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【2024年夏】インターンシップを企画・運営した若手社員インタビュー

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2024年8月、さくらインターネットは、5日間にわたって2026年度卒の学生向けのインターンを実施しました。ビジネス職向けのインターンですが、ややテック寄りの内容も含んでいます。

その企画・運営を担当したのは、セールスエンジニア部の今井新太と、カスタマーリライアビリティ部の河野綾華。2022年と2023年に新卒として入社した若手社員です。

インターンに参加する学生たちと年齢の近い2人は、どのような想いでインターンを担当し、この体験から何を学んだのでしょうか。

>>2023年のインターンシップの記事はこちら

(写真左)今井 新太(いまい あらた) プロフィール

テクニカルソリューション本部 セールスエンジニア部 所属。2022年、新卒でさくらインターネットに入社し、インサイドセールスを経験後、同年9月に異動(現職)。商談対応のほか、顧客向けの勉強会、高専での授業、KidsVenture(子ども向けプログラミング教室)などでも活躍中。

(写真右)河野 綾華(かわの あやか) プロフィール

クラウド事業本部 カスタマーリライアビリティ部 サービスサポートグループ 所属。2023年、新卒でさくらインターネットに入社し、メール・電話・チャットでのお客さまサポート対応に従事。

2人ともインターン経験はなし! その理由は……

おふたりはなぜさくらインターネットに入社したのでしょう?

今井

さくらインターネットのCSR活動のひとつに「KidsVenture(キッズベンチャー)」という子ども向けプログラミング教室があります。僕が学生時代に入っていたNPO団体とKidsVentureがコラボイベントを開催したことで、さくらインターネットの存在を知りました。そのとき、社風や社員の雰囲気を見て、「働きやすそうな会社だな」と感じて志望しました。

河野

今井さんと同じく、私もKidsVentureが入社のきっかけでした。私はもともと教育系の大学に通っていて、将来は教員になるつもりでした。でも、途中で自分には教職が向いていないと思い、少し遅れて就職活動(以下、就活)を始めたんです。就活を通してさまざまな企業を知るなかで、成長性やスキルを身につけられるという観点からIT業界に絞りました。企業を調べるなかで、さくらインターネットのKidsVentureの活動を知ったんです。教育を学んでいたので、「IT企業でも教育分野の知識を活かせるかもしれない」と思い、さくらインターネットを選びました。入社後は実際に、今井さんと一緒にKidsVentureの活動に参加させてもらっています。

>>KidsVentureの記事を見る

学生時代にインターンに参加したことはありますか?

今井

ありません。僕は2年制の専門学校に通っていたので、あまりインターンの募集がなくて。また、専門学校在学中は、コロナ禍でインターン自体があまり開催されていなかったんです。

河野

私もインターンに参加したことはありません。みんながインターンに参加しているタイミングで教育実習に行っていたので。

就活事情はいかがでしたか?

今井

僕はさくらインターネット1社しか受けていません。志望度が120%だったので、熱意を持って受けたら無事に採用されました。同年代の友人のなかには、コロナ禍もあって就活に苦戦している人もいましたね。

河野

私は一般的な就活を経験しています。30~40社ほど、さまざまな業界の会社説明会に参加したうえで、IT企業に絞って10社ほど受けました。2社受かったうちの1社がさくらインターネットで、いまに至ります。

今回のインターンのメインテーマは「プリセールス」と「カスタマー」

インターンの様子

2024年度のインターンシップのテーマは、「顧客の課題をITインフラを通して解決! テクニカルセールス・サポート体験」。参加した学生たちは、さくらインターネットのテクニカルセールス職、テクニカルサポート職を体験しました。

1日目、2日目はさくらインターネットの業務やサービスに関する講義やハンズオンを受講。3日目以降はグループに分かれて「顧客からの問い合わせに対して、顧客の課題を解決する提案を考えプレゼンテーションせよ」というお題で話し合い、5日目に最終発表を実施しました。

【スケジュール】

  • 1日目:自己紹介、先輩社員による講義・ハンズオン
  • 2日目:カスタマーサポート体験、テクニカルソリューションに関する講義 など
  • 3日目:データセンター見学、グループワーク
  • 4日目:中間発表、グループワーク
  • 5日目:最終発表、フィードバック、懇親会

