さくらインターネットの中の人を知ってもらうため、さくマガではさまざまな社員にインタビューをしています。
今回は営業部インサイドセールス所属の天野 貴洋に、現在の業務や今後やりたいことについて聞きました。
天野 貴洋(あまの たかひろ)
CS本部 営業部 インサイドセールス所属。2016年に新卒社員としてさくらインターネットに入社。
お客さまの導入事例を紹介
ーーまず、天野さんの現在の業務について教えてください。
いまは営業部のインサイドセールス・デマンドジェンチームというところに所属しています。
デマンドジェンチームでは、リード獲得とお客さまのナーチャリング(育成)をおこなっています。
具体的にリード獲得のために取り組んでいるのは、導入事例記事の作成です。事例として紹介させていただくお客さまとの調整、インタビュ―内容の検討などをしています。
また、オンラインイベントなどを開催して新規リードの獲得もおこなっています。さらに、獲得したリードに対してはMAツールを使ってメール配信したり、お役立ち資料を拡充してコンテンツを配信したりしていますね。
オンラインイベントのアンケート結果の分析や、リードの情報をまとめるためにTableau(タブロー)も利用しています。
ーー導入事例記事を作成する際に、心がけていることはありますか。
単純に「導入事例を掲載したいので協力してください」ではなく、お客さま側にもメリットがあるような形で進めるようにしています。
たとえば、「サービスの認知度を上げる」とか、さくらインターネットの既存会員で導入事例を活用させていただくので、「そこからまた新たなビジネスが生まれる可能性がある」といったメリットをお伝えします。お客さまとさくらインターネット、両者ともにメリットがあるような形で進めることが大事です。
ーー最近はどのようなオンラインイベントを開催しましたか。
CentOSのサポートが終了することを受けて、今後はどのOSがいいのか、最新動向をお話しするイベントを開催しました。サイバートラスト社との共催です。ありがたいことに、300人近くのお客さまにお集まりいただけました。
おもな集客はメール配信ですが、TwitterやFacebookなどのSNSを使って告知したり、Doorkeeper、Connpassなどの媒体も利用しています。
新卒入社してからこれまで
ーー天野さんは2016年に新卒で入社していますね。これまでどのような業務をおこなってきたのでしょうか。
入社後半年ぐらい、大阪本社でカスタマーサポートの研修を受けたり、人事部のマナー研修を受けたりしました。
研修中はさまざまなことを学ぶので大変でしたが、和気あいあいとした雰囲気で楽しかったです。みんな親切で、相談したらすぐ答えてくれますし、いい意味で年齢とか関係なく話しやすかったです。
研修期間が終わったあと、営業部のフィールドセールスに本配属となり、対面での営業を1、2年経験しました。その後は現在のインサイドセールスです。
学生のころからPCが好きで、ITに興味があったことと、ブログも高校生ぐらいから書いていて、さくらのレンタルサーバを使っていたこともあって、さくらインターネットに興味を持ちました。
営業職を希望したのは、人の話を聞いたり人と話したりするのは好きなのですが、営業と聞くと少し苦手意識がありました。でも、逆に挑戦してみたいなと思ったからです。
ーー大学ではなにを学んでいましたか。
高校が商業高校だったので、そのころから経営について学んでいて、大学も経済学部経営学科でした。経営やマーケティングに関する授業を受けていましたね。
祖父が会社を経営しているので、小さいころから会社経営を見ていて、面白そうだなと思う反面、製造業なので畑違いな感じはしています。
ただ、簿記や経営など、数字に関することは「知っておいたほうがいいな」と子どものころから感じていて、いつか知識として活かせるように学んでおこう、という想いはありました。
起業する予定はいまのところないですが、チャンスがあればやってみたいとは思います。
ーー新卒で就職活動をしている方にアドバイスするとしたらどういったことでしょうか。
いろいろな業界がありますが、業界をもし絞るとしても、その中で会社比較をしっかりしたほうがいいと思います。
私はIT業界に絞りましたが、ITだけでもソフトウェア、ハードウェアなどいろいろな分野があります。「IT業界目指します」といっても、IT業界のこの分野ならこの会社とこの会社、などと比較して、わからないことがあれば、説明会などに参加して質問すると良いと思います。
ーー転職を考えたことはありますか。
同年代の友人の中には、転職を考えていたり、すでに転職している人もいます。
でも、僕自身はさくらインターネットの環境が合っていると思うので、現時点で転職は考えていないですね。
ただ、さくらインターネットしか知らないのは、「逆に怖いな」という感覚もあります。ほかの企業も見てみたいなと思うこともありますが、現時点ではいまの業務が面白いと感じているので、続けていくつもりです。
リモートでうまく連携できている
ーー上司やチームメンバーとはどのようにコミュニケーションをとっていますか。
週1でチームミーティングがあり、進捗状況の共有をしています。直属の上司にはそこでも相談できますが、なにか困りごとがあれば都度Slack(チャットツール)で連絡して、Slackで難しい場合はZoomをつないでいます。リモートでうまく連携できていると思います。
ーーリモートワーク前提となったことで、天野さんが感じるメリット・デメリットについて教えてください。
直接話す機会が減って、ちょっとした雑談ができなくなったのはデメリットですが、無駄な移動時間やコミュニケーションが減って業務が効率化した点においてはメリットだと思います。
オフラインだったら、SlackやZoomを使うまでもなく「少し確認させてください」と話しかけることができたり、雑談などを通して直接聞くことができました。
それは良かったかなと思いますが、逆にオンラインになってからはそういったことが減るので、きちんとした業務連絡があったうえで相談する形になり、ちょっとした相談はしづらくなってしまったかもしれません。ただ、突発的な会話がなくなって効率化されたのかな、とも感じます。
基本的にSlackやZoomで困りごとは解決しています。ただ、机を並べて仕事をしていたときは、ちょっとした報告として軽く一言伝えることができました。いまは、どのくらいのレベルで報告をするべきか悩むことはあります。
コロナ禍の前は、同期と飲み会などもしていましたけど、いまはSlackベースで連絡をとるぐらいです。営業部内の同期とは、業務の話から少し雑談することはありますが、エンジニアの同期とのコミュニケーションは減りましたね。
ーー通勤しなくていいことで感じるメリットはありますか。
自宅で仕事ができることで良かったなと思うのは、通勤時間が減って個人的な時間が増えたことですね。時間ができたので、ブログを書いたり、副業も少しやっています。
あとは、PCまわりの環境を自分の好きなもので揃えられることですね。
敢えてデメリットを言うとしたら、最近、近くで工事をしていて、ちょっとうるさくて困ったぐらいですね(笑)。
お客さまに適切な情報を届ける
ーーさくマガのコンセプトは「やりたいことをできるに変える」ですが、天野さんがやりたいことと、そのために取り組んでいることについて教えてください。
会社とお客さま、両者にとってメリットがある形で価値提供をしたいと思っています。
そのために、適切なコンテンツを作って、適切なタイミングでお客さまに情報を届けることです。やみくもにメールを配信するのではなく、お客さまが本当に欲しいと思っているコンテンツ・情報を伝えて、お客さまのお役に立てるようにしてきたいです。
コンテンツは作れてきているので、「この情報を持っている人にはこのメールを配信したら効果が高いのではないか」など、数値の分析も進めたいです。MAツールを使って学びつつ、試行錯誤しています。
ーー天野さん、ありがとうございました!