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べるくら企画を運営する、ゲーム実況者・柏木べるくらさんの続けるコツとは?

「4年間、同じゲームをやり続ける」ゲーム実況者・柏木べるくらさんの続けるコツとは?

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柏木べるくらさん

ゲーム実況者として、YouTubeを中心に活動。2009年からYouTubeチャンネル「べるくら企画」を運営。2020年9月、世界で50人しかいない、『Dead by Daylight』の公認パートナーであるフォグ・ウィスパラーに選ばれた。 動画、イラスト制作や会社経営、クリエイターコンサルなど幅広く活動中。趣味の映画は年間300本以上視聴。

X:@ve1cra

各業界の著名人にインタビューをして仕事のヒントを得ようという、この企画。今回はYouTubeのチャンネル登録者数58万人超、その落ち着いた世界観で人気を博しているゲーム実況者の柏木べるくらさんにお話をうかがいました。動画投稿を始めたきっかけや、長く続けるコツ、そしてべるくらさんが今後やりたいこととは?

べるくらさんは76歳のおじいちゃんキャラ

ーー本日はよろしくお願いいたします。べるくらさんは、76歳のおじいちゃんという設定で、実年齢は非公開、仮面をかぶって基本的に顔出しもされていません。非常にミステリアスな存在です。なぜ、おじいちゃん設定にされたのでしょうか?

 私自身、おじいちゃん子だったので、おじいちゃんの影響が大きかったですね。私のおじいちゃんは、家紋を描く職人肌な人です。竹から削り出してペンを作ったり、クリエイティブな部分もありました。その影響もあって、いろんなゲームで作るキャラクターをおじいちゃんにすることが多くて、IDも「gsan〇〇」みたいにすることも多かった。それで、そのままおじいちゃんキャラが定着しました。

仮面もそうですね、おじいちゃんぽくなっちゃいますね。

 そういえば、(さくマガの)以前のインタビューを見させていただいたんですが、ゴー☆ジャスさんが出てて「あれっ?」て。しかも私の名前も出していただいて。 ゴー☆ジャスさんと並ぶと、私は仮面で、ゴー☆ジャスさんは白塗りで、不思議な絵面になりますね(笑)。

経営者としての一面も持つべるくらさん

ーーべるくらさんは現在、ゲーム実況者としてYouTubeで活動されているほか、イラスト制作や会社経営をされていらっしゃるとのことですが、現在のお仕事状況について教えてください。

 YouTube以外の仕事ってほとんど話したことがなくって、そこも年齢と一緒でミステリアスな印象を与えているのかなと思います。

もともとはイラストを描いたりする仕事をしていたので、それをゲーム実況とミックスして、またイラストの仕事とかを大きくしたい、会社を立ち上げてやっていきたいなっていうのがあって。それは一応、今後のビジョンとしてはあるんですが、現在進行形でYouTube以外の仕事を大々的に「こういうのやってます」みたいなのを言える段階ではないですね。

 ただ、イラスト制作に近いお仕事ををちょいちょいやっています。デザインしたり、グッズを作ったり。あとは、クリエイターのプロデュースもやってますね。

仲間とシェアするために動画を投稿したのが始まり

べるくらさんが動画投稿するきっかけは?

ーー2009年からゲーム実況動画を投稿されていますが、はじめたきっかけはなんだったのでしょうか?

 当時、ニコニコ動画が全盛期だったこともあり、ゲーム実況もニコニコしかなかったんですよね。YouTubeでゲーム実況をすること自体がナンセンスというか、ほとんどいなくて。動画を上げても、「なんでニコニコじゃないんだ」みたいな、そういう風潮があったんです。 そんな中で私の最初のとっかかりとしては、ゲーム実況というよりも仲間とシェアするためのプレイ動画でした。

 当時はまだeスポーツがそれほど本格的じゃなかったんですけど、チームを作って結構ガチでFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)を頑張ってたんですよね。そこで、どうやってプレイングの向上をしていくかとなったときに、お互い「ここをこうしたほうがいいんじゃない?」って口でディスカッションするのが非常にまどろっこしくて。

だったら自分のプレイを動画に収めて仲間とシェアして、お互いの欠点とか利点とかを把握して、チームとしての実力を上げていこうじゃないかと。

 当時、ニコニコはビットレート制限が激しく、投稿する人にも特殊な技術が必要で、割とハードルがあったんです。それで、画質の制限がほぼなかったYouTubeに高画質のゲームを上げる選択をしたんですよね。

