若手社員が企画運営する、さくらのインターンシップ~2023年夏のビジネスコース編~

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さくらインターネットでは、毎年、就職活動中の学生向けにインターンシップを実施しています。2023年8月末に実施した夏のインターンシップでは、採用担当の社員ではなく入社 2年目の若手社員が企画運営を担当しました。

本記事では、インターンシップの概要のほか、企画運営を通じて得たものや、この経験を活かして今後やりたいことなどについて、企画を担当した若手社員に話を聞きました。

参加した学生の方々の声もご紹介していますので、ぜひご覧ください。

>>2023年度のインターンシップ(エンジニアコース)の記事はこちら

今回インターンシップを企画運営した新卒2年目の社員

湯浅 ひなた(ゆあさ ひなた) プロフィール

CS本部 アカウントマーケティング部 インサイドセールスグループ 新規顧客対応ユニット所属。
お客さまに対して、架電やメールなどによるアプローチで商談機会を創出し、興味関心度を向上させることを目的に活動している。

今井 新太(いまい あらた) プロフィール

テクニカルソリューション本部 セールスエンジニア部所属。
営業に同行し、商談で使う構成図の作成や、技術的な説明を担当。その他、社内・社外向けの勉強会の対応などもおこなっている。

若林 敬人(わかばやし たかと) プロフィール

クラウド事業本部 カスタマーリライアビリティ部 サービスサポートグループ カスタマーケアユニット所属。
さくらのレンタルサーバに関する、メールやチャット対応や、お客さまからの声(VoC)をもとに改善を進める活動に関わっている。

講義と体験で学ぶさくらのカスタマーサポート

インターンシップの様子

さくらインターネットでは、「ビジネスコース」と「エンジニアコース」に分けてインターンシップを実施しています。各コースともに、「さくらインターネットを知ってもらうこと」「IT業界の社会的役割、実際の業務、働き方を知り、興味を持ってもらうこと」を目的としています。

 

  • ビジネスコース:営業やカスタマーサポートなどの業務を体験
  • エンジニアコース:ソフトウェア・インフラサービスの開発など、エンジニアの業務を体験

 

2023年夏インターンシップ(ビジネスコース)は、「"CX( Customer Experience)"と"CS(Customer Success)"ってなに?イチから学べるカスタマーサポート体験」と題し、8月28日から5日間にわたって大阪本社で実施。コロナ禍の影響により、3年ぶりの ”リアル開催” となった今回、16名の学生に参加していただきました。

 

1~2日目は、IT業界で働くイメージづくりに役立つ「IT業界の知識」「セキュリティや権利に関する知識」「営業の心得」「CX と CS について」などの講義を受講。3日目以降は、実際に「お客さまにさくらインターネットのファンになってもらうには?」というお題で話し合い、企画を考えるグループワークを体験してもらいました。

【インターンシップ スケジュール】

  • 1日目:自己紹介、先輩社員による講義
  • 2日目:先輩社員による講義、座談会
  • 3日目:チャットサポート体験、ワークショップ、グループワーク
  • 4日目:グループワーク、中間発表
  • 5日目:最終発表、フィードバック、懇親会

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企画運営担当の新卒2年目社員3名にインタビュー

今回のインターンシップでは「 体験をとおして、CX・CSについて理解を深めてもらう」ことを目的に、入社2年目の若手社員が、ゼロからインターンシップに参加する学生に経験してもらいたい企画を考えています。担当した3名に、今回のインターンシップを運営する際に工夫したこと、どのような学びを得て、成長したのかくわしく聞きました。

他部署の3名が協力してインターンシップを企画

――3名でインターンシップの企画運営をされていましたが、それぞれの役割などは分担していたんですか?

