さくらの独立部隊? DockerコンテナホスティングサービスArukas(アルカス)の開発現場『さくらガレージ』に潜入!

さくらガレージの画像

こちらの記事は、2016年5月にさくらのナレッジで公開された記事を再編集したものとなります。なお、記事中のArukasは2020年1月31日をもちまして、サービス提供を終了いたしました。文●山田修司

今回は、先日にオープンβ版が公式リリースされたばかりの Dockerコンテナホスティングサービス『Arukas』の開発チームが潜伏するオフィス『さくらガレージ』に自ら潜入して突撃レポートしてみたいと思います!

Arukasのステッカーの画像

さくらガレージについて

「さくらガレージ?え、何それ初耳!」という方が多いんじゃないかなと思います。

さくらガレージは、

弊社代表取締役 「これまでとはまったく別の環境の中で、新しいサービスの開発をやってみるっていうのもいいんじゃないですかね~。」

と言ったところから誕生しました!

そして、空き物件探しから各種契約手続きまで、さくらガレージのエンジニアが自分達でやりまして、西新宿の閑静な住宅街の中にあるデザイナーズマンションの一室を 『さくらガレージ』 と銘打ちまして、そこが今は Dockerコンテナホスティングサービス『Arukas』 の開発拠点となっております。

さくらガレージの画像

これが、さくらガレージだ!

ちなみに、一方のさくらインターネット東京支社では開発チームが常駐しているフロアが高層ビルの28階にありまして、幅広いデスクと最新型の高機能チェアが各自に割り当てられています。
専用席なので席のカスタマイズは自由自在。高層階なのでリフレッシュルームと呼ばれる休憩スペースからの展望も抜群。お願いすればPCや備品も調達されてくるのでエンジニアが開発業務に集中しやすい環境です。

さくらインターネットの東京支社28Fオフィス

さくらインターネットの東京支社28Fオフィス

・・・。
べ、べべべ、別に東京支社から追い出されたわけではないデスヨ・・・?
 

しかし、さくらガレージには

 

『キッチン』


という秘密兵器があります!

なんと、さくらガレージでは、さくらインターネットのエンジニアがランチ(別名:給食)を毎日自炊しているのです!

さて、本日のランチは・・・!

すき焼きの写真

・・・。


SUKIYAKI。

 

すき焼き!アットホーム感がハンパない!すき焼きを自分達で煮て食べています!
何という贅沢なことでしょう!?

調味料の写真

調味料の棚を拝見。
・・・妙に生活感に溢れている品揃えですね。 エンジニアのこだわりが感じられます!

 

食品衛生責任者が常駐しているので衛生管理面も安心!抜かりありません!

 

「おやつ神社」の画像

これは、おやつ神社です!
さくらガレージでは、好きなときに100円のお賽銭を入れるとおやつを一個もらえるルールで運用されています。

 

2階へ上がる階段の画像

さくらガレージには、二階がロフト構造になってます!ちょっと覗いてみましょう!

ん?途中に何かぶら下がっていますね!

 

お守りの画像

 

お、おう・・・

 

ハンモックに座って仕事をする社員の写真

気を取り直して2階へGo!!
本格的なハンモックが設置されています!デザイナーズな遊び心のある室内デザインとも馴染んでいます!

さくらガレージ所属のデザイナーに直撃インタビュー!

社員の後ろ姿の写真 ―― さくらは何年目ですか?

「さくら4年目です。ホームページやコントロールパネルのデザインとコーディングを担当してます。」

―― さくらガレージで働く良い所を教えて下さい。

「給食が毎日出るのが嬉しいです!ボクの苦手な魚の回数を減らしてくれるともっと嬉しいです!」

―― おすすめのポイントはありますか?

「Arukas をより伝えやすいものにしていくためにホームページ改良計画中です。ご期待ください!」

 

 

さくらガレージ所属のエンジニアコレクション!

エンジニアの香月さん

エンジニアの香月さんの画像

 

 

「リラックスしながら作業することもできるし、
すぐに相談しながら作業を進めることもできて働きやすい環境です。」

 

 

 

 

 

 

エンジニアの稲見さん

エンジニアの稲見さんの画像

 

 

「居心地がよくて働きやすいです!」

 

 

 

 

 

 

 

エンジニアの佐々木さん

エンジニアの佐々木さん

 

 

「風通しがよくて、とても働きやすい環境だと思います。
自分で中身を作り変えたりすることができるリアルなサンドボックス環境です。」

 

 

 

 

 

そしてワタクシ、山田です。

山田さんの写真

「売上を出せなかったら船と一緒に命運を共にする船長感がハンパないです。コンテナだけに。」

まとめ(真面目に)

すべての物事が環境決定論的に決まるわけではありませんし、文化とは知性であり、絶え間ない学習によって日々進歩していくものですが、環境が人々の知性や文化に与える影響というのは軽視できるものでもありません。

プロダクトとしての顧客開発を例に取ると、売り込みを目的としたマーケティング活動をやっていくだけではなく、開発チームは対象とするマーケットのシステム(環境やルール)を模倣して、実際の顧客の活動と類似した行動や活動を自然と実践できる環境に身を置くほど、現実に顧客の目の前に立ちはだかる課題や常識を噛み砕いて新しい価値を生み出していくイノベーション戦略を策定・実行しやすくなるというメリットがあります。
(極めてミクロな例を挙げると、自社開発したプロダクトを自社で利用していくドッグフーディングなんかもそういった手法の一つですね。)

優れた人材の採用や長期雇用には報酬や福利厚生、職場環境といった生活衛生的要件の充実が欠かせない一方で、近年では『シグネチャー・エクスペリエンス』とも呼ばれる「その場でしか経験し得ることのできない貴重な体験」が内発的動機を強く刺激する要素として認知され始めており、『場(Ba)』づくりの注目度は高まっています。

万人に受け入れられる理想の職場環境を一つの場所や空間だけで実現しようと思うとハードルが高いですが、小~中規模の複数の場所や空間をコーディネートすることで、大多数のワークスタイルを自在にカバーできる環境を構築しやすくなります。マッチする職場環境をデザインすることができれば、個々の内発的動機の向上やチーム全体のパフォーマンスの向上にも繋がります。創造性と生産性は共存可能です。
(参考までに、さくらガレージの家賃は坪単価で高層ビルの3分の1程度。SOHO賃貸の相場水準なので金銭的コスト面は極めてローコストです。)

蛇足になりますが、個人の内発的動機を高めるときに本質的に踏み外してはならないポイントは、単なる自己満足や目標管理、あるいはプロセス改善だけで終わらせるのではなく、社会の中で他人を満足させることができる有用なソリューションを相手の視点で考えながら新しい価値を提供し続けることができる『プロソーシャル・モチベーション』ありきであり、いわゆる『おもてなしの心』こそが肝心です。

さて、次回は Docker コンテナホスティング Arukas(アルカス)をご紹介いたします!乞うご期待ください!

 

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