シマヅ流・こうすればライターになれるよ講座 第2回「書こうか」

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さて第2回目となりました、自称ライター・シマヅの「クソほども役に立たないライター養成講座」。

前回は「こういうことばかりしていると仕事がこなくなる」という元も子もないお話を実例を交えながらさせてただきました。未読の方はぜひ、目を通して唖然としていただきたく存じます。

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おかげさまで「何の役にも立たなかった」「リソースの無駄遣い乙」「さくマガさんがかわいそう」といったお褒めの言葉をたくさんいただいております、本当にありがとうございます。

前回がどちらかというと「心構え」的な内容だったので、今回は実践的なお話。「仕事をいただいてから納品するまで」の流れをご説明してまいります。

書く媒体(メディア)はちゃんと選ぼう

世間にはライターの仕事をする人がたくさんいますから、きちんとアピールをしないと媒体(メディア)に見つけてもらえません。フリーランスのつらいところですが、営業するのも自分自身ということ。

 

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缶ビール片手に口あけてぼんやり見てるそのYouTube切って、仕事穫りに行こうぜ!!

……と言いたいところですが、Webメディア乱立のこの時代、立派な媒体からヤバい媒体まで本当にいろいろあります。間違ってクソみたいな媒体の仕事を受けてしまうと、馬車馬のように働かされたうえにおだちんを手にして終わり、最悪の場合は「あんなとこで書いてたんだ……」と媒体の悪いイメージまでおみやげにもらうことになってしまいます。

あ、もちろんさくマガさんは最高の最高、天国みたいなメディアですよ! こんな奇跡のように素晴らしいメディアで書かせていただいているわたくしは幸(略)

わたくしシマヅの経験上、ダメなくそメディアの特徴はこんな感じです。

a. 原稿料がゼロ、あるいはとんでもなく低い

b. 写真や記事の内容がぜんぶ引用(という名のパクリ)

aについては、よくありがちなのが「原稿料は出ませんが、ウチで書いたら宣伝になりますよ」って言ってくるやつ。なんねーよカスが。名前出てそれが宣伝になる=ハクがつく、ってレベルの媒体で、原稿料タダなんてありえませんからね。こういう、金も出さずに図々しいことを言う媒体には絶対に手を出してはいけません。絶対です。シマヅとの約束だよ!

へんに原稿料が低いところも、結局は安くあげられたらラッキーってだけで、書き手に敬意を払うつもりがないということ。何時間もかかる記事に2〜300円の原稿料を提示するなんていうのは、ライターを人ではなく「酒を飲むと勝手に文字を書く機械」かなんかだと勘違いしているのです。とんでもない話です、私は酒を飲むとちゃんとブッ潰れます、見損なわないでもらいたい。

(ただ一度だけ、学生の子たちから「校内紙に協力してもらえないでしょうか」という話をもらったことがあります。かわいいので無償で1回だけ書きましたが、どうも彼女たちの望んでいたキュートな恋愛相談記事よりもはるかにアレな内容の文章を送ってしまった気がしてなりません)

bは最近少なくなりましたが、2〜3年くらいまでよく依頼をもらいました。どんな媒体やろ、と思って見にいくと、もう全部Twitterまとめやブログからの「引用」、ってパターンです。見た瞬間にドン引きです。なぜって、こういうのは著作権法的に「引用」の要件を全然満たしていないので、引用じゃなく「パクリ」そのもの、完全にアウトなんですよ。法律の守れない人たちとお付き合いするのって怖いですよね。てか少し法律の勉強したんだよ! ほめて! ねえねえほめて!!

