≫ フルリモート勤務も可能!「やりたいことをできるに変える」職場で働きませんか?
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、3月から原則在宅勤務となり、自宅で仕事をする人が増えています。緊急事態宣言が全国的に解除されてからも、さくらインターネットでは継続してリモート前提の働き方を続けていくことになりました。
人によって様々な在宅勤務環境があると思いますが、今回はひとりで暮らしている人がひとりぼっちの状況でも生産性を上げていく方法について考えました。
ひとりぼっちな人の数は増えていく
みずほ情報総研の調べによると、2025年にひとり暮らしをする単身世帯は1996万世帯、6人に1人強がひとり暮らしになると予測されています。いまから老後が不安です。
(参照:みずほ情報総研 2025年:単身世帯が1996万世帯 加速する「ソロ社会」化)
これまではオフィスに行けば一緒に働く人が居たので、ひとりで仕事をする機会はあまりありませんでした。しかし、これからは在宅勤務が増え、ひとりぼっちで黙々と仕事をすることが増えると思います。
ひとりぼっちに市場が追いついてきた
「ひとりぼっち」
なんとなく寂しいネガティブなイメージがあります。以前に『ひとりぼっちのハブラシ』という曲がありましたが、歌詞がとても悲しい曲でした。
ひとりぼっちだとできないことも多いです。その最たるものが「ひとりカラオケ」と「ひとり焼肉」です。カラオケも焼肉も大勢で行くイメージが植え付けられてしまっています。
ただ、そんなイメージも古いのかもしれません。ひとりぼっちをターゲットにしたカラオケ店、焼肉店が誕生しているのをご存じでしょうか。
株式会社コシダカが運営している「ワンカラ」は、ひとりカラオケ専門店として6店舗が運営されています。
ひとりカラオケ専門店ができる前は、集団のリア充達がざわざわしている受付で様子をうかがいながら気まずく手続きをし、クスクス笑われてカラオケルームに入る必要がありましたが、令和の現代ではそんな辛い思いをしなくて済みます。大声で好きな歌を誰にも邪魔されずに歌えるのはストレス発散にとても効果があります。
飲食業界にも革命的なひとり焼肉店が誕生しました。ひとりぼっちで焼肉店に入るのはかなりハードルが高かったのですが、株式会社ダイニングイノベーションが運営している「焼肉ライク」の誕生により、ひとりでも気軽に焼肉を食べられるようになりました。
会社の近くに店舗があるので、私もひとりぼっちで食べに行くことがあるのですが、いつも混んでいて人気の高さがうかがえます。更に近くには「ひとりしゃぶしゃぶ」のお店も誕生しました。
このように、ひとりぼっちをターゲットにした市場が生まれているのです。
ひとり在宅勤務でストレスが溜まったら、ひとりカラオケで大声を出し、ひとり焼肉で美味しいものを食べてストレス発散をしてみてはいかがでしょう。ストレスを発散することで生産性もアップするはずです。
ひとりぼっちを感じさせないツール
ひとりぼっちで在宅勤務をしていても、会社の仲間と繋がることはできます。さくらインターネットでは、オンラインビデオ会議ツール「Zoom」やチャットツールの「Slack」を使ってコミュニケーションをとっています。
IT技術の発達により、ひとりぼっちでも気軽に色々な人と交流することができるのです。もはや、ひとりぼっちでも、ひとりぼっちではないともいえます。
ただ、用事が無いのに相手とビデオ会議やチャットをするのは気が引けるという方も居るでしょう。
そんな方におすすめしたいツールが「ラジオ」です。私も在宅勤務の期間中、ラジオには大変お世話になりました。ひとりで無音の環境のなか、黙々と仕事をしているとなんとなく気分が落ち込んでしまいます。
そんなときにラジオから流れてくる声や音楽にホッとしたのです。 ラジオ本体がなくてもインターネットさえ繋がっていれば、「radiko」を使ってパソコン・スマホから日本全国のラジオを聴くことができるので、非常に便利です。
その他、YouTubeの雑談配信や「Amazon Audible」にもお世話になりました。誰かが話している声や音を聞くだけで、なんとなく安心できるのです。
ひとりぼっちの生産性を向上させるためには”音”が重要だと実体験から学びました。
ひとりぼっちの在宅勤務によってストレスが減る?
新型コロナウイルスの影響で、多くの方が半ば強制的に在宅勤務を強いられる状況が続きました。ひとりぼっちで在宅勤務を余儀なくされた方も多くいるでしょう。 在宅勤務で2カ月以上、会社の人と会わなかった方も多いはずです。会社のみんなに会えなくなって寂しいという声もあれば、嫌な上司や同僚の顔を見ることがなくなり、ストレスが減ったという声もあります。
日経ビジネスの記事(4月に自殺者が減ったのは「テレワークで人に会わないから」は本当か)で、精神科医の方の話で次のようなコメントが載っていました。
「在宅勤務で周囲の目を気にする必要がなくなった」
「テレワークはストレスの緩和に役立っている」
日本で200万部以上のベストセラーを記録している『嫌われる勇気』に下記のような言葉があります。
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」。これはアドラー心理学の根底に流れる概念です。もし、この世界から対人関係がなくなってしまえば、それこそ宇宙のなかにただひとりで、他者がいなくなってしまえば、あらゆる悩みも消え去ってしまうでしょう。
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩み」
もちろん、ひとりぼっちだからといって、対人関係を消してしまうことなどできませんし、人との関わりは必要です。ただ、人によってはひとりぼっちのほうが生きやすいのかもしれません。
人間関係に疲れたら、あえて”ひとりぼっち”になるのもひとつの手段だといえます。
ひとりぼっちを極めた人に学ぶ
さくマガで現在も連載をしてくれている方で「地主恵亮」さんが居ます。
地主さんは2012年くらいから空想の女性とのデート写真を自分で撮影して、SNSに公開していました。それがきっかけで書籍も販売され、テレビや新聞でも取り上げられています。
そんな地主さんはまさに「ひとりぼっちマスター」といえます。 地主さんの著書『ひとりぼっちを全力で楽しむ -リア充に負けない22の人生戦略』のなかに、めちゃくちゃ良い名言があるので紹介します。
心に影を落とすことはきっと誰にでもある。その状況をどれだけポジティブにできるか、が大切だ。別に毎日ポジティブでいる必要はないし、明るく振る舞う必要もない。心のどこかで「次は何しよっかな?」と考えられていれば、だいたいは毎日が楽しくなる。別にひとりぼっちである必要はないけれど、ひとりぼっちだと、次に何しようかを自分で考えるし、実際にそれを行動に移すのもひとりだし、自然と積極性が生まれる。そうなると楽しくなるのだ。自分の考えたことが実現していくから。
まさに最強のひとりぼっち。ぜひ、この地主さんの素敵な本を手に取って読んでほしいのですが、この文章にたどり着くまでに本の中で、くだらなくて意味が分からないこと(褒め言葉)をたくさんしています。くだらないことも自分で考え、自分で実行するから楽しむことができるのではないでしょうか。
地主さんは仕事のスピードが早く、スケジュールをしっかりと守ってくれるので編集部内での信頼が厚いです。まさに、ひとりぼっちだからこその生産性の高さを実証してくれています。 ひとりぼっちをネガティブにとらえず、ポジティブにとらえ、自分自身で選択・実行することによって生産性は上げられると思います。ひとりぼっちを楽しみましょう!
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