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第35回Growth Pitch – フード特集 – FGN イベントレポート

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2019年12月に「第35回Growth Pitch – フード特集 -」がFGN(Fukuoka Growth Next)で開催されました。「Growth Pitch」は大企業や中小企業、 VC(ベンチャーキャピタル)、メディアを対象としたスタートアップによるピッチイベントです。福岡のスタートアップの成長促進や、企業との事業提携機会の創出を目的として毎月開催されています。

この日の参加企業は次の通りです。

1.株式会社タイミー
すぐ働けてすぐお金がもらえるスキマバイトアプリ「Timee」の開発・運営

2.株式会社パンフォーユー
オフィス向け、個人向けにパンのサブスクリプションサービスを提供

3.ローカルフードサイクリング株式会社
生ごみを野菜に変えるカッコいい循環ツールで体験と実感を提供

4.株式会社オルターブース
クラウドを最大限に活用し社会課題を解決するテクノロジーカンパニー

まず、はじめにFGN運営事務局より開催挨拶とGrowth Pitchの趣旨説明をおこないました。 ピッチの時間は1社あたり5分、質疑応答が10分となり短い時間でいかに自社をアピールすることができるかがポイントとなります。

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FGN Growth Pitch概要説明

続いてデロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社の浅野 泰輔さまより、今回おこなわれるGrowth Pitchのテーマ概観について説明がありました。

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テーマ概観 フード特集の主な内容は以下の通りです。

・フード業界への投資額は年々増加していて、非常に注目すべき業界

・マクロでみるとサプライチェーンの川上から川下までさまざまな問題を抱えているので、イノベーションが必要となっている

・ミクロでも消費者の嗜好(しこう)が変わり、多様なニーズにこたえる必要が出てきた

・ベンチャー企業が持つアイデアや技術と、大企業が持つアセットやチャネルを掛け合わせてさまざまなサービスが生まれている

浅野さまの説明により、会場にお越しの方々もこれから始まる各社発表の心構えができたようです。続いて浅野さまの紹介により各社発表がスタートしました。

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FGN Growth Pitch 登壇者

株式会社タイミー 福岡支社長 坂田 優也さま

タイミーの坂田です。よろしくお願いいたします。飲食店の人手不足が深刻になっており、それを解決するためのアプリ「Timee」を運営しています。登録ワーカー数が50万人・登録店舗数が5,000店舗を突破しました。(2019年12月時点)

当社の強みについて説明いたします。登録店舗に比べて登録ワーカー数が多いので、案件が登録されてから数分以内に埋まる状況です。また、飲食経験が3年以上など、スキルで絞り込みができるので即戦力が期待できます。最後が一番の肝ですが、勤怠管理・給与計算・振込などの労務管理が一切発生しないので多くの飲食店の方に支持されています。

今後は飲食店だけではなく、さまざまな分野にも進出していきたいと考えており、登録ワーカーを集めるために、関東ではテレビCM、SNSマーケティングをおこなっています。

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株式会社パンフォーユー 代表取締役 矢野 健太さま

パンフォーユーの矢野です。よろしくお願いいたします。魅力ある仕事を地方にというビジョンから、本社は群馬県にあります。地方のベーカリーのパンを独自の方法で冷凍し、全国のオフィスや個人宅で販売する事業をおこなっています。

パンを冷凍すると美味しくなくなるとイメージする方もいらっしゃると思いますが、特許を取得している当社独自の冷凍技術だと、焼きたての味をそのままお届けすることが可能で、設備投資も不要となります。

地方のパン屋数は減少傾向にあり、5年で約1,000店舗が閉店しているのですが、パンフォーユーを利用すれば接客や販売がともなわなくなり、パン職人がパン製造に集中することができます。後ろに当社のパンを置いてありますので、ぜひお召し上がりください。

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ローカルフードサイクリング株式会社 代表取締役 平 由以子さま

皆さんこんばんは。私たちのビジョンは「持続可能な食卓」です。どうしてこのビジョンにいたったかというと、24年前に私の父がガンになりまして、余命3カ月でした。当時は無農薬野菜があまりなくて、2時間かけて見つけた野菜が古くて高いという状況でした。その時に今の環境や複雑な社会がどうなっているのかということを学び、土づくりにいたりました。

半径2km圏内で資源を循環する仕組みを社会で作れば、自分ゴトとして捉えてもらえると考えています。そこで生ごみを資源として循環することを実行しています。都市でもできる当社が販売するバッグ型のコンポスト(堆肥作りの容器)を開発しました。LFCプロジェクトでは、生ごみを入れたコンポストを、コンポストクルーが回収して堆肥として野菜に利用し、その野菜が食卓に届くような仕組みを進めています。私たちは食卓と社会を結びつける新しい循環を目指していきます。

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株式会社オルターブース マイソースファクトリー プロジェクトマネジャー 木本 政慶さま

皆さんこんばんは。オルターブースの木本と申します。マイソースファクトリーは世界でたったひとつだけの自分だけのオリジナルソースを作ろうということを掲げて2017年からサービスを開始しております。ソースのベースとなる味は「ポン酢、焼肉のタレ、ドレッシング」となっており、それぞれの配合量を数字で指定する仕組みとなっています。

自分だけのソースを作るとなると、通常はロットで大量注文しないといけないのですが、マイソースファクトリーでは100mlのソースを1本から注文できます。品質にも自信を持っており、国産野菜を使用し、化学調味料を使わずにグルテンフリーのソースを提供しております。配合量を数字で選ぶので、自分の思う「美味しい」を数字で可視化することができます。ご興味ある方、どんな話でも構いませんのでお声がけいただければと思います。

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FGN Growth Pitchまとめ

FGN(Fukuoka Growth Next)は未来を創るアイデアを持った起業家と支援者が集まる創業支援施設です。事業拡大を目指すスタートアップ企業の方、まだ形になっていない素晴らしいアイデアをお持ちのスタートアップ企業の方、ご入居お待ちしております。まずはホームページをご覧ください。 

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執筆

川崎 博則

1986年生まれ。2019年4月に中途でさくらインターネット株式会社に入社。さくマガ立ち上げメンバー。さくマガ編集長を務める。WEBマーケティングの仕事に10年以上たずさわっている。

編集

武田 伸子

2014年に中途でさくらインターネットに入社。「さくらのユーザ通信」(メルマガ)やさくマガの編集を担当している。1児の母。おいしいごはんとお酒が好き。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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