仕事を取りにいこう

この媒体で書きたい!というところが見つかったら、編集部に連絡をとりましょう。ライター募集をしている媒体であれば、話を聞いてくれる可能性が高いです。

 

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▲身だしなみを整えて面接にのぞみましょうね

 

私の場合は、ライターデビューを目指してある媒体に応募したところ、面接をしていただく流れになりました。当日、行く前からありえないくらい緊張してしまい、気分をほぐそうとビールを2缶ぐらい空けたところ緊張はぜんぜんほぐれずに手のふるえだけが発生したまま面接のお時間となりました。

 

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▲当日の私のTwitter。ネタ話じゃないことがおわかりいただけるだろうか

当然のことながら何を話したかまったく覚えていませんが、お仕事をいただくことができました。あとで聞いたところ「慎重に言葉を選んでるように見えて好感度高かったけど、あれ酒で頭止まってただけなのかよ!」と言われました。運の良さも大事かもしれません。

条件をきちんとすりあわせよう

お仕事をいただけると決まったら、お金・締め切り・執筆本数・1記事あたりの文字数など、お仕事の条件を編集さんときちんと確認しましょう。ここが甘いと、あとでトラブルになってしまいます。

とくに金銭面、これほんと大事。仕事をもらえたことに安心して、原稿料がいくらなのかの確認を忘れると、あとになってクソとんでもなく安い仕事だったと気がついて三日三晩泣き明かすハメになります。

お金のことを言うなんて無粋、と思うかもしれません。でも、原稿を書いて仕事をする以上、あなたはプロです。報酬を得て仕事をするプロです。プロであればお金の話は最初にするもの。媒体側もそれをわかっているから、ふつう嫌な顔しません。ここで少しでも渋る媒体があったら、100%クソカスメディアです、すぐさま撤退しましょう。最初に提示した条件を変更してくるようなところも同様です。

さらには、原稿料にきちんと「所得税分」「消費税分」を上乗せしてもらえるか、もきちんと確認を。フリーライターの原稿料からは所得税分の源泉徴収として10.21%が引かれます。1記事2万円の仕事だとしたら2,042円も持ってかれちゃう計算です。また、フリーライターはれっきとした自営業者なので、売上に消費税を加算することができます。年間売上が1,000万円に達しない場合は消費税を納税する義務が発生しませんが、いきなり売れっ子になってどんどん仕事を取って1,000万円以上売り上げてしまった場合、消費税を請求しなかった分が自腹になってしまいます。それゆえフリーライターはふつう「所得税分」「消費税分」を加算して請求するのです。

しかしたまに昔気質の編集者がいて、消費税の話を理解してくれなかったりもします。わたくしシマヅはこのことでいちどベテラン編集者さんと「クソ老害が」「クソガキが」「○ね」「お前が○ね」などの罵詈雑言をかわしたあげくなぜか「酒飲みながら決着つけてやるよ」となりお互いに泥酔、目を覚ましたら見知らぬホ(※編集部注:削除します)

企画を決めていざ原稿へ

お仕事をいただけることになったら、さっそく記事を書き始め……る前に、しっかり企画をつめていきましょう。ここ重要ですよ。 記事のサマリーを、かんたんな企画書のかたちにまとめるといいでしょう。メモ書き程度でも大丈夫。取材はどうするか、切り口(観点やテイスト、テンションなど)はどんなものか、などなど。

なお、この段階で編集さんと相談しておくと、あとで余計なリテイクを食らうことを避けることができます。逆にここをきちんとしておかないと、記事を納品したあとに「いやーシマヅさんこれ全然違うよ、こういうんじゃないよ」とか言われてやり直しになり、「直しますね^^」みたいに返事をする裏でペンを一万回ぐらいマクラに突き刺してしまい夜寝る時に羽毛まみれという事態を招きますから注意です。

さて、この段階まで来ると、ビジネス書などによく書いてあるいわゆる「PDCAサイクル」が役に立ちます。これはPlan(プラン、計画する)→Dekinai(できないよどうしよう)→Canned Beer(缶ビール飲んで落ち着こう)→Alcholic(酒浸り)→もういちどPに戻るというもので、このサイクルを回すことにより、すっきり真っ白い原稿のまま締め切り日の朝を迎えることが可能になります。

そんなわけでいまPDCAのAまできておりまして缶ビールをたくさんいただきましたんのどえ、だんあんよくわからなくなってまいりましt。つづきはまた次回、なにかおいしいpつまみのオ話でもしますね。こうご期待!

 

前回の記事はこちら↓  

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