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エンターテインメントは人を救う。好きなことを仕事にする。

好きな事を仕事にするということ

今までこの連載を通していろいろな方にインタビューしてきました。

インタビューさせていただいて思ったのですが、皆さん自分が楽しいと思える仕事をしているという事。自分の仕事の話を楽しそうにしてくれて聞き手である私もすごく興味深かったです。

人にインタビューをすると自分の場合はどうだろうと考えて、「自分と仕事」について見つめなおすいい機会になりました。ということで今回はアンドロイドモデルとしてフリーランスになって半年、私が働き方について感じた事を3つの切り口で話していこうと思います。

好きな事を仕事にするという事

エンターテインメントは人を救う

インタビューさせていただいた4名を大枠で囲むとするなら、エンターテインメントを提供している人たちだと思います。

かく言う私も完全にエンターテインメントの人間です。

人々を楽しませる娯楽という意味のエンターテインメント。私はすごいパワーを持っていると思いながら表現の仕事をしています。いま、日本中がコロナウイルスのせいで暗い空気に覆われています。

多くのイベントやライブは延期、中止になり、厳重な体制で決行するとアナウンスしたバンドはまるでテロリストか、というほどのバッシングを受け、旅館や飲食店なども経営が立ち行かなくて、これが続くと廃業を余儀なくされる人も出てくると思います。

その一方で家にいる時間が増えたためYouTubeやTikTokの視聴時間は伸びているというデータを見ました。皆が辛い反面、楽しいことを求めているんじゃないかと思います。 東日本大震災の時には、被災された方や身内が被災した方以外でもストレスでうつ病のような症状がになった人がいたようです。

「被災で苦しんでいる人がいるのに自分はのんきに楽しんでいいのか」という共感力が強い人が、無意識的に楽しいことを自粛してしまい、ストレスを感じて、うつ病のような症状がでたようです。

そんな時にこそエンターテインメントは人を救うのではないかと思います。

好きなことを仕事にする

イベントの自粛は仕方がないですが、こんな時期だからこそいろいろな媒体で面白いことを発信している人は多いです。情報に惑わされて気持ちまで落ち込まないで、という思いをエンタメを通じて発信しているのだと感じます。

私は仕事柄、色んな人と話をすることがありますが、エンタメ業界全体の損害ははかり知れません。皆苦しんでいます。だけど辛い時期を耐えて今できる事をする、その後にすごいことをするぞと燃えてる人も多いのも事実です。

ライフラインに関係がないと切り捨てられる事も多いですが、私は声を大にして言いたいです「エンタメは人を救うことができると」と。

大好きなエンターテインメントにずっと携わって生きていけたらそれが私の「好きなことを仕事にする」ということです。

ベトナムでアンドロイドパフォーマンスをしたとき

【ベトナムでアンドロイドパフォーマンスをしたとき】 

YouTuberになるということ

2014年の「好きなことで生きていく」というYouTubeのCMを覚えていますか? YouTuberのはじめしゃちょーやHIKAKINさんの動画投稿の軌跡をたどったCMです。そのキャッチコピーが衝撃で、当時批判の声もあったようですが、今では、子どもがなりたい職業ランキングにランクインしたり、芸能人も始めたりして、ようやくYouTuberが職業として認められてきた感じはあります。

趣味の動画や得意なスキルを披露する動画に広告が表示されることで「好きな事を仕事にする」という事のハードルがぐっと下がったように思います。

ちなみに私も得意なアンドロイドに特化したYouTubeチャンネルを運営しています。今までにないジャンルだったので150万再生越えのヒット動画を生み出せて広告収入や知名度UPで仕事が増えたりなど嬉しい結果になりました(運営していたチームで揉めてチャンネルを作り直すという苦い思いもしましたが、、、)

応援してくれる人も増えて新しいチャンネルでの収入も得ることができそうです。 フリーランスでの仕事の波がある分、出したら結果が見えるような副業があると精神衛生上すごく助かります。

遊びの延長と思われやすいですが、企画、撮影、編集とすごく大変だという事をやってみて実感しました。

CMでいう「好きなことで生きていく」というのは皆YouTuberになろうという直接的なことだけではなくて、多様性が認められてきた今、得意な事や個性を発信して自分を拡散することでうお金をもらえるというサイクルが今までよりもイージ―になっているよという事だと思います。