若林 敬人(以下、若林):リードが私、バディが今井さんと湯浅さんという役割設定で企画がスタートしました。

湯浅 ひなた(以下、湯浅):今回のインターンシップでは「CX・CSを体験してもらう」という目標にあったので、サービスサポートユニットに所属している若林さんに、引っ張ってもらいながら、ゼロからみんなでインターンシップの企画を考えました。

 

――インターンシップを企画するにあたって、工夫したことはありますか?

若林:日常的にカスタマーサポートの仕事をしていたので、企画はイメージしやすかったです。さくらインターネットでは、お客さまに対してさまざまなサポート体制を用意していますが、「サポート=問い合わせ対応」だけではないんですね。外からはわかりにくい、お客さまのことを考えて働いているということを知ってもらえたらと思い、その想いを軸に企画を考えました。

今井新太(以下、今井):参加する学生が楽しいと感じてもらえるようなタイムテーブルになるように、コンテンツの順序を意識しながら企画を考えました。講義パートでは、学生になじみの薄い内容が多く難しいと感じてしまう可能性もあったので、アイスブレイクや、頭や体を動かすワークショップを挟むなど工夫しました。

湯浅:私たち3人はそれぞれ違う部署で勤務しているので、お互いの認識合わせや要件定義を考えることが重要でしたね。インターンシップには「さくらインターネットを知ってもらう」というねらいがあったので、それを踏まえて「これを参加した学生に持ち帰ってほしい」という目的を考えながら3人で企画を練りました。認識合わせは大変だったのですが、迷ったときも、最初に考えた目的に立ち戻りながら検討することができ、目的に沿った企画が作れたと思っています。

インターンシップのコンテンツについて、バランスを考えながらタイムテーブルを作成したと話す今井

――大変だったことを教えてください。

若林:学生時代に、さくらインターネットのインターンシップに参加した経験があったので、今回は自分が社員側として関わることができて嬉しかったです。学生と話せるのも楽しみだなと思いました。
ただ、部署の業務にも本格的に携わるようになってきたタイミングだったので、そちらの業務とうまく両立できるのか不安でした。

今井:新卒1年目のとき、メンターの役割でインターンシップに参加していたので、「来年はこれを自分たちが運営するんだ」と意識していました。
インターンシップの企画内容は、大枠しか決まっていない状態で、自分たち次第で方向性が左右されますから、本当にうまくいくのだろうかと心配はありましたね。でも、そういった不安な部分に関しては、3人で協力しながら解消していけたと思います。

湯浅:「学生が知りたいことってなんだろう?」と、学生の気持ちに沿って考えるのが難しかったです。IT業界や会社について知ってもらいたい、リアルな業務を体験してほしい……。アイデアはいろいろ浮かぶのですが、そのなかで本当に学生が必要としていることは何なのか、よく考えるようにしていました。

 

――参加後のアンケートで、満足度が満点だったと聞きました。参加された学生からの反応はどうでしたか。

 若林:久しぶりのオフラインでの開催だったので、オンラインでは感じ取りにくい会社や社員の雰囲気を知っていただけたと思います。とてもよいイメージの感想をたくさんいただけて嬉しかったです。
インターンシップのコンテンツに関しても、学生の方から積極的に質問をいただくなど、興味を持って参加してもらえたので、大成功だったと思います!

今井:全体をとおして楽しんでいただけたようで、とても嬉しかったです。
社内の雰囲気について書いてくださってる方も多く、さくら特有の空気感が学生の方へも伝わってよかったと思います。インターンシップ最終日の懇親会で、学生の方から部署に関する質問が飛び交っていたのが印象的でした。

湯浅:さくらインターネットや仕事について、何か身になる情報や経験を得てもらえたらと考えて企画していたものの、本当に楽しいコンテンツになっているか不安な部分もありました。
実際に、学生の方から楽しかったという声をいただけたときは嬉しかったですし、感想を聞いたときはホッとして泣きそうになりました(笑)。協力してくださった社員のみなさんが、温かい雰囲気をつくってくれたおかげで、学生の方の積極的な発言・質問にもつながったと感じてます。

 

学生たちからの嬉しい感想に、感動したと話す湯浅

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インターンシップを通じて自分たちも成長できた

――企画運営をしてみて、学びになったことや、いまの業務に活かせそうなことはありましたか?

