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“働く”が見えてくる。さくらインターネットのビジネスインターンシップ 

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「IT企業で働くって、実際どんな感じなんだろう?」 

そんなワクワクした気持ちを胸に、この夏、学生たちがさくらインターネットのビジネスインターンシップに参加しました。顧客ニーズに徹底的に向き合う企画提案、チームでの発表、社員からの本気のフィードバック――。リアルな“仕事” に向き合った3週間で、彼らはどんな気づきを得て、どんな成長を遂げたのでしょうか。 

本記事では、参加した学生の声や運営担当者の想いを交えながら、ビジネスインターンシップの裏側をお届けします。 

実務に近い体験ができるさくらインターネットのビジネスインターンシップとは? 

さくらインターネットのビジネスインターンシップは、毎年「実際の現場で起きていること」をもとに課題を設計しています。2025年夏のプログラムでも、実際の顧客が抱える課題をもとにしたテーマに取り組みました。参加した学生たちには、課題として「お客さまとの商談」が与えられます。この課題は、さくらインターネットの顧客から寄せられた実際のお問い合わせをもとに、運営側が作成したものです。学生たちは、顧客の課題を解決するための提案を検討し、実際に商談をおこなうことで、「お客さま」と徹底的に向き合うプロセスを体験しました。 

ロールプレイでありながら、現場の目線で仕事を体験する機会にしたい。学生向けだからといって簡単な課題にするのではなく、“社会に出てから必要な視点”を身につけてほしい。そんな想いから、さくらインターネットのグループ会社であり、実際の取引先でもあるアイティーエム株式会社の取締役 榎本 秀行さんに「顧客」役を務めてもらいました。 

このように、設計段階から限りなくリアルであることにこだわっているのが、さくらインターネットのインターンシップの特徴です。 

インターンの具体的なスケジュール・内容は?

スケジュール 

Day 1|IT技術に関する基礎知識のインプット 
IT技術やサービスについての理解を深め、提案に向けた基礎知識を学ぶ 

Day 2|お客さま対応を体験 
実際のサービス操作やメール対応を通して、お客さまとのやりとりを体験 

Day 3|提案準備スタート 
商談に向けた情報整理や課題の仮説立て 

Day 4|提案を形にする 
社内連携や商談ロールプレイによるチームワーク体験 

Day 5|商談発表、懇親会 
お客さまに向けたプレゼン&フィードバック 

全日程、基本的にフルタイムでの実施です。前半は業界やITインフラ、さくらインターネットのサービスに関するインプット、後半はチームごとに課題検討や提案資料づくり。中間報告や壁打ちの時間をはさみながら、最終日にはお客さまに向けたプレゼンテーションを実施しました。 

学生に与えられた課題とは?

「商談」という課題が与えられ、学生たちはチームで解決に向けて取り組みます。2日後までに必要な情報を揃えパワーポイントの資料を作成、最終日の「商談(プレゼンテーション)」を成功させるまでがゴールです。 

実際に学生に渡された課題の一例をご紹介します。 

はじめまして。GHI株式会社の最上と申します。 
現在、社内で運用している顧客情報管理システムについて、クラウドへの移行を検討しています。 

これまでオンプレミスでの運用を行ってきましたが、運用コストやセキュリティの観点から、今後はクラウドベースでの管理体制に切り替えていければと考えております。 

まずは、比較的シンプルな1台構成を前提に、貴社サービスの利用にあたっての構成要件や考慮点についてお話を伺えればと思っております。 

差し支えなければ、一度Webミーティングの形でお話の機会をいただけますと幸いです。 
構成の詳細については、別途あらためて共有させていただきます。 
お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。

メンターがチームをサポート 

各チームにはメンターが1名つき、学生からの質問や相談を受けます。メンターは、最低限の知識についてシェアしつつ、学生たちがなるべく自分たちの力で課題を解決できるよう誘導や声かけをしました。 

学生たちはどう課題に向き合ったのか

メンターを務めた2025年新卒入社の社員2名に、学生たちの様子について聞きました。 

田中 幸輝(たなか こうき)
クラウド事業本部 カスタマーリライアビリティ部 サービスサポート 

田中

学生の頃の私自身と同じく、「さくらのクラウド」をはじめとしたITインフラの技術や各項目について初めて触れる人が多かったので、技術面の知識や用語が学生の方々にとっての前半の大きな壁となっていた気がします。ただ、そのなかでわからない単語は自分で調べたり、メンターである私や技術担当役として参加していたテクニカルソリューション部の社員に積極的に聞いたりしてくれていました。すべてのチームが、最終日の商談が近づくにつれて質問する機会がどんどん多くなっていったように見えましたね。学生の方々が生成AIなどに頼り切るのではなく、自分の力で正しい情報を獲得しに行く努力の姿勢が、最終発表の成功につながったと思います。 