そこから、よりわかりやすくするために、声を載せたらいいんじゃないかとか、そうなり始めると今度はゲーム実況の体(てい)をなしてきて、いわゆる今でもあるようなゲーム実況っぽい感じになっていきました。

べるくらさんが4年間、同じゲームをやり続けて感じたこと

ーーべるくらさんといえば、非対称型対戦ゲーム『Dead by Daylight』(デッドバイデイライト)の実況者として有名ですが、リリースした当初から4年間同じゲームをプレイし、動画を上げ続けているのは凄いことだと思います。

 仕事でもそうだと思うんですけど、同じことをずっとやり続けるのはやっぱり難しくて、YouTubeでも投稿し続けること自体が難しいっていう人はたくさんいます。私は同じことの繰り返しが得意なほうで、ハマったものをずっとコツコツやり続けるところがあるので、こういう4年も続けられるようなゲームがあって、すごく喜ばしいことです。

4年ずっとやっているんですけど、こんなに大々的にこのゲームが人気になるとは思ってなかったので、最近は意外だなと思いながらプレイしています。

ーーゲーム実況をされていて難しいと思う点について教えてください。

 ゲーム実況ってレスポンスが大事なんですよ。ゲームに対してどう反応するか? みたいなところがあるので、反応に困るようなゲームは自分の中では難しいですね。例えば、オープンワールドのようなゲーム。広大なマップがあって、「さあ自由に遊んでください」といったゲームは、すごく間延びします。

 移動の距離だったり、敵との戦闘だったり、自分でハプニングを起こさないと、永遠とだらーっとし続ける。ユーザーにとって本来の楽しみ方ではあるんですけど、それをゲーム実況で50分も1時間も動画にするわけにいかないんで、そういう系のジャンルは難しいですね。

 『Dead by Daylight』ってだいたい平均12、3分で終わるんで、非常にちょうどいいんですよ。その中に、助けたり助けられたり、っていうドラマが全部入るんで。それがオープンワールドになるとすごい尺になってしまうんで、編集が難しくなるっていうのはありますね。

おじいさんがおじさんを癒していく社会

べるくらさんに聞くゲーム実況の魅力

ーーべるくらさんにとって、ゲーム実況の魅力はなんでしょうか?

 友達と一緒にゲームをやっていて、同じようなとこで馬鹿笑いしたり、あそこ面白かったよね、みたいなのをシェアするじゃないですか。

でも、その瞬間って友達とかそういう仲の良い人との一瞬のシェアでしかないから、思い出そうとしても、あれ良かったよねって言葉で言うことしかできなくって、なんかもったいないなってずっと思ってたんですよ。

 ゲーム実況ってそれが映像とともに残るんで、自分で見返してもくすりと笑えるし、映像にすることで、その思い出の瞬間を切り取れる。そのために、そのゲームの中で面白いことをしようとか、友達を笑かしてやろうみたいな、そういう感覚でゲーム実況するのが好きなんです。

ーーべるくらさんの動画は、コメント欄も平和で、あまり荒れることがない印象です。

 ゲーム実況者さんの中でもガンっととんがって、再生数が上がる人もいます。いろんな形の個性があるんで全然いいと思うんですけど、私の場合、割と平均化したものを狙ってやっています。誰でも見られる、みたいな感じを目指していて、それが没個性にならないようにどうするかを考えながらやっている部分はあります。

べるくらさん「おじいさんがおじさんを癒す」

ーーそういったスタンスが視聴者の方に受け入れられているように思います。ちなみにべるくらさんのファンの年齢層はおいくつぐらいなんですか?

 年齢層は25、6歳とかが平均なんですけど、上は30歳以上の人もいっぱいいます。イベントを開催したときに来てくれる方々でも、家庭を持ってる人とかお父さんだったりお母さんだったり。実質見ている人の平均年齢は25、6歳だったとしても、コアに推してくれてる人たちは、もう少し年齢層が高いのかなっていう印象です。

 プライベートでも「見てるよ」って言われることがあるんですが、その方たちの年齢層は高いですね。落ち着いた感じでゲーム実況をやってるから、という理由で、何かの作業をしながら流したりするのに最適と言われることも多いです。

 知り合いで漫画家の方も多いんですけど、以前はみんなだいたいラジオを流していたそうなんです。それに取って代わって、今はYouTubeのゲーム実況を流している。

忙しいということもあって、自分でゲームをやる時間がないわけじゃないですか。でも、そのゲームには興味があるんで、作業中になんとなく流していて違和感がないゲーム実況者がいい、ってなったときに、割と選んでくれることが多いみたいですね。

ーー確かに私(41歳・男性)も仕事で疲れて家に帰った時に、べるくらさんの実況動画を見てとても癒されています!

