ホームページ制作には創業初期でも使える補助金を活用しよう

「ホームページでの集客を考えはじめたビジネスパーソンへ」の連載 第1回は、ホームページ制作と補助金について取り上げます。

創業初期、ビジネスで集客のためにホームページを考えはじめた方向けに、資金調達分野とWeb集客分野での起業家支援を得意とする株式会社SoLabo(ソラボ)の代表取締役 田原広一が、これまでの経験をもとにインターネット分野に詳しくない方でもピンとくるよう、わかりやすく解説します。

今回は、ビジネスにおけるホームページの重要性、ホームページ制作における補助金を活用するための知見をお話しします。

 

田原広一(たはら こういち)プロフィール

田原広一(たはら こういち)プロフィール

株式会社SoLabo 代表取締役/税理士有資格者 お客さまの融資支援実績は、累計4,500件以上(2021年7月末現在)。自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。問い合わせゼロのオウンドメディアをWEBマーケティングを駆使し、毎月1,000件以上の問い合わせが取れるまで成長させる。

 

オウンドメディア

SNS・YouTube

ホームページがビジネスに必要なのはなぜ?

創業者や起業家、独立開業をする方は、集客のためにホームページ制作を考えるタイミングがあるかと思います。

なぜビジネスにホームページが必要なのでしょうか?

「SNS(ソーシャルネットワークサービス)だけでも集客できるのでは?」とお客さまから質問いただくこともあります。

日本国内の代表的なSNSは、Twitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)、LINE(ライン)、YouTube(ユーチューブ)、TikTok(ティックトック)、Instagram(インスタグラム)があり、年を経るごとに利用時間が増える傾向があります。

 

ビジネスにホームページが必要な理由を知るためには、インターネット経由でお客さまを呼び込む仕組み、「Webマーケティング」を知っておく必要があります。Webマーケティングの基本は、簡単に言えば「知ってもらう→問い合わせしてもらう」の流れを円滑にすることです。

SNSは「知ってもらう」部分は得意でも、「問い合わせてもらう」部分は個人同士のコミュニケーションを想定しているため、問い合わせの数が増えたときに円滑に回りません。SNSはもちろん、チラシなどの他の広告手段でも「知ってもらう」の後は「ホームページに来てもらう→問い合わせ専用フォームで問い合わせしてもらう」という仕組みにすることで、たくさんのお客さまを呼び込めます。

また、SNSで発信する情報は最新の投稿に埋もれがちですが、ホームページではお客さまに伝えたい情報をいつも同じ見せ方で提供できます。

ビジネスにホームページが必要な理由は、「たくさんのお客さまでも対応しやすく、問い合わせまでの流れを円滑にするから」です。

ホームページ制作で補助金を創業初期に活用するには?

国からもらえるお金「補助金」を活用し、創業初期に必要なホームページ制作ができます。

ホームページ制作で補助金を創業初期に活用するには、下記が必要です。

  • 補助金の基本を知る
  • ホームページ制作で申請できる補助金を知る
  • ホームページにかかる費用や補助金の対象となる経費の項目を知る

補助金の基本を知る

補助金の基本を知る

 

ホームページ制作に補助金を活用したいなら、まずは、補助金の基本を知る必要があります。

補助金とは、国とあなた自身のやりたいビジネスの方向性がマッチしたら、国からもらえる返済不要のお金、またはそのお金がもらえる制度のことを指します。

あなた自身のビジネスを事業計画書という形でアピールし、国に「計画性があって実現できそうだね!いいね!」と評価される必要があります。評価されないと補助金の申請は通らず、補助金はもらえません。

なお、補助金はあくまで「補助」です。あなた自身のビジネスに関する支払いの一部に補助するだけで、全額負担という訳ではありません。

補助金の使いみちはシビアに判断されます。

 

まず、補助金の支払いの対象になる費用項目と、ならない費用項目があります。補助されない費用項目の支払いに対し、補助金は支払われません。実際、ホームページ制作が対象になる補助金、ならない補助金があります。

