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持続化給付金をきっかけに、有意義なお金の使い方について考えた

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この前、申請していた持続化給付金(新型コロナウイルスの影響で売上が減少した事業者を支援するためのもの)100万円が振り込まれていました。

仕事が無くなったと嘆いていたフリーランスの友達も申請していて、お金に詳しくない私でもできるか不安でしたが調べてみると対象者だったようで、手続きを進めていました。

手続き自体はすごく簡単で、確定申告をちゃんとしていたので3時間くらいで申請できました。(慣れていない私で3時間なので、慣れている人がやったらもっとスムーズに申請できそうです。)

コロナのせいで仕事のほとんどが中止になって、収入も無くこれから先どうしたらいいんだろうとかなり落ち込んでいましたが、いざ手元に100万円というまとまったお金が入ると浮かれてしまうものですね。通帳に記帳された「ジゾクカキュウフキン 1000000」の文字を何度もなぞってニヤニヤしたものです。

100万円が振り込まれてから何に使おうか考えました。

YouTubeの企画で一気に使ってやろうかと一瞬よぎりましたが、倹約家の母のもと、質素でつつましく育てられた私には10万円の特別定額給付金でさえも企画の為には使えないという金銭感覚が染み付いているのです。

”事業の継続を支え、再起の糧としていただくための事業全般に広く使える給付金”

という名目でいただいた100万円なので有意義に使わなければという使命感も少しありましたが、有意義の定義は人それぞれなのでなかなか難しそうです。

カニ食べにいこう

「持続化給付金」をきっかけに、有意義なお金の使い方について考えた

せっかくだしなんか食べに行きたいと思った時に聴いていた曲がくるりの『琥珀色の街、上海蟹の朝』という曲で、<上海蟹食べたいーあなたと食べたいなぁ>というフレーズでカニに脳内を支配されてしまいました。それからすぐに友達に連絡してカンジャンケジャンを食べに行きました。

カンジャンケジャンとは新鮮な生のワタリガニを漬け込み醤油ダレに漬けて熟成させた韓国料理です。別名はご飯泥棒。

新鮮なカニじゃないとすぐに臭みがでて美味しくないらしく、都内で取り扱っているのは数店しかないそうです。

カンジャンケジャンはワタリガニだから上海蟹ではないけれど、大きな括りで見るとカニと言う事でそこらへんは大目に見て欲しいのです。

3年前くらいに前に韓国旅行で食べて以来、醤油味が濃く染み込んだぷりぷり肉厚なカニに恋焦がれていたのですが、やっとまた再会できました。

甲羅に残った味噌をちゅーちゅー吸って髄まで楽しむので絶対にデート向きではない料理ですし、どう頑張っても行儀よく食べられないので行く人を選ぶ料理です。カニなので解体に集中して無言になりがちですが、それでも許される気の置けない友達と行くのがベストです。

くるりの曲でも言っていますが、向かい合ってカニをシェアしながら食べるのが幸せで、久しぶりの友人とのご飯は今までどおりが難しくなった息苦しい日々を少し忘れさせてくれました。やっぱりカニは、はにかみながら食べるのが最高ですね。

次の仕事がひと段落したら今度はシンガポール料理のチリクラブを食べに行こうと思います。(これも上海蟹ではないみたい)

美味しいものを友達と楽しく食べることは私の中では有意義なお金の使い方の上位にランクインするのですがどうでしょうか?

フィルター越しに見る世界

フィルター越しに見る世界

今までダサいと思っていたハッシュタグでつけれらがちなこの言葉ですが、カメラを買ってから妙に気になるようになりました。

100万円が入ってから購入したモノの中で一番高価な買い物はカメラでした。私が購入したカメラはYouTube用の動画を取るための動画撮影に特化した物ですが、それなりの写真機能もついていて、最近持ち歩いてふとした瞬間にシャッターを切るようになりました。

海外旅行してもあんまり写真を撮らなかった私からするとすごい進歩です。

別にカメラの知識もないですしカメラ女子を名乗るつもりもないですが、スマホでインスタ用にと流れ作業で撮っていた1枚よりも、一旦立ち止まって撮る1枚の丁寧な写りがすごくいいなと思ってしまったのです。

あと、私が何をやっても才能があるねと褒めてくれる優しいファンの方々のおかげで調子に乗りつつ楽しいフィルター越しの世界を見ることができています。褒められてのびるタイプです。

今まで興味がなかったことにも挑戦できたのは”お金”というきっかけがあったからで、カメラは自分の中では必要経費でしたが、その中でもどん欲に価値を求めたら新たな楽しい事に出会えました。

自分の中では有意義お金の使い方part2でした。

浪費癖

浪費癖

質素でつつましくと言いつつ結構浪費もしてしまっています。家に籠りっぱなしの日々の中で昼夜が逆転して夜中にネットショッピングをひたすらにしていました。外に出られないストレスもあったのだと思います。

楽しいんですよね。画面の中のモノがワンクリックで買えるというのは。普段はネットショッピングをしていないお店もコロナ禍のなかで始めたりして、少しでも協力できればという気持ちや経済を回すぞという謎の意識が夜中は特に肥大化。

家に商品が届いた瞬間に「あれ? こんなんだったっけ?」と急に色あせたモノに見えてしまうことが結構あります。着ていく予定がないままシーズンが過ぎてしまいそうな服や、まだ箱に入れたまま眠っているガジェットもあります。

クレジットカードというのは怖いもので、月末になるといつの間にか支払いが増えていて、明細を確認してみるとどれもこれも心当たりがある購入履歴ばかりで自分が怖いという結果になります。

カードを使いすぎる恐ろしさは高校生の時に読んだ宮部みゆきさんの『火車』で学んだつもりでいたのに、あの小説の時代背景から30年以上たっていても人間の欲は変わらないのかと変に関心しながら、自分の明細を見つめる月末を送っています。

100万円が口座に振り込まれてからいつもより有意義な使い方を意識したり、はたまた浪費をしてみたりして、極端なたとえ話ですが労働の対価ではない100万円は気を抜くとあぶく銭のようにすぐに消えてしまうものに感じています。(仕事が無くて損失も出たので保障の為のお金という意識はあるのですが、どこか宝くじで当たったようなふわふわした気分もあります)

一時的にお金ができたからといって安心、幸せとはならなくて、少しずつ仕事が再開してきた時にやっと安心できました。自分の労働に価値が付く事のありがたみをあらためて実感しました。といっても収入の浮き沈みが激しい仕事ですし、今後世界がどうなっていくのかもわからないので、ぬぐい切れない不安はあります。

でも、やれることをやって、自分で稼いで美味しいものをまた食べに行けたら幸せを感じてやっていけそうな気がします。

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執筆

アンドロイドのお姉さん SAORI

モデルとして活動していたがアンドロイドパフォーマンスで注目を浴び、以来アンドロイドタレントとして活動中。 フリーランスになり、ラジオ、YouTube、勉強会での登壇などマルチに活動している。
Instagram :https://www.instagram.com/saotvos/

編集

川崎 博則

1986年生まれ。2019年4月に中途でさくらインターネット株式会社に入社。さくマガ立ち上げメンバー。さくマガ編集長を務める。WEBマーケティングの仕事に10年以上たずさわっている。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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