あった。

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ラーメンもあった。

めちゃくちゃ狭いスペースにかなり強引にフードコートが設置されていた。絶対にラーメンを食わせてやるぞ、という断固たる意思みたいなものを感じた。

食券を買ってラーメンをオーダーすると、商品の提供を知らせるピーピーなるやつを渡されたのだけど、出来上がった瞬間に「12番の方~」とおばちゃんの大声で呼ばれるという、全くピーピーが活かされない謎のシステムだった。

ラーメン021 喜多方ラーメン 680円

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醤油味ベースの澄んだスープが喜多方ラーメンの特徴だ。あっさり目の風味で麺は太いが柔らかい。そういった意味ではこのラーメンは喜多方ラーメンの基本に則ったものかもしれない。かなりあっさりとした味わいであり、本来なら太い麺にスープが負けてしまいそうだが、その麺もかなり柔らかくしてあるのでマッチする。この素朴な味わいが高速SAラーメンの王道じゃないかと思う。

ここにきて大変なことが起こった。40時間あまり延々とラーメンを食っているので、箸を持つ指にタコができたのだ。ちょっと前から、痛いなとか思っていたのだけど、ここにきて徹底的に痛み出した。

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なぜなら、けっこう箸がボコボコしてたから。このボコボコがタコを刺激し、そのうち流血しそうな感じになっていた。胃の調子も大切だが、今後は指の調子も見ながら先に進んでいかなければならない。まさかラーメンで指を痛めるとは思わなかったな。

死ぬほど痛む指でハンドル操作をしながら東北道をひた走る。本当に痛い。

8:20 長者原SA(宮城県) 走行距離 1741.9 km

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さきほどの国見SAからけっこう距離があったのでインターバルもばっちりだ。どんとこい、ラーメン。ここではおそらく修学旅行だと思うのだけど、ワーッとバスから大量の小学生が降りてきてトイレを占拠していたので、危うく漏らしかけた。トイレ行列に並びながら小学生たちも危機感のある会話をしており、

「漏れる漏れる、漏れちゃうー」

「漏らしたら人生終わりだろ! ギャハハハ」

と盛り上がっていたので、人生終わり、人生終わりと言い聞かせてなんとか耐え忍んだ。

ラーメン022 醤油ラーメン 680円

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まず、安い。680円はかなりリーズナブルだ。値段が高くなる傾向にあるSAラーメンにおいて700円を切るのはかなり安い。味の方は、スタンダードな醤油味だが、スープには若干の“とろみ”がつけてある。麺は普通麺であり、この“とろみ”によってしっかりと絡むので味わいが深くなっている。ネギとノリのアクセントも良い方に働いており、メンマのシャリシャリ感も申し分ない。なんだろう、東北のらーめんが僕の好みにあるのかな。東北道に入ってからヒット連発だ。

9:21 前沢SA(岩手県) 走行距離 1798.4 km

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前沢SAは駐車場からちょっと小高くなった位置にあるSAだ。けっこう階段が続くのでその横にエスカレーターがあるのだけど、ラーメンの消化を促すために思いっきり階段を登った。

SAに到着するとまずフードコートのメニューを確認するクセがついてしまった。入口近くで確認する。

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もちろんラーメンはあたりまえのようにご健在であったのだけど、それ以上に「タワー・オブ・マエサワ」めちゃくちゃ気になる。1200円もする。なんなんだこれは。

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こんなやつらしい。めっちゃくちゃ食べてみたい。ラーメン以外の物を食べたいんだ。本当にラーメン以外の物を食べたいんだ。

ラーメン023 醤油ラーメン 520円

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先ほどの長者原SAでの680円ラーメンにも驚いたが、今度は520円である。ここまでくると安すぎて不安になる。またもや透き通った醤油スープになり、麺は普通麺でやや縮れていた。全体的にあっさり目に仕上がっているが、これぞまさしくSAラーメンと言える味わいだった。具や麺やスープに至るまで、全てが当たり前にそこに存在する。特に仰々しい主張があるわけでない味わい。けれどもそれが心地よい。やはり東北のラーメン、合うな。