 癒やしを与えられてよかったですよ(笑)。私が女性だったら、男性に癒しを与えているっていうのはわかるんですけど、76歳設定のおじいさんが、40代男性の方に癒しを与えているって不思議だなと思って。

これどういう需要が回ってるのかっていつも不思議で、おじいさんがおじさんを癒していく社会になっているのか…と思ったりもします(笑)。

画面の前にいる視聴者に語りかける

画面の前にいる視聴者に語りかける、べるくらさん

ーーオープニングが斬新であったり、ゲームプレイ中に映画紹介をするなど、ユニークな動画が多いですが、どういったことを意識して動画を作成されているのでしょうか?

 結局、聞く相手がいるのが大前提なんで、そこだけはぶれないようにとは考えてます。それを忘れてしまうと、どうしても単に家で独り言をしてる雰囲気が出ちゃうんで。

なので、できるだけ語りかけるというか、こういう面白いゲームがあるよねとか、映画の話もそうですけど、誰かがいて、それに対して話すことを意識してます。

 あと、そのゲームの魅力を最大限に出したいので、ゲームの中で起こるドラマをできるだけ短い時間に収めることを意識しています。これはもうプレイングなんで、自分が頑張らないといけない部分ですね。

ーーある程度、動画のコンセプトを決めてからプレイされていると思うのですが、狙った動画が撮れなくてやり直すことも多かったりするのでしょうか?

 やり直しは結構多くて、自分の求めてる基準値に達しなかったらボツにします。オープンワールドもそうなんですけど、それがストーリーもののゲーム実況になると、やり直しが非常に大変なんで、すごく難しいと思っています。『Dead by Daylight』のような対戦系のゲームは、ストーリーではなくてプレイングなので動画にしやすいですね。

『Dead by Daylight』の認知度が上がったきっかけ 

ーーやり直しする際は、プレイ中に再度同じ内容の話をされるんですか?

 つらくなってくるので、微妙に変えたりはしますね。失敗してその次の動画でまた同じ話をすると、また失敗したときにどんどん萎えていくので、違う話にシフトしています。結局、プレイングがうまくいったときの、そのままの喋りを生かすみたいなことになっていますね。

 あとは、話すことをリストアップします。そうしないと、どこで喋ったのか喋ってないのか、ボツにしたのか、よくわからなくなってくるんで。その辺は大変で、難しい部分の一つですかね。

映画の話もそうなんですが、実際に喋ることはできても、その試合がうまくいかなければ喋ったことがあまり活かされない。大前提として、試合がうまくいったとか、その動画がうまくいったっていうのが条件になるので。

ーー映画紹介をしながらゲームをプレイするスタイルは、どういったきっかけで始められたのでしょうか?

 初期は映画の話をしていなかったんですよ。実は『Dead by Daylight』って最初はそんなに人気がなくて、認知度が上がったのがホラー映画とのコラボレーションだったんですね。 『ハロウィン』っていうスプラッター映画があるんですけど、それが『Dead by Daylight』とコラボレーションして、マイケル・マイヤーズ(ゲーム上ではシェイプ)が殺人鬼として登場したわけです。

 そういった背景を説明するときに、映画の話をしないといけないので、動画の中でお話したんです。もともと映画好きということもあり、しかもゲームのコンセプトとホラー映画ってばっちり合ってたので「今回のコラボレーション、本当にすごかったな」という正直な感想で、映画のことをベラベラ喋ったんですよ。そしたら、それが好評で。

『Dead by Daylight』が今後、他のホラー映画とコラボレーションするかもしれないということもあり、いろんなホラー映画を知ってもらういい機会だと思って、それからホラー映画を紹介し始めたっていうのはありますね。

べるくらさんも驚く「ゲームのワードがトレンド入り」

ーーこの10年でゲーム実況を取り巻く環境もずいぶん変わってきたかと思いますが、べるくらさんはどういった変化を感じていますか?

