サーバーとドメインを自分名義で契約して次の展開をスムーズにしよう

サーバーとドメインを自分名義で契約して次の展開をスムーズにしよう

 

「ホームページでの集客を考えはじめたビジネスパーソンへ」の連載 第2回では、次のビジネス展開を踏まえてサーバーとドメインを自分名義にすることの重要性について、経験談をもとにお話しします。

 

田原広一(たはら こういち)プロフィール

田原広一(たはら こういち)プロフィール

株式会社SoLabo 代表取締役/税理士有資格者 お客さまの融資支援実績は、累計4,500件以上(2021年7月末現在)。自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。問い合わせゼロのオウンドメディアをWEBマーケティングを駆使し、毎月1,000件以上の問い合わせが取れるまで成長させる。

 

オウンドメディア

SNS・YouTube

「サーバーとドメインは自分名義」が基本なのはなぜ?

ホームページで集客したいなら「サーバーとドメインは自分名義」が基本です。

そもそもサーバーとは、ホームページを「建物」にたとえた場合の「土地」に当たり、ドメインとは「土地の住所」のことです。

ドメインは検索時には英数字のURLの一部として表示されます。例えば、さくマガであれば「https://sakumaga.sakura.ad.jp/」でのURLの中の「sakumaga.sakura.ad.jp」部分がドメインです。

Googleが決めるホームページのある場所の価値評価は「ドメインパワー」と呼ばれます。店舗ビジネスでお客さまを呼び込むとき、評価の高い「よい立地」にあるほうが有利であるように、ホームページでの集客はドメインパワーが高いほど有利です。

ホームページ集客はドメインパワーの強さで、ほぼ決まると言っても過言ではありません。サーバーとドメインを自分名義でホームページを作ると、ドメインパワーのない状態ではじめることになります。

ブログ機能で有用な情報発信をするなど地道にSEO対策を重ねれば、半年から1年ほどで集客につながるドメインパワーにまで成長します。

サーバーとドメインを他社が持っているサブドメインではじめる場合、ある程度、ドメインパワーがある状態で始められる可能性がありますが、次のビジネス展開では、最初からドメインパワーを積み上げなければなりません。

 

成果が出るまで時間がかかるうえ、ドメインパワーに「ホームページの権利元が企業法人か、個人事業主か」という判断はないため、個人事業のときからサーバーとドメインは自分名義で取り組む方が次のビジネス展開がしやすくなります。

なお、ドメインパワーについての基本や施策については、webマーケティングが得意でない税理士の方向けに解説しています。あわせてご覧ください。

ドメインパワーとは?確認方法とSEO評価を上げる施策|税理士ホームページ制作ガイド - 株式会社SoLabo(ソラボ)

自分の名義にせずに後悔している個人事業主は珍しくない

自分の名義にせずに後悔している個人事業主は珍しくない

 

株式会社SoLabo(ソラボ)ではメディア制作の委託サービスもおこなっているため、サーバーとドメインを自分名義にしないで後悔しているお客さまを数多く見てきました。例えば、フリーランスに依頼したホームページをお持ちの個人事業主のケースです。

品質は良く、安く、集客もできるホームページで喜んでいましたが、次のビジネス展開のためにリニューアルを検討したとき、サーバーとドメインの名義が個人事業主本人になっていないことがわかりました。

その後の連絡がつかず、せっかく育てたドメインパワーを活かしたビジネス展開ができないと悩んでいました。最終的に、心機一転、自分の名義のサーバーとドメインを用意し、新しくホームページを作ることになりました。

元のホームページと同じレベルまでドメインパワーを成長させるのにかかった労力や余計な制作費用、機会損失を考えると、全くもって残念としか言えません。

サブ展開なら期間短縮になると自社メディア運営で痛感

株式会社SoLabo(ソラボ)の代表取締役として、サーバーとドメインに関するビジネス判断で後悔したエピソードも、参考までにご紹介します。

オウンドメディアとして、創業融資ガイド(https://jfc-guide.com/)を運営していますが、自社コーポレートサイト(https://so-labo.co.jp/)のサブドメインやサブディレクトリとして展開すればよかった、という後悔があります。

 

こうすればよかった!と思うオウンドメディアのドメイン展開の例:

創業融資ガイドは、おかげさまで今では月1000件以上のお問合せをいただいていますが、集客の成果が出るまでに時間がかかりました。

その反省を生かし、補助金ガイド(https://so-labo.co.jp/hojyokin/)は、自社コーポレートサイトのサブディレクトリで展開した結果、数か月で集客の成果が出ているだけでなく、「so-labo.co.jp」のドメインパワーの向上にもつながっています。

もちろん、ドメインを複数持つことの強みもありますが、成果を出すまでのスピードを重視するなら「1つのドメインを強くする」戦略が妥当といえます。

外部委託するときはサーバーとドメインを自分名義と指定する

外部委託するときはサーバーとドメインを自分名義と指定する

 

ホームページ制作や運営を外部委託する場合、自社でドメイン+サーバーを契約し、そのアカウント情報をホームページ制作会社や運営管理会社に渡して、制作・管理してもらうのが理想です。

すべてを外部委託する方は最低限、サーバーとドメインを自分名義と指定するようにします。自前でサーバーを用意するなら、初心者の方でも扱いやすいさくらのレンタルサーバーサービスがおすすめです。

 

ドメインも、さくらのレンタルサーバーの契約時にそのまま取得できるので、スムーズです。

 

なお、ドメインに定番の「.com」を選んでも「.jp」を選んでもドメインパワーに直接影響はしません。海外のお客さまを想定しているなら定番の「.com」、日本の事業として信頼性を示したいなら「.jp」というように「利用する側に信用してもらいやすいかどうか」という視点で検討します。

次に「1つのドメインを強くする」戦略を取れるのが理想

集客を前提としたホームページのドメインは、事業の専門性に特化し、関連度が高い情報発信を続けるほうが強くなります。

例えば、事業として複数の専門性を持つ場合、それぞれサブドメインやサブディレクトリで分けないと、一方の関連性が低いと判定され、ドメインパワーに影響する可能性があります。

「1つのドメインを強くする」戦略では「ホームページのサブドメインやサブディレクトリをどう活用するか」の判断も適宜、求められます。集客に強いホームページ制作なら株式会社SoLabo(ソラボ)まで、ぜひご相談ください。

 

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