最大の注意点は、評価されて申請が通っても、すぐに補助金のお金が手に入るわけではない点です。通常、定められた期間のビジネスを計画通りに完遂し、国に報告してからでないと、口座に補助金のお金は振り込まれません。

大きな金額の補助金と、融資などの資金調達が一般的にセットで考えられる傾向にあるのは、実際にお金を入手するまでにタイムラグがあり、計画通りにビジネスする際にはお金を用立てないといけないからです。

ただし、ホームページ制作の場合、補助金に費用にできる金額の上限が定められている傾向があるため、補助金を活用しても、資金調達を検討するほど高額にはならないでしょう。

補助金は、いつも申請が受け付けられているわけではなく、不定期で開催されるものです。補助金によって、条件は大きく違うため、補助金の受付開始(公募)の時期を確認し、スケジュールを立てて動く必要があります。

ホームページ制作で申請できる補助金を知る

ホームページ制作で申請できる補助金を知る

 

ホームページ制作で申請できる補助金を知りましょう。

ホームページ制作で申請できる補助金は、複数ありますが、株式会社SoLabo(ソラボ)のお客さまが活用されているのは「小規模事業者持続化補助金」です。

創業間もない方でも開業届さえ出していれば小規模事業者なので、公式ウェブサイトの公募要領に書かれた申請条件を満たせれば、小規模事業者持続化補助金の申請ができます。

 

小規模事業者持続化補助金では、ウェブサイト関連費だけでの補助金申請はできません。地道な販路開拓につながるよう、他の費用もあわせて計上した経営計画を立て、補助金申請する必要があります。

小規模事業者持続化補助金の補助される金額(補助額)の上限と、支払い金額に対して補助金が支払われる割合(補助率)は、補助金の申込みプラン(申請の類型)によって異なります。

なお、補助率は基本的に2/3ですが、ホームページ制作を費用項目「ウェブサイト関連費」として計上する場合、補助率は1/4になります。

 

例えば、申請の類型「通常枠」であれば、補助額の上限「50万円」でウェブサイト関連費の補助率は「1/4」なので、「50万円」のホームページ制作費であれば「12万5千円」が補助金として受け取れる計算です。

小規模事業者持続化補助金についてはオウンドメディアでも情報発信していますので、ぜひご活用ください。

小規模事業者持続化補助金|補助金ガイド - 株式会社SoLabo(ソラボ)

ホームページにかかる費用と補助金の対象となる経費の項目を知る

補助金は、補助金制度によって補助対象になる経費項目が変わります。ホームページ制作費用には、そもそもどういう費用があるかを把握したうえで、公募要領を参照し、申請する補助金の補助対象になるかを確認する必要があります。

小規模事業者持続化補助金の場合は、公募要領の「5.補助対象経費」に記載があります。

 

気をつけたいのは、ホームページに関連する費用がすべて補助金の対象となる費用になるわけではない点です。

例えば、ホームページを自作しようとして、物理的なサーバー機器を購入する費用を小規模事業者持続化補助金の補助対象経費として計上することはできません。

参考:5.補助対象経費 ①機械装置等費 対象とならない経費例(令和元年度補正予算・令和 3 年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型>公募要領 p.12)

 

ただし、サービスとして「さくらのレンタルサーバ」を利用し、ホームページ制作をおこなう場合は「ウェブサイト関連費」として計上し、補助対象経費にできます。

ホームページ制作や資金調達の相談ならソラボまで

株式会社SoLabo(ソラボ)は、中小企業のサポートのための専門的知識や実務経験が一定レベル以上にあるとして、国の認定を受けた「認定支援機関」(認定経営革新等支援機関)です。

創業まもない方や起業・開業した方で、ホームページでの集客や資金調達でお悩みであればぜひご相談ください。

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株式会社SoLabo(ソラボ) https://so-labo.co.jp/

 

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