若林:いままで、ゼロから自分たちで仕事を始めるという経験をしたことがありませんでした。今後何か自部署で新しく企画を始めるような役割を担ったときに、今回の経験が役に立ちそうだなと思います。
また、自部署以外の方とも接する機会がありました。会社全体の理解を深めることができましたし、今後仕事をするうえで、ほかの部署とも連携しやすくなったなと感じました。

今井:私も今回のインターンシップで初めて、ゼロから自分で何かを企画する経験をしました。実際企画運営をしてみて、「最初に周りの人と認識を合わせること」が大切だと感じました。どんな企画でも、ゴールに向かってタスクを進めていくと思うんですが、途中で齟齬が発生してしまうことってあると思うんですね。でも話し合いをしておけば、齟齬が発生したとき元に戻せます。今後業務をおこなっていくうえでも意識したいと思いました。

湯浅:今回インターンシップを企画運営したことで、客観的な視点を持つ大切さに気づくきっかけになりました。私が所属するインサイドセールスでは、プレイヤーとして動くことが多く、多角的な視点から、企画を考えることはあまりなかったんですよね。
今回、運営側になったことで「会社」「学生」「参加した社員」など、多くの視点を考えながら企画を進めることができ、とてもよい機会になりました。
自部署でも、新規施策を立案したり、新しくツールを導入したりする機会があると思うので、こういった考え方や進め方を今後の業務のなかでも、活かしていきたいです。
じつは、人前に立って何かすることが得意ではなくて……。これまで逃げてきたのですが、新卒2年目のタイミングで経験できたのはよかったと思っています。

インターンシップを通じて、自分たちが成長したことについて話す若林

就職活動をしている学生へ伝えたいこと

――これから就職活動をしていく学生へメッセージやエールをお願いします。

若林:まずは自己分析が大切だと思います!
いまを考えるのも大切ですが、自分が会社に入社したあと「何がしたいのか」「どうなりたいのか」という今後のイメージを考えることで、面接でも説得力のあるコミュニケーションが取れ、入社後のギャップも少なくなると思いますね。インターンシップなどのイベントに参加することで、これらを考えるきっかけにもなると思います。ぜひいろいろな企業のイベントに参加してみてください。

今井:自分がやりたいことは何なのかを明確にすることが大事だと思います。
やりたいことが決まっていないと、実際の面接でも抽象的な回答しかできないですし、仮に入社したとしても、目標がないまま働くことになってしまう可能性もあるかと思います。最終的に何がしたいのか、自分が何をやりたいのか見定めるためにも、さまざまな会社や業種のことを調べたり、気になれば、説明会・インターンシップに参加してみたりすることが必要だと思います。就職活動は大変ですが、よい会社に巡り会えることを祈っています!ぜひさくらインターネットも検討してください!

湯浅:自分自身がやりたいことは何かを考えてみてください。
そのイメージができない状態のまま就職活動をおこなってしまうと、入社したあとにミスマッチが生じてしまう可能性があるので、自己理解をしっかりと深めることが大切だと思います。もしやりたいことをイメージするのが難しい場合は、「自分がゆずれない」もしくは「やりたくないこと」などを挙げていくと、自分が働くイメージ像が見えてくるかもしれません。

周りの学生が気になり不安になることも多いと思いますが、自信を持って就職活動をおこなっていただけたらと思います!頑張ってください!

人事担当者より

2025年卒の新卒採用を担当する ES部 福島 洸(ふくしま こう)

2025年の新卒採用選考がいよいよ始まりました。また、会社説明会や先輩社員との座談会などのイベントも今後引き続き実施しますので、ぜひご検討ください。
みなさまからのご応募をお待ちしております!

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