朝倉未来

【YouTubeをやっていなかったらお会いする機会なんて無かっただろう朝倉未来さん】 

仕事がAIに奪われるということ

ここでアンドロイドっぽい未来の事を書こうと思います。

「AIによって仕事が奪われる時代が来る」と不安を煽るような事がよく言われています。 この話題に世間は関心は強いようで、「AIによって無くなる職業ランキング」などが検索の上位になっています。未来と言っても5年、10年以内の近しい未来の予想なので皆さんとにかく不安なんだと思います。

アンドロイドモデルという肩書で活動している私にでさえ「AIに仕事を奪われる時代が来たらどうしますか」という質問が来る始末。。。

アンドロイドモデルになって日が浅い当時は、難しい質問だなと思い「単純作業の仕事はすぐに奪われてしまうから、よりクリエイティブで人間らしいスキルが必要になる」とふわっと答えてしまいました。

今思えばクリエイティブとは?人間らしいスキルとは?という感じで抽象的すぎますね。何の解決にも、安心にもつながらない。

今「AIに仕事を奪われる時代が来たらどうしますか?」と聞かれたらこう答えると思います。

その時代は必ず来ます。必然的に。だから諦めて受け入れるしかないと。

受け入れて仕事をする

今だって工場でのロボット普及率はあがっていますし、コンビニのレジだって無人化が進んでいます。専門職もいずれはAIに取って代わられるかもしれません。

時代なのです。

きたる時代を恨んでも呪ってもしかたない。今までもテクノロジーの恩恵を受けてきて生活は便利になってきたのに、手のひらを返して無駄に恐れるのは滑稽だと思います。 そこで、受け入れ方にも方法があるかと。

AIに進出されやすい分野の仕事だったとして、取って代わられるのはしょうがないです。でも自分の好きなことで信念を持ってやれるならそれは強いです。

他の人が手放すなかで逆に人間がやるという希少価値も付随して新たな澄んだブルーオーシャンが現れるかもしれません。一定数は人間が作ったハンドメイド信者がいるはずですし、そこの価値が高まります。

信念をもって仕事をすればAIに評価されることに繋がるかもしれません。だから好きという信念を持てる仕事をすべきだと私は思っています。

「好きなことを仕事にする」というのは今働いている人、皆が求めていることなんじゃないかと思います。スティーブ・ジョブズのスピーチでよりこの考えに熱狂する人が増えたと思います。

私はもともとファッション雑誌が好きで、モデルになりたくてこの世界に入りました。好きな事を仕事にしようと夢を見て上京したくちです。

現状、雑誌の売れ行きも厳しいようで、モデルの仕事は全くなくなってしまいました。それも時代かなと諦めて受け入れる部分があります、キャラが立ちすぎているから普通のモデルの仕事が来ないというのが大きいですが。笑

アンドロイドになる前のモデル時代

【アンドロイドになる前のモデル時代】

エンターテインメントとYouTuber

今はアンドロイドとしての仕事ばっかりになりましたがそれはそれで面白いです。文系でロボットの知識なんかは全然なかったのですが、人生どう転ぶか分からないものですね。

このアンドロイドという個性のおかげで素晴らしい作品に携わることができたり、憧れの人と仕事でご一緒できたり、知らなかったテクノロジーに触れられたりと楽しいことが多く、今は好きな仕事をしているとハッキリ言えます。

エンターテインメントとYouTuber。これから来るAIの時代の仕事について書きましたが、最近はこんな考えをもちながら好きだと思える仕事をしています。 私自身特殊な仕事をしていて、先が分からないという不安はありますが、これから好きなことを仕事にしていきたいと思う人の一例になれればと思います。

執筆

アンドロイドのお姉さん SAORI

モデルとして活動していたがアンドロイドパフォーマンスで注目を浴び、以来アンドロイドタレントとして活動中。 フリーランスになり、ラジオ、YouTube、勉強会での登壇などマルチに活動している。
Instagram :https://www.instagram.com/saotvos/

編集

川崎 博則

1986年生まれ。2019年4月に中途でさくらインターネット株式会社に入社。さくマガ立ち上げメンバー。さくマガ編集長を務める。WEBマーケティングの仕事に10年以上たずさわっている。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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