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肉くいてー。

食べるわけにはいかないので、ラーメンを目指して北上を続ける。もう岩手県に入ったので、目指す青森が近い。あと数個のSAを経れば到達するはずだ。

10:15 紫波SA(岩手県) 走行距離 1850.1 km

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このSAも駐車場を激しく工事していた。やはり東北道全体でSAの改修が進んでいるようだ。

先ほどの前沢SAからそう距離がなく、インターバルは不十分だ。そんな状態で追い打ちをかけるように衝撃的ミステイクに気づくことになった。

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もちろん、ここにもラーメンはあるのだけど、そんなのは問題じゃない。問題なのはこの「営業時間7時~22時」という表示。これはとんでもないミステイクだ。

もちろん、現時刻は10時なのでバリバリに営業している。僕は漠然と高速SAのフードコーナーは24時間営業、と考えていたが、どうやらここでは22時以降に閉店するらしい。ということは、22時以降にここにくれば合法的にラーメンをパスできたんじゃないか。営業してないなら仕方ないですわーってポロッと書くだけで済んだじゃないか。なにやってんだ。情報収集が甘すぎだ。

ラーメン024 醤油ラーメン 650円

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オシャレな器にオシャレな盛り付けで出てきた。高く高く添えられた海苔がなんとも勇ましい。さながらタワー・オブ・紫波といったところか。味わいとしては、少し濃厚な醤油ラーメンといったところか。スープが濃厚だが、麺が細いので若干ではあるが麺が負けている感がある。ただし、メンマがめちゃくちゃデカくて歯ごたえがある。メンマは完全にスープに勝っている。この辺りが調和しているともっと味わい深いものになりそうだ。そして、このラーメンで完全に胃袋が満たされてしまった。ここからかなり苦しい戦いになりそうだ。

11:09 岩手山SA(岩手県) 走行距離 1898.2 km

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盛岡市を抜け、岩手山を眺めながら走っているとその岩手山の名前を冠したSAに到着した。この雰囲気はラーメン、ある!

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あった。

セットメニューがお得です!! と煽られているが、セットメニューなんて頼んだら胃袋がはち切れてしまう。冗談じゃない。

ラーメン025 醤油ラーメン 580円

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精神的な面でも、もうラーメン見たくない! になりそうな気配があるし、胃袋も限界。よってここはパスで臨もうと考えたけど、けっこうあっさり目な感じがしたので食べることにした。東北に入って何度となく登場してきた透明スープの醤油ラーメンだ。なかなか豪快に海苔が盛り付けられている。タワー・オブ・岩木山といったところか。これで値段が580円と、こちらもかなりリーズナブル。不安になってくる。味わい、麺の具合、チャーシュー、全てが調和した素晴らしいSAラーメンだ。美味い。安い。

いよいよこの旅も終わりが近い。ついに、八戸方面へと続く道と、青森市方面へ続く道の分岐がやってきた。ゴールである青森インターは近い。ゴールが近いこともあって心情的にかなり穏やかだが、胃袋の方はかなりやばい。先ほど無理をしていったので、ほぼ限界というか臨界値だ。たいしたインターバルもなしに次のSAがきたらやばい。

12:00 花輪SA(秋田県) 走行距離 1954.6 km

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たいしたインターバルもなしに次のSAがやってきた。花輪SAだ。秋田県に所属するらしい。微妙に古めかしい建物のSAだ。

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もちろんここにもラーメンはあり、それも比内地鶏を使ったものらしく、正常な状態なら完全に食べたいのだけど、いまは無理。絶対に残す。ということで、3度目となるパスを発動させてもらった。申し訳ない。ちなみに、空調が故障しているらしく、扇風機がフル稼働していた。

いよいよ、ラストである。手元の地図によると、あと1つ、津軽SAがあって青森インターとなる。ここまでラーメンを食べ続け、運転し続けた地獄みたいな旅もついに終わる。車もご機嫌みたいで、心なしかアクセルが軽いような気がした。