今回、今井さんと河野さんがインターンの担当に抜擢された理由を教えてください。

今井

さくらインターネットの新卒は、ビジネス職とエンジニア職のどちらかで入職します。僕はプリセールスで河野さんはカスタマーサポートと、どちらも「ビジネス職だけどややテック寄り」の仕事をしている部署なんです。インターンのプログラムにテック寄りの内容を盛り込んでほしい、そして学生に近い目線でコミュニケーションを取ってほしいという期待から、僕たちが選ばれたのかなと思います。とくに、僕は前年度もインターンに関わっていたので、ある程度ノウハウを持っていることも考慮されたのかもしれません。

インターンを担当するにあたって、それぞれどのような役割だったのでしょうか?

今井

今回のインターンのメインテーマは「プリセールス」と「カスタマー」の2つ。僕はプリセールスの部署なので、プリセールス側の講義資料を作成したり、仕事を体験してもらうコンテンツを考えたりしました。また、今年はプロジェクトマネージャー的な立ち位置だったので、自分だけではなく全体の進捗管理や業務推進の役割を持っていましたね。

河野

私はカスタマーサポート側のコンテンツを担当しました。さくらのレンタルサーバを実際に使ってもらう体験や、お客さまへのメール対応体験などのコンテンツを用意したんですが、難易度が適切かどうかにはかなり気を配りました。

コンテンツの内容を考えるうえで工夫したことを教えてください。

今井

技術面にどこまで触れるかというバランスを一番に考えました。テック寄りにしすぎるとそれはエンジニアのインターンになってしまうし、かといって控えめにしすぎると今回のメインテーマからズレてしまう。そこの塩梅には気を配りました。

河野

「プリセールス」と「カスタマー」の両者は独立したものではなく、繋がりがあります。それを学生さんに実感してもらうことを念頭に、コンテンツを組み立てました。はじめはメール対応などカスタマー寄りの業務を体験してもらい、そこからWeb商談に持ち込んでセールスエンジニアの業務を体験してもらう……という「流れ」を重視しています。

インターンを担当して、大変だったことや苦労したことはありますか?

今井

5日分ともなると量が多いので、講義資料の作成は大変でした。あとは、コンテンツを5日間に納めるためのボリューム調整ですね。コンテンツが多いとそのぶん講義も増えるし、うまく5日間に収めるように調整するのが難しかったです。

河野

メインのコンテンツとなる最終発表に向けて、学生さんには事前の講義で必要な情報を伝えるんですが、すべてを伝えるには時間が足りません。時間が限られているなかで何を伝えて何を伝えないのか、その取捨選択にはかなり悩みました。

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参加した学生さんからの声に嬉し泣き

当日、学生さんを前に講義をしてみてどうでしたか?

今井

人前で話すのは好きなんですけど、やっぱり緊張しましたね。僕が事前知識の説明をしていたとき、学生さんたちの表情が固くて、「内容を難しくしすぎたかも……」と不安になりました。

河野

私も話しながら不安でした。逆に、学生さんが私の話を聞きながら頷いてくれたり、講義が終わったあとにたくさん質問してくれたりすると、「興味を持ってもらえたんだな」とほっとしましたね。

インターンの雰囲気はどうでしたか?

河野

参加してくれた学生さんたちも、初日はもちろん緊張した様子でしたが、次第に打ち解けて仲良くなっていました。学生さん同士の会話を聞いていても、とても和やかな雰囲気でよかったです。

学生さんたちの反応はどのようなものでしたか?

今井

5日間のインターンが終わったあとに懇親会をしたんですが、そのときに学生さんから「プリセールスの仕事ってあまり調べても情報が出てこないので、わかりやすく学べて嬉しかったです」と言ってもらえました。それを聞いて報われた気持ちになりましたね。半泣きになりました(笑)。

河野

私は懇親会で「さくらインターネットってどういう会社ですか?」と質問されました。「やりたいという意志を表明すれば若手のうちから機会を与えてもらえるので、意欲がある人にとってはすごく成長できる会社です」と答えましたが、まさにその通りだと思います。

参加された学生さんたちの印象を教えてください。

今井

一言で言うと優秀です。みなさん、僕たちの想定を数段上回るクオリティの最終発表をしてくれました。コンテンツ内で意図的につまずく部分も用意していたんですが、みなさんつまずく前に自己解決しちゃって、完全にこっちのあてがはずれましたね。

河野

就活生時代に私がこのインターンに参加していたら、内容が高度すぎて心が折れていたかもしれません。だから今回も「途中で心が折れてインターン辞めたいと言い出す人がいたらどうしよう」と心配していましたが、そんな心配は無用でした。最終日の発表も全チーム成功していて頼もしかったです。

これから就活する人へ、伝えたい想い

インターンの企画・運営に取り組んでみて、どんなことを学びましたか?