小柳 汰陸(こやなぎ たく)
CS本部 営業部 第二営業

小柳

グループワーク初日はタスク管理がうまくいかず、作業が重複したり、役割分担が曖昧だったりしたまま進んでしまいました。私からのフィードバックとしてそれを伝えたところ、以降は翌日の作業を洗い出し、メンバーの得意分野に応じて役割を振り分けていました。その結果、作業効率が大きく向上し、最終日には練習や修正に十分な時間を確保できた。プレゼンテーションでは満足のいく結果を出せたのではないでしょうか。 

最終日のプレゼンテーションの様子

学生たちの気づきと成長

インターン終了後、参加した学生のみなさんにアンケートを実施。どんな気づきがあったか、さくらインターネットのインターンシップのおすすめポイントなどについて聞きました。一部抜粋してご紹介します。 

仲間との協力や「お客さまを第一」の重要さを実感

  • 顧客の表面的な要望に答えるだけでなく、その背景にある“本当の目的”を理解することが大事だと気づきました 
  • 部署間での連携があってこそ、より良い提案ができると実感しました
  • 営業はノルマ優先だと思っていましたが、実際はお客さまを第一に考える仕事だと理解しました。イメージが変わりました!
  • サービスを提供して終わりではなく、長く伴走しながら顧客の成功を支える姿勢が大切だとわかりました
  • 一人で抱え込まず、周りを頼ることの大切さに気づきました
  • 自分とは違う背景や価値観を持つ人と関わることは重要だなと実感しました
  • 商談の仕方や鋭い視点など、仲間の良いところを取り入れて毎日成長できました

本格的な仕事体験で働くイメージが鮮明に 

  • メール対応から商談まで、本格的なビジネスの流れを体験できました
  • 営業や接客に関心のある人にはとくにおすすめ。ただ、専門用語が多く難しさもあるので、誰にでも気軽に勧められるわけではないかも
  • 実際の営業プロセスや社内の雰囲気を知ることができ、働くイメージが鮮明になりました
  • 社員さんの雰囲気が明るく、初めてのインターンでも安心して参加できました
  • さくらインターネットの事業理解だけでなく、グループワークを通じて自分の課題や強みを知ることができました
ビジネスインターンシップに参加した学生のみなさん 

インターンをつくる側も本気です!設計担当者の想い 

インターンの設計・運営には、さまざまな部門から2024年卒の若手社員が関わっています。それぞれが現場で培った経験をもとにコンテンツ設計および当日の運営を担当しました。設計担当者としての想いや考えについて、3名の社員に話を聞きました。 

山口 真由子(やまぐち まゆこ) 
クラウド事業本部 カスタマーリライアビリティ部 サービスサポート 
メール、チャット、コールバックにてさくらのレンタルサーバのお客さま対応を担当。 

山口

サービスサポートの業務の1つである「メール対応」が体験できるコンテンツを企画・運営しました。 さくらのレンタルサーバのウェブメールを利用しながら体験いただくコンテンツとすることで、サービスに親しみながら業務の雰囲気も感じていただけるよう工夫しました。 

鈴木 諒(すずき りょう) 
テクニカルソリューション本部 セールスエンジニア部 
さくらのサービスの提案、仕様回答など技術領域に特化した営業(プリセールス)に従事。 

鈴木

ITインフラについての理解を深めてほしいと思い、コンテンツを作成しました。 普段何気なく利用しているインターネットサービスの裏側で、どのような技術や考え方が支えになっているのかを感じていただける内容になったと思います。 

三木 航太(みき こうた) 
CS本部 営業部 第二営業 
顧客へのサービスの説明やソリューション提案といった営業活動、受注に向けた社内調整などを担う。 

三木

全体のマネジメントや調整役を担当しました。学生に対し、可能な限り「リアルなさくらインターネット」をみせることを心掛けたつもりです。 なかでも営業部と他部署とのかかわり方や、顧客課題の解決を通し業務解像度を上げられるようなコンテンツ作成を意識しました。 

人事担当者より:仕事のおもしろさを知ってほしい

高木 柚芽(たかぎ ゆめ) 
ES本部 人材企画部 新卒採用・企画グループ 
2023年に新卒入社。CS本部インサイドセールスにて新規顧客向けの営業活動に従事したのち、2025年4月よりES本部へ異動。新卒採用広報やイベント運営などを担当。 

高木

今回のインターンでは、サーバーやネットワークの知識が十分でない参加者も多いなかで、チームのなかでそれぞれの強みを活かしながら協力し、最終日には自信をもってプレゼンできるまでに成長された姿がとても印象的でした。人事としても、挑戦を通じてみなさんが自信を積み重ねていける環境を提供できたことをうれしく思っています。今後も説明会や1日職業体験イベントなどを通じて、仕事のおもしろさを知っていただける機会を準備していますので、ぜひお気軽にご参加ください! 

さくらインターネットの企業説明会や1dayイベントなどの情報は、さくらインターネットの新卒採用ページをご確認ください。 

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編集

さくマガ編集部

さくらインターネット株式会社が運営するオウンドメディア「さくマガ」の編集部。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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