 ゲーム実況者にだんだん人権が得られていると感じますね。10年前は、本当にコソコソして趣味としてやるものみたいな、あまり大々的に友達にも言えないし、ましてや職場とかでも言えなかった。

 ゲーム実況をやってると言うと、なんかこうちょっと後ろめたさがあるカルチャーだったんです。それが有名な人とかインフルエンサーとか芸能人、タレントの人がやるようになってきてから、すごく認知されてきました。

「YouTuber」という言葉が出てきた段階で、大分柔らかい雰囲気にはなってきたんですけど、最近は特にやりやすいカルチャーになったな、っていうのをふつふつと感じます。

ーー最近もTwitterで「バベチリ」(『Dead by Daylight』に登場する能力の一つ)がトレンド入りしていました。

 そうなんですよね。Twitterのトレンドにたびたびそのゲームのワードが出るっていうこと自体がもう、10年前では信じられないことですよね。「バベチリ」とか「ナース弱体化」とか、普通の人は「何これ?」みたいになるようなものがトレンド入りしていることで、すごくゲームの認知度が上がったなと感じます。

ゲームに疲れたら別のゲームをする

べるくらさん「ゲームに疲れたら別のゲームをする」

ーー動画を毎日投稿されていますが、続けるコツなどあれば教えてください。

 先ほどもお話したとおり、結構コツコツやるのが好きなタイプで、1回ハマったものをずっとやり続ける癖があるんですよね。

単にゲーム自体にハマっていたとしたら、そのゲームに飽きてしまうと終わってしまうんですけど、私の場合、アップロードするということ自体に楽しみを見いだしています。それで視聴者さんの反応を得て、またアップロードしていく。見てくれている人がいるんだなって意識があるのと、そこに喜びを感じているんで、続けられているのかなと思います。

ーー動画を毎日投稿されていてお休みがほとんどないように思うのですが、どのようにお仕事とプライベートのバランスをとられているのでしょうか?

 私の中でここから休み、みたいなのってないんですね。前の仕事のときもそうだったんですが、基本的にクリエイティブな仕事って本人は休んでいると思っていても、頭の中では何か次の企画とかネタとかを考えたりしていて。

脳が休んでいない状態というわけではないですけど、そういうときの遊びってふわついていて何もストレス解消にならない。私もそのタイプで、「ここから休み、ここから仕事」というのは決まっていなくて、ずっと何か作業している感覚でいます。

 「休みをとったら?」と言われても、作業してるのがストレス解消になりもします。仕事で自分の描きたくないものがストレスになることは多々あると思うんですけど、ストレス解消のために何も決まってないものをただただ描き続けると、同じ作業でもそれは休んでるといえば休んでるんですよ。

ゲームでもその考えに近くて、ゲームに疲れたから別のゲームをやろう、みたいなことはあります(笑)。

べるくらさん「数字を気にしすぎると長続きしない」

ーーYouTubeと他のお仕事を両立するコツなどあれば教えてください。

 やっぱりモチベーションですかね。自分の中でどこからモチベーションがきているのか、ということを、自分できちんと認知できてるのかが重要です。自分がなんでやる気が出てるんだろうとか、なんでこれが楽しいんだろう、ということを自己分析できてないと、やっぱり続かないですね。

 どの仕事でもいろんなやり方やプロセスはあると思うんですけど、私の場合は、考えてるものを形にした瞬間が楽しい。どんな仕事であっても根っこの部分で一緒なわけですよ。それが私のモチベーションなので、そこを大事に他の仕事もする。自分が考えたものが形になって、人の目に触れて反応がもらえる。そこだけはぶらさずに、いろんな仕事をやっていく。それが自分の中で続くコツみたいなとこはありますね。

ーーモチベーションというところでいうと、再生回数を気にされることはありますか?

