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スタチューパフォーマーについてアンドロイドのお姉さんが学んだことをアウトプット

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こんにちは、アンドロイドのお姉さんSAORIです。「アンドロイドがインプットして学びを深め、それをアウトプットしていく」という連載ですが、4回目の今回はスタチューパフォーマーのじゅんいちさんにお話をうかがいました。

スタチューパフォーマンスとはどのようなものかというと海外発祥の彫像になりきるパフォーマンスのことです。

顔や体に特殊なペイントを施して石像や銅像に扮する者、マネキンやロボットになりきる者など様々な種類があり、基本的にはある一定のポーズでじっと静止するというパフォーマンスです。

 

私もかれこれ2年以上、イベントや映像作品の中でアンドロイドパフォーマンスをしています。

私の事を全く知らない人に「どんな活動しているの?」と聞かれたときは、「ニューヨークとかに銅像とかの真似をしてパフォーマンスしてる人いるでしょ、それのアンドロイド版みたいな感じ」という伝え方をするときがあります。それくらいパフォーマンスとして共通点が多いのかなと個人的には感じていて、共感できる部分もあるのかなと思いながらお話をうかがいました。

 

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スタチューパフォーマーのじゅんいちさんにインタビュー

ーーじゅんいちさん、よろしくお願いします。いきなりですが私のことは知っていましたか?

Twitterで「すごいリアルなアンドロイドがいる、人間かアンドロイドか分からない」と話題になった時に、僕もロボットなどのスタチューパフォーマンスをやっているので興味を持って動画を見ていました。

そのあとネットニュースで取り上げられていて、そこではじめてアンドロイドとして活動している方なんだと認識しました。

 

ーー結構初期から知っていただいてるみたいでありがとうございます。スタチューパフォーマーになろうと思ったきっかけは何ですか?

根底としては人を喜ばせたいという思いがありました。前職は保育士をしていて、合間の時間に子どもにマジックをしたり、ロボットの真似をするとすごく喜んでくれて。それが嬉しくて本格的にパフォーマーをめざしました。

 

パフォーマンスの種類の一つとしてスタチューパフォーマンスという存在を知り、面白いと思い自分もやってみようと。始めた3~4年前は今より認知度が低く、このパフォーマンスを世間に広げていきたいという気持ちもあって、ほぼ独学で始めました。

 

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ーー私も独学でアンドロイドをやっているのですが、案外できちゃいますよね(笑)

けっこう一般の方には「どうやっているの?」と言われることが多いですが、もちろんクオリティーを求めていけば難しくなっていきますが、少しやる分には案外できちゃうんじゃないかなと僕も思っています。

 

スタチューパフォーマーは長時間立ちっぱなし

ーーちなみにパフォーマンスの際にはどれ位の時間たちっぱなしなのですか?

2時間とか、長ければ4時間ぐらい立ってます。

ただずっと止まってるわけではなくてお客さんが来たら動いてますし、ずっと同じ姿勢だと辛いですが、身体の力を抜いていたり、モーションとして動くのですごく大変なわけではないです。慣れもあると思いますが。

 

ーーすごい!! 私の場合イベントなどでは20分立つというのが最長で、それでもすごく疲れるので驚愕です。水分補給とかはどうしているのですか?

夏場などは休憩を挟むときもありますが、人によっては水分補給もパフォーマンスの一部にしている人もいます。衣装と水筒の色味を合わせて、みてくれている人に違和を感じさせないようにアクションの一つとして見せたりしてますね。

 

ーーなるほど、そんな工夫もあるのですね。パフォーマンスのやりがいって何ですか?

興味があるんだろうけど遠巻きにみてる人に何かアクションをしたら驚いてくれたり、笑顔になってくれたりすると自分でも面白いなと思います。パフォーマンスを通じてみてくれている人とコミュニケーションができるのが楽しいですね。

人を楽しませるのが好きなのでリアクションがあるとすごく嬉しいです。

 

スタチューパフォーマーをしていて、辛いこと 

ーー驚いてる顔を見るの私も好きです(笑)逆に辛いことはありますか?