ただ、最後の津軽SAはサービスエリアとして少し深刻な問題を抱えているようだ。おそらくではあるけど、こういった終点に近いサービスエリアは、あまり立ち寄ってもらえないのではないだろうか。特に下り線は深刻で、まだまだ先が長いぞ! という客が存在しない。ちょっと走れば終点で街に出ることが可能。だからなかなか集客できないんじゃないだろうか。

それを証明するように、津軽SAが近づいてくると陸橋ごとに横断幕みたいなのが張られていて「寄ろうよ津軽SA!」みたいに煽ってくる。ただ、段々とその煽りが自虐的になっていた。

「いつでも空いてる津軽SA」

空いてるからおいでよ! と誘い文句だ。

「貸切気分! 津軽SA」

やけくそで自虐してる感じだ。

「津軽SA独り占め!」

もうめちゃくちゃ。自虐が過ぎる。

そんなこんなで最後のSAとなる津軽SAに到着した。津軽SA独り占め! である。

12:51 津軽SA(青森県) 走行距離 2007.4 km

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けっこう人がいたので、全く持って独り占めではなかった。

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雄大な岩木山を望む景色でめちゃくちゃ眺めが良い場所だ。

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もちろん、ラーメンもある。この旅、最後となるラーメンが……。ん?

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小さくて読みづらいけど、「和風鶏天中華 750円」と書かれている。そう、中華、である。ラーメンとはどこにも書かれていない。つまりこれはラーメンでない可能性がある。そう、中華うどんかもしれない。

って、その上に「和風ラーメンに鶏天をトッピング」って書いてありますがな。完全にラーメンじゃないか。屁理屈いうな。

ということで、ラーメンであることが確定したのですが、絶対に食べきれないので、最後最後で、それも2連続で申し訳ないですけど、パスでお願いします。ホントすいません! もう無理です!

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そして、ついにゴールである青森インターへ! うおおおおお。

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ゴール! 高速料金 27,340円(割引あり)

さすが鹿児島から青森まで行くとめちゃくちゃな高速料金だな。

とうことで旅の記録はこちら

総走行距離 2040.4 km
所要時間 51時間
食べたラーメンの杯数 25杯
パス回数 4回

今回の旅で実感したけれども、高速道路の旅はなかなかに孤独なものだ。僕の場合、一人で淡々と鹿児島から青森まできたけれども、例えばこれが恋人同士、仲間同士、家族であっても長い時間、車内という閉鎖空間にいるわけだ。それはある意味では孤独なのかもしれない。

そこにSAという存在がパッと明かりを灯す。同じように旅をする多くの人がそこにいて、その地域の特産品を売っていて、ガヤガヤと騒がしい中で食事をする。その非日常感は、車内での孤独感との対比が大きいぶん、鮮烈に記憶に残るんじゃないだろうか。だからSAではワクワクする。

今回、SAを旅してラーメンを食べて、思い出したことがある。もうどこのSAだったかもわからない。どこの高速道路だったかも、何県だったかも定かではない。けれども少し温度の下がった深夜のSAで母親と食べたラーメンだ。味なんか覚えてない。でも、高速SAのラーメンだったこと、なんだかワクワクしたことだけは鮮烈に覚えている。

きっと、人にはそれぞれ、思い出の味がある。人それぞれのSAラーメンがある。

今日も誰かが旅先へと向かう。仕事中かもしれない。デートかもしれない。帰省かもしれない。結婚相手を親に紹介しに行く途中かもしれない。その旅路は思い出深いものになるかもしれない。その傍らでSAのラーメンはそっと輝き続ける。それはどんな名店にも出せない味なのかもしれない。

理想の高速SAラーメン

安達太良ラーメン 660円(安達太良SA ラーメン020)

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最も美味しかったラーメン

世界一忙しいラーメン 850円(三木SA ラーメン013)

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おわり

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執筆

pato

テキストサイト管理人。ストロングゼロ(ダブルレモン)と生きるおっさん。

編集

川崎 博則

1986年生まれ。2019年4月に中途でさくらインターネット株式会社に入社。さくマガ立ち上げメンバー。さくマガ編集長を務める。WEBマーケティングの仕事に10年以上たずさわっている。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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