今井

全体のハンドリングや段取りを学べました。僕はスケジュール通りにタスクを進めることや、そもそもスケジュールを立てることがすごく苦手なんです。入社1年目のときに関わったプロジェクトでは、資料作成の締め切りを忘れて、メンバーに迷惑をかけたこともありました。だから今回、インターンのプロジェクト全体の進行に挑戦して、自分なりに進捗を管理する方法やタスクを忘れないようにする工夫ができるようになったと思います。

河野

私は、第三者からの意見の大切さを学びました。おもに私と今井さんでコンテンツを考えていたんですが、やっぱり2人きりで考えていると視野が狭くなってしまうんです。完璧だと思っていたコンテンツも、いざほかのメンバーに体験してもらったらわかりにくい点が見つかったり……。ほかの人に意見を求めることで新しい発見や気づきを得られたので、これからも積極的に先輩や同僚の意見を取り入れたいと思いました。

後輩たちにとって、どんな先輩でありたいですか?

今井

気軽に接することができる先輩でありたいです。現在も後輩には「タメ口でいいよ」と言っているんですが、今後入社される方にも、気楽に接してもらえたら嬉しいです。

河野

優しい先輩になりたいです。私はITに疎い状態で入社して、知識を身につけるまで大変だったので、同じような後輩がいたら助けになりたいですね。気持ちがわかるので。

これから就活する学生さんへのメッセージをお願いします。

今井

就活では、やりたいことを明確にするのが一番大事かなと思います。やりたいことを学生のうちに見つけておくと、就職してから後悔する確率が下がると思いますね。あとは情熱が大事。仕事でどんなことが起きても、「自分がやりたいことをやり遂げる」というパッションがあれば何とかなると思っています。

河野

IT業界志望であっても、ほかの業界の説明会に参加してみたり、さまざまな業界を知っておいて損はないと思います。いろいろ見て比較検討したうえで業界や会社を選べば、後悔がないと思うので。焦って適当に受けると、その適当さは面接官にバレます(笑)。なので、熱意を持って「入りたい!」と思える会社に出会えるまで、たくさん調べてみてください。

2人が手に持っているのはインターンに参加した学生にプレゼントされたオリジナルのモバイルバッテリー

人事・採用担当者より

今回のインターンシップでは、ビジネス職とエンジニア職の架け橋となるテクニカルソリューション職とお客様対応を行っているサービスサポート職が、実際にどのような役割を担っているかを体験いただきました。
不安に感じていた学生さんも、講義やハンズオンを進めるなかで少しずつ自信をつけられ、落ち着いて最終発表の模擬商談を終えました。新たに得た知識を活かした提案されるなど、社員も感心するほどの発表をしてくれたのが印象的でした。

学生のみなさんは、就活を進めるなかで、自分は何がしたいんだろう、何に向いているんだろうと迷うこともあるでしょう。でも、さまざまな経験や、企業研究・職種研究のなかから「ここだけは譲れない」という軸を導き出していただき、チャレンジしてほしいと思います。

さくらインターネットでは、『「やりたいこと」を「できる」に変える』という企業理念のもと、知識やスキルだけでなく、コミュニケーションも大切にしながらリード&フォローができる方と一緒にお仕事ができればと思っています。
今後、会社説明会や座談会など、さくらインターネットの社風を知っていただけるコンテンツをたくさんご用意しております。募集が始まりましたら、ぜひエントリーをお願いいたします。たくさんのご応募、お待ちしております!

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執筆

吉玉サキ

エッセイも取材記事も書くライター。 北アルプスの山小屋で10年間働いていた。著書に『山小屋ガールの癒されない日々(平凡社)』『方向音痴って、なおるんですか?(交通新聞社)』がある。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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