パフォーマーって世間一般の人から見ると「仕事もせずに」とか「好きなことばっかりやってて気楽でいいよね」などの見られ方もしちゃって、「これが仕事なんですよー」と思いながらも、そんな声を聞いて落ち込んでいても仕方がないので聞き流していますが。実際そんな声もあります。

 

ーーYouTuberだったりプロゲーマーも共通の悩みがありそうですね、私自身もそのような見られ方はよくされます。

仕事としての理解のされ方がまだ十分でないところもあるのかなと思います。好きな事を仕事にするということは羨ましがられる一方で、妬みや嫉妬の対象になりやすいんでしょうね。

 

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ーー普段はどのような生活をしているのですか?

僕はスタチューパフォーマンスとマジシャンと催眠術師をしています。

今はいろんなお店でマジックを披露することが多いです。もう少し暖かくなってきたらスタチューパフォーマンスを多めにしたりします、というのも冬は寒いからお客さんも立ち止まってくれなかったりするので。逆に夏は自分の体力が辛かったり、季節によってすごく生活のリズムが変わってきます。

 

スタチューパフォーマーは投げ銭をいくらくらいもらえる?

ーー確かに、私も暑さと寒さに弱いので立っているのはしんどいですよね。これは皆さん気になる所だとおもいますが、投げ銭ってどれ位もらえるのですか?

場所や天候にもよるので一概には言えませんが1万~2万円ぐらいですかね。2時間でそれくらいもらえる時もありますし、1日の合計だったりさまざまですが。

あと僕の場合は、投げ銭をキャッシュレス決済できるようにしています。まだキャッシュレス決済は多くはないですがPayPayを使って投げ銭をしてくれる方もいらっしゃいます。

 

ーーなるほど、投げ銭にも時代の変化が表れていますね。では、じゅんいちさんの今後の展望はありますか?

スタチューパフォーマンスの認知度がまだ低いのでもっと知ってもらいたいですね。あと知ってくれている人の中でも、コインを入れたらうごくパフォーマンスと思われがちですが、造形や立ち姿だったり、細部にもこだわりがあるのでそこをもっと見たり、気が付いたりするともっと楽しんでいただけると思います。

 

イベントに来てもらえればパフォーマンスを見てもらえますが、それだとその場にいた人にしか伝わらないので今後はYouTubeやネットを使って認知度を高め、業界を盛り上げていきたいです。

 

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ーーじゅんいちさん、色々聞かせていただきありがとうございました。

 

まとめ

インタビューさせていただいて共感できる所やそんなに大変なんだと驚かされた部分もありました。

私もアンドロイドパフォーマーとして活動していますが、始めたきっかけはお仕事として何となくやってみたら人より上手くできたからという理由で、その後もお仕事として受けていきました。

 

パフォーマンスに対する自信はありましたが、伝えたい想いみたいなものは正直考えたことがなかったです。でも今回お話をうかがい、自分がパフォーマンスしている時の感覚を思い出した時に、私も人を驚かせたり、笑顔にさせたりするのが好きなんだ、それができるパフォーマンスという表現が好きなんだとあらためて感じました。

 

この収穫だけでも今後自分はもっと活躍できるだろうと思えました。皆さんも機会があればスタチューパフォーマンスを見てみてください。細部まで注目して見てみるとパフォーマー各々の熱いこだわりや思いが伝わってくると思います。

 

 

 

執筆

アンドロイドのお姉さん SAORI

モデルとして活動していたがアンドロイドパフォーマンスで注目を浴び、以来アンドロイドタレントとして活動中。 フリーランスになり、ラジオ、YouTube、勉強会での登壇などマルチに活動している。
Instagram :https://www.instagram.com/saotvos/

編集

川崎 博則

1986年生まれ。2019年4月に中途でさくらインターネット株式会社に入社。さくマガ立ち上げメンバー。さくマガ編集長を務める。WEBマーケティングの仕事に10年以上たずさわっている。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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