こんにちは。さくマガ編集部です。今回はクオリティオブライフ(QOL:Quality of Life)についての記事をお届けします。 クオリティオブライフという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、生活の質の向上を考えたときに重要になるキーワードです。医療、福祉分野でよく使われる言葉ですが、働き方やプライベートにもクオリティオブライフは深い関係があります。
本記事では仕事をするうえで、働く世代がどのようにクオリティオブライフを向上させるのかを解説していきます。
クオリティオブライフ(QOL)とは?
「クオリティオブライフ」(以下、QOL)とは物理的な豊かさだけでなく、精神的にも豊かさがあって、個人が充実した生活を送ることができているかを重視する概念です。QOLは日常生活において、それぞれが自分らしい人生を生きているか、幸せな働き方ができているか、ということを考える際の尺度として使われます。
高度経済成長期以前はどのようにして衣食住を確保するか、という観点が人生を生きるうえで最も大切なことでした。もちろん現代でも衣食住の確保は重要ですが、一般的に仕事をすることができ、収入を得ることができれば衣食住の確保は比較的容易に実現できます。
しかし、衣食住を確保さえすればそれで幸せかというと、そうとはいえません。人間関係がうまく構築できなかったり、仕事にやりがいを感じられなかったり、日常生活で精神的な悩みを持つ人はたくさんいます。
QOLは物理的な満足感と精神的な満足感をあわせ持つ概念です。なにも楽しいことがない、ぼーっとしている時間が長い、生活に張り合いがない人などはQOLを向上させる方法を考えていきましょう。
QOLと仕事の関係性
QOLを向上させるうえで検討したいのは、自分の働き方についてです。仕事の内容によってQOLの質は大きく左右されます。少子化の影響を受けた労働人口の減少によって、かつては長時間労働が当たり前という風潮がでした。
現代は国が主導している「働き方改革」によって、労働時間の見直しや、労働生産性の改善などが徐々に浸透してきています。仕事に対し、金銭的な満足感以上に精神的な豊かさを求める人が増えてきている状況といえるでしょう。
働き方改革とは? 実現するために、労働者と企業のメリットを考える
QOLを向上させるための働き方のひとつとして、「自由に働く」ことがポイントになります。働くといえば、会社に通勤するのが一般的でしたが、IT技術を活用して自宅で働くことを容認している会社も徐々に増えてきています。
テレワークにより在宅勤務が実現できれば、自分の空き時間に効率よく仕事ができますし、通勤時間を別のなにかに割り当てることが可能になるでしょう。自由な時間が増えれば増えるほど、精神的なゆとりができ、QOLは向上していきます。
テレワークとは? さくらインターネットでは「制度」と「性善説」により導入を実現
QOL向上のための自由な働き方として「パラレルキャリア」という考え方があります。パラレルキャリアとは、本業とは別に「もうひとつのキャリア」を構築することを意味します。仕事だけに限らず、ボランティア活動なども含まれます。
パラレルキャリアとは? パラレルキャリアのメリットや実践での注意点を解説
一昔前までは、勤めている会社以外で働いたり、ボランティア活動をしたりすることはハードルが高いと感じる人も多かったでしょう。しかし、今では副業を認めている会社も増えてきました。
QOLを向上させるためにも、こうした副業OKの会社で働くというのも選択肢に入れてはいかがでしょうか。さくらインターネットでも副業は認められており、会社の制度として副業を後押ししています。
会社員だからといって、自分がやりたくないことをいつも強制されたり、プライベートな時間がなくなるほど残業をさせられたりするのは、QOLが大切な現代に合っていない働き方といえます。
そういった働き方に不満があるのであれば、やりたいことができる、自由に働けるパラレルキャリアという選択肢も考えられます。QOLが向上し、生活が充実することで本業の仕事にも好影響を与える可能性も高いでしょう。
QOL向上のためにはプライベートが大事!
仕事の生産性向上のために、趣味やスポーツなどのプライベート活動を犠牲にする人がたまにいますが、これは逆効果になることがあります。人生において、息抜きをするのはとても大切です。プライベート活動はストレス軽減はもちろん、創造性を高めることにも繋がります。仕事だけをしていたせいで、視野が狭まり、柔軟な発想ができなくなってしまう人は決して少なくありません。
仕事を頑張ってお金を稼ぐことは大事ですが、それだけだとQOLの向上は難しくなります。肉体的にも精神的にも健康でいるために、プライベート活動を積極的におこなうようにしましょう。プライベートが充実しているからこそ仕事のやる気もでるというものです。
QOLは日常のちょっとした気の持ちようで向上させることができます。例えば、日常生活の中で感謝の気持ちを心がけてみましょう。なにかに感謝するという行為は、毎日が忙しくなるほど忘れがちになります。感謝すること以上に不満のほうが多い人もいるかもしれませんが、感謝の気持ちを失うと、精神的な疲労は日々高まることでしょう。
幸せはよく見れば、まわりにたくさん転がっているのです。それらを当たり前だと思わず、意識的に感謝することで、QOLが向上して充実感が生まれますし、不満や倦怠感を乗り越える力へと繋がっていきます。
QOL向上につながる感謝の気持ちを強めるアプローチとしては日記がおすすめです。数分でかまいませんので、自分が日々感謝していることを書き出してみましょう。感謝に注意を向けることで、自分が幸せだということを実感できるはずです。TwitterやFacebookなどのSNSで発信してみるのも楽しいでしょう。
QOLを上げるための方法を自分なりに考えよう
日常生活をただ漠然と生きているだけでは、なかなか幸せは実感できません。どうすればQOLを高められるのか、折にふれしっかりと意識することも大事です。何気ないことに感謝したり、趣味に熱中したり、QOLを高める方法は人それぞれ。
自分の働き方についても、今一度よく考えてみましょう。仕事は大切ですが、それだけになっている場合は精神的なゆとりを意識して生活していきたいものです。
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