 もう10年もやってるんで、正直なところ言うほど気にしてないんですよ。私のチャンネル自体が別にそこまで突き抜けて再生が上がるタイプじゃないんです。そして、もっと上がってる若手の人とかどんどん出てくるわけですよ。何十万何百万再生をコンスタントに出す人たちが。

だから、そもそもそこで勝負すること自体が苦しいって言うか、ずっと他人と比べて勝負をしなきゃいけなくなるんで、かなりのストレスになると思います。そこで勝負する人は、結構短命というか長続きしないんですね。だから他に楽しみ方を見つけなきゃいけない。

 さっき私が言ったように、自分の考えたことをちゃんと映像にできているのかとか、それが伝わったのかとか、そういう別のプロセスで勝負していく。再生数、グッドボタン、コメントの数、SNSのフォロワーの数とか、そういうのを気にしだすともう天井知らずなんで、そこは切り捨ててます。そこをモチベーションとして依存してしまうと続かなくなる。

 自分が気にしなくても、視聴者さんとかリスナーさんがそういう気にするようなことを言ってくることって多々あると思うんですよね。「何々さんはこれぐらい再生数取ってる、でもあなたはこれぐらい」と、比べる基準があまりにも数字ってはっきりし過ぎてるんで、なおさら自分自身気にしないようにしています。

誠実にクリエイティブなことをやりたい人のお手本に

ーーべるくらさんはSNSのフォロワーが多いですが、SNSの運用で気を付けていることがあれば教えてください。

 SNSをやるときに、なるべくゲーム実況とかクリエイティブなことをやったときの「柏木べるくらのイメージ」を崩さないような使い方をしてます。

私が急に政治的なことをベラベラ話しだすと、「えっ、べるくらさんって…」とか、「Dead by Dayliteであんなに人を救っていたのに…」みたいにびっくりされますよね(笑)。

 政治的な発言をすること自体が良い悪いって話じゃなくて、自分のイメージと合っているかどうかが結構重要で、自分のイメージに合っていれば何を発言しても別にいいと思ってるんです。

私はSNSもYouTubeの一環としてやっていて、パーソナルな部分をつぶやく用に使ってるわけじゃなくて、YouTubeと連動して「柏木べるくらっていうのは、こういう人物ですよ」っていう形成のお手伝いみたいな感じで使ってますね。

ーーSNSで炎上される方もいらっしゃいますが、べるくらさんは炎上されることはありますか?

 炎上経験はないですね。そのゲーム内で何かを言った言わない、みたいなちょっとしたものはあるんですけど、この10年で世間をお騒がせする感じで炎上したことは一度もないです。そこが没個性になったり、個性になったりするのはもちろんあると思うんですけど、私は割とおとなしくSNSを使っています。

 もっと目立ちたい人は別のお手本の人がいると思うんですけど、私としては今からYouTubeを始める人とかで、きちんと誠実にクリエイティブなことをやりたい人のお手本になれればいいなと思ってやっています。

柏木べるくらさんの「やりたいこと」

ーーメディアのコンセプトが「やりたいことをできるに変える」なのですが、べるくらさんが今後やりたいと思っていることを教えてください。

やりたいことは、クリエイターの方をサポートしたいです。どの媒体でもいいんですけど、イラストでも漫画を描く仕事でも、ゲームの仕事とか、何かを発信したいとか、YouTuberだったりとか。クリエイターコンサル的なものを、もう少し大きくしていきたいなと考えています。

 実は、以前もYouTuberの方を2人育てていて、その人たちは今ではYouTubeだけでご飯を食べていけているようになっています。それについては特に公表していなくて、自分の中での満足感だけなんですよ。自分のやってることを言語化して相手に伝えて、それがきちんとうまく回ったときの楽しさってすごくあって。そういうのをやっぱりもう少し活かしたいなっていうのがあるんですね。

 相手のやる気を引き出したりとか、そういうのも好きなんで、なるべくそういう形のサポートをできるような、もうちょっと裏方に回ったものを仕事にできたらな、ということをいろいろ考えてはいますね。あとは、やっぱりゲームが好きなんで、ゲーミングシェアオフィスとかのオーナーになって、ゲーマーを育てたい、サポートしたいということも考えてます。

柏木べるくらさんの「やりたいこと」
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執筆

天内 雅晴

さくらインターネットでWebマーケティングを担当。プロダクト企画担当を経て、現職。現在、パラレルキャリアとして、広告運用代行の業務をおこなっている。

編集

川崎 博則

1986年生まれ。2019年4月に中途でさくらインターネット株式会社に入社。さくマガ立ち上げメンバー。さくマガ編集長を務める。WEBマーケティングの仕事に10年以上たずさわっている。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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