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デジタル大臣 牧島かれん氏が語る「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」

2021年11月10日に「Sansan Innovation Summit2021」がオンライン開催。このイベントはSansan株式会社のユーザーカンファレンスで、4000名近くもの方が参加しました。イベントのはじめには、Sansan株式会社 取締役 CROの富岡圭氏が登壇。その場でイベント参加者とオンライン名刺交換をおこないました。リアルタイムに双方向でコミュニケーションが取れるオンライン名刺交換は、まさにイベントのデジタルトランスフォーメーション(DX)を感じた瞬間です。

 

このイベントでは、2021年10月にデジタル大臣に就任した牧島かれん氏が登壇。デジタル庁の施策や今後の取り組みについて語りました。

 

牧島かれん氏プロフィール

写真:Sansan Innovation Summit2021登壇時

牧島 かれん氏 プロフィール

デジタル庁 デジタル大臣/行政改革担当大臣/内閣府特命担当大臣(規制改革)

誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化を。

デジタル庁は、9月1日に立ち上がったばかりの新しい役所です。私たちはミッションとして、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化を目指しています。

「デジタル」は冷たい感じがするとか、わかりにくいといったような国民のみなさまのお声をしっかりとうかがいます。そうしながら民間の方たちとも連携し、官民の力を合わせて、本来のぬくもりを感じられる社会を築いていきたいです。

私たちはスタートアップとしてのスピリットやサービスを作り、提供するというミッションもしっかりと活動の中に据えながら、行政を進めていかなければならないと考えています。みなさまからのご意見、アイデアも承りたいと思います。

私たちが取り組むのは、公共分野、準公共分野、そして民間のみなさまとの連携です。

コロナ禍で聞こえてきた声

公共の分野では、霞が関や国の行政組織だけではなく、住民のみなさんのサービスを請け負っている地方自治体のデジタル化をもっと進めなければならない。こんな声が、コロナ禍でたくさん聞こえてきました。

住民のみなさん、困窮世帯のみなさん、子育て世帯へのサポートとして、プッシュ型の支援をもっと迅速に進めなければならない、そんなお声もうかがいました。デジタルでできることを進めていきたいと考えています。

公共の分野だけではなく、準公共の教育・医療・介護・福祉といった分野。防災、減災、災害が起きたときの対応、こうしたものでもデジタルができることを想定して、施策を遂行します。

たとえば教育では、「スタディ・ログ」のような教育データをどのように考えるべきか。それぞれのお子さんに合わせた個別最適化教育のために、デジタルができることは何なのかも考えています。

※スタディ・ログとは、学習履歴データなどの教育に関するビッグデータのこと

 

さらに医療健康の分野では、マイナンバーカードと健康保険証が一体化され、みなさんの特定検診のデータや薬の履歴をドクターや薬剤師のみなさんに見ていただけるようになりました。

ユーザー目線、国民目線で

写真:Sansan Innovation Summit2021登壇時

写真:Sansan Innovation Summit2021登壇時

いままでお医者さんから「あなたが飲んでいる薬は何ですか?」と聞かれて、名前を正確に言えなかったけれど、データをしっかり提示することができるようになってむしろ安心だ、という住民のみなさんからの声も聞こえてきています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)を考えたときに「自分のデータを闇雲に誰かに知られるのは怖いし困る」という声は、もちろん当然のことです。私も同じ思いです。

しかしこのようなユースケースのように、医者や薬剤師といった私の健康を一緒に考えてくれる人に正確なデータを見てもらいたい、というユーザーのニーズがあることがわかっています。そうした観点で、DXを今後考えていく必要があると思います。

ユーザー目線で、国民視点で、ユースケースがどこにあるのかを解きほぐしていきたい。それがいまの私の想いです。

アイデアボックスをオープンに

自然災害が多い日本列島で、私たちが住んでいる場所やこの土地が、どのように位置づけられているのかといったベース・レジストリのあり方も調整をしているところです。

※ベース・レジストリとは、「公的機関などで登録・公開され、さまざまな場面で参照される、人、法人、土地、建物、資格などの社会の基本データ。正確性や最新性が確保された社会の基盤となるデータベース」のこと

 

橋が崩れてしまった、道路が寸断してしまった…。

そうしたときでも、そこに住んでいる方に適切な救助が向かえるように、支援物資を届けられるようにする。そのためにベースの基礎となるレジストリーも必要になってきます。

いままで「やらなければならない」と思いながらも、十分に機能させることができなかったような大きな分野。行革と規制改革もデジタルと共に、合わせて担当するからこそできる一大事業に取り組んでいきたいと思いますので、ぜひみなさまのお力をお貸しください。

そして「Peppol(ペポル)」のような、いろいろなアイディアもみなさまと共に実装しはじめているところです。

※Peppol(ペポル)とは、「Pan European Public Procurement Online」の略。電子文書をネットワーク上でやり取りするための「文書仕様」「ネットワーク」「運用ルール」に関するグローバルな標準仕様のこと。

 

お気づきの点があったら、アイディアボックスなどもオープンにしていますので、ご活用ください。

 

▲出典:デジタル庁アイデアボックス PoliPoki Gov

▲出典:デジタル庁アイデアボックス PoliPoki Gov

一人ひとりの生活の利便性のために、平時には便利を感じていただき、有事には安心を感じていただける。そんなデジタル基盤を、これからも作っていきたいと思います。

 

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執筆・編集

さくマガ編集部

さくらインターネット株式会社が運営するオウンドメディア「さくマガ」の編集部。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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