さくらインターネットの働く環境や制度づくりとは?
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子育ても仕事も、どちらも大切にしたい。そう願いながら、日々の忙しさのなかで「この選択でよかったのだろうか」「誰かに頼ってもいいのだろうか」と迷いが生まれる瞬間は、誰しもあるのではないでしょうか。
さくマガでは、育児をしながら働く社員のリアルな声を集めるため、「育児とキャリアに関するアンケート」を実施。子育てと仕事のバランスをとるために、どんな工夫をしているのか、自身のキャリアについてどんな想いを抱えているのか。その声に耳を傾けることで、これからの働き方のヒントが見えてくるかもしれません。
本記事では、アンケート結果をもとに、育児と仕事を大切にしながら日々を過ごす社員たちのリアルな姿をご紹介します。
今回のアンケートは任意での回答形式とし、育児中の社員のうち53名(うち、男性29名、女性24名)が回答しました。以下のような設問を通じて、リアルな声を集めました。
- 男性社員の育児休業(育休)取得状況
- 産休・育休取得前後に感じた不安
- その不安を現在は解消できているか(どう解消したか)
- 自身のキャリアについて
匿名形式で自由記述も交えながら、多様な声を集めることで、さくらインターネットで働く子育て世代の“いま”をより立体的に捉えることを目指しました。
育休にまつわる不安
アンケートに回答した29名の男性社員のうち「育休を取得した」のは19名。取得期間は「1か月程度」から「3か月以上」までとさまざまで、家庭の事情や業務の状況に応じて選択していることがうかがえます。
また、自身やパートナーの育休取得前から職場復帰後に感じた不安について聞いたところ、男女ともに「子どもの体調不良などで休みをとることが多くなる」、それによって「同僚へ負担をかけてしまうかもしれない」などの回答が多く集まりました。
また、とくに女性社員の多くは男性よりも育休取得期間が長いためか、「復帰後の業務への不安」の声が多く寄せられました。
社員の声

(長期ブランクになるので)仕事についていけないかもしれない

育休中は完全に社会と遮断されていたので、復職後に自分の居場所や仕事があるか不安だった
不安の根底には「職場との信頼関係を保ちたい」「仕事にも誠実でいたい」という想いがあるのかもしれません。
不安は解消した?
育休前後の不安がその後どうなったか聞いたところ、「現在も継続中」または「すでに解消した」のどちらも一定数の回答がありました。
「不安が継続中」と答えた社員の声

時短勤務で働く場所や時間が制限されるので、やりたい仕事があってもできない

子どもの事情で休むたび、周囲に申し訳ない気持ちになる

子どもの体調不良や学校行事などで有給休暇が足りなくなる
「不安はあったが解消した」と答えた社員の声
一方、「不安はあったがいまは解消した」という回答者からは、「周囲の理解が得られた」「制度の活用で見通しが立てられるようになった」といった声があり、前向きな変化も見えてきました。

近くに親が住んでいるのでいざというときは頼っている

最初の1年は不安だったが、生活と仕事のリズムがつかめてきた

さぶりこ(※)をうまく利用して育児と仕事のバランスがとれている

周囲の理解があるのでストレスなく働けている
このように、不安解消の背景には、その人の環境や経験、勤務する会社の制度の使いやすさが大きく関わっていることがうかがえます。不安が完全になくなることはなくても、「理解してもらえている」「支えがある」と感じられることが、安心して働くうえでの大きな支えになるのかもしれません。
※さぶりこワーク:多様な働き方を支援する制度。勤務時間を10分単位でスライド調整できる「フレックス」、仕事を早く片づけたら定時30分前に退社できる「ショート30」などがある
育児中の社員のキャリア観とその背景
現在役職のない社員を中心に今後のキャリアについて聞いたところ、「管理職を目指したい」または「どちらかというと目指したい」と回答した社員は、男性で約6割、女性で約半数。一方で「家庭とのバランスを考えると難しい」という慎重な声もありました。
「管理職を目指したい」と答えた社員の声

家庭のためにも収入を増やしたい。役職を目指している

スキルアップしてやりがいをもって仕事をしたい
とくに男性社員からは、将来的に責任あるポジションに就きたいという意欲的なコメントが多く、自身のキャリアだけでなく、家族の将来を見据えた視点からの発言も見られました。
一方、女性社員からは「子どもがもう少し成長するまでは、いまの働き方をキープしたい」「キャリアを諦めたくはないけれど、いまは柔軟性を優先したい」といった、いまの生活とキャリアのバランスを見つめる声も。
男女問わず、「自分に合ったかたちで力を発揮したい」「家庭とのバランスを考慮しながら前向きに進みたい」という等身大の想いは共通しているようです。
周囲の理解があること、それぞれが自分に合った形でキャリアを考えていけるという安心感が、意欲につながるのかもしれません。
まとめ
今回のアンケートを通して見えてきたのは、育児も仕事も大切にしたいという想いと、それぞれが模索しながら「自分らしい働き方」を築こうとしている姿でした。
育児休業の取得や柔軟な働き方、そしてキャリアへの向き合い方――社員の声からは、制度や環境に支えられながら、育児にも仕事にも日々奮闘する社員の本音を聞くことができました。
育児のフェーズも、家族構成も、仕事への意欲も、それぞれ異なります。だからこそ、さまざまな選択ができること、そして周囲がその選択を尊重し合える環境づくりが、働きやすさにつながっていくのではないでしょうか。
さくらインターネットは、これからも多様なライフスタイルや価値観に寄り添いながら、一人ひとりが安心して働くことができる環境づくりを進めていきます。
※このアンケートは2025年4月に実施されたもので、対象は子どもの年齢に関わらず育児中の社員53名です。
※掲載コメントはすべて匿名で、一部編集しています。
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