沖縄の未来をつくる女子サッカーチーム「FC琉球さくら」発足!~さくらインターネットがオフィシャルトップパートナーに~

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©FC RYUKYU
写真左より、琉球フットボールクラブ 執行役員 竹原 稔 氏、FC琉球さくら 伊藤 美菜子 選手と牧山 麗奈 選手、さくらインターネット SAKURA innobase Okinawa コミュニティマネージャー 島袋 瑞樹、琉球フットボールクラブ 執行役員 綿引 啓太 氏

2024年4月18日、さくらインターネットのDX拠点「SAKURA innobase Okinawa」にて、沖縄県の女子サッカーチーム「FC琉球さくら」の新体制発表記者会見が琉球フットボールクラブ株式会社主催のもと開催されました。さくらインターネットがオフィシャルトップパートナーに就任したことが発表されたほか、チーム設立の背景、独自の制度や取り組みなどが説明されました。本記事では、その記者会見をレポートします。

琉球フットボールクラブ 執行役員 竹原 稔 氏
「コンセプトは“沖縄の未来をつくる女子チーム”」

琉球フットボールクラブ 執行役員 竹原 稔 氏

「FC琉球OKINAWAレディース」としてはじまったこのチームは、「FC琉球さくら」と改名し、九州女子リーグ2部へ参入することとなりました。

琉球フットボールクラブの経営には、面白法人カヤックが参画しており、日本一おもしろい愛されるチームになることを目指しています。そしてこのたび、“「やりたいこと」を「できる」に変える”をビジョンに持つ、さくらインターネットが「FC琉球さくら」のオフィシャルトップパートナーに就任しました。これからカヤック、さくらインターネットとともに、沖縄の社会問題を解決し、沖縄の人々が豊かになるよう、「沖縄の未来をつくる女子チーム」として活動していきます。

サッカー競技者人口に占める女子選手の比率について、沖縄県は、じつは日本でトップレベルの水準です。しかしながら、高校年代以上になるとトップリーグを目指す有望な若手選手が県外に流出したり、サッカーを続けることを諦めてしまったりすることが課題となっていました。FC琉球さくらはその受け皿となり、沖縄から日本代表選手を輩出したいと考えています。

また琉球フットボールクラブは、「FC琉球」という男子チームも運営しています。女子チームと男子チームで、コーチや監督、選手同士の交流をおこない、課題を共有していくことで相互に成長を加速していきます。

そしてサッカー以外にもさまざまな活動をおこない、沖縄の女性活躍のシンボルを目指してまいります。

 

>>さくらインターネットの地方創生の取り組みとは?

さくらインターネット SAKURA innobase Okinawa コミュニティマネージャー 島袋 瑞樹
「オフィシャルトップパートナーとして目指すもの」

さくらインターネット SAKURA innobase Okinawa コミュニティマネージャー 島袋 瑞樹

さくらインターネットは、インターネットで熱量を持って挑戦するすべての人の“「やりたいこと」を「できる」に変える”というビジョンのもと、デジタルインフラ基盤を総合的に提供し、社会と顧客を支援しています。 また地方創生のため、各地域に根差した取り組みもおこなっており、北海道、東京、大阪、福岡、沖縄に拠点があります。

本日の会場であるここ「SAKURA innobase Okinawa」も、その取り組みの一環として2023年9月にオープンしました。沖縄県におけるデジタルイノベーションの創出や、DX人材の育成を目的に、業務をおこなう場所ではなく、社内外におけるリアルコミュニケーションスペースとして活用しています。

このたびさくらインターネットは、「沖縄の未来をつくる女子チーム」というFC琉球さくらのコンセプトに共感し、オフィシャルトップパートナー就任の契約を締結しました。

サッカー選手の抱えるセカンドキャリア問題の解決支援、および沖縄県のDX人材育成の一助となるよう、さくらインターネットが得意とするITの領域にて、さまざまな取り組みをおこなっていきます。

直近では、FC琉球さくらに所属する選手に向けて、FC琉球さくらとさくらインターネットの共催でプログラミング教室を実施予定です。そのほか、さまざまな施策を連続しておこなうことで、ITスキルのみならずビジネススキルの習得なども支援し、選手個人に合ったセカンドキャリアの構築を目指してまいります。

そしてFC琉球さくらの選手はもちろん、応援するファンのみなさま、県民のみなさまとともに大きな志を持って沖縄の未来を盛り上げていきたいと思います。

 

>>さくらインターネット、「FC琉球さくら」のオフィシャルトップパートナーに就任(ニュースリリース)

琉球フットボールクラブ 執行役員 綿引 啓太 氏
「沖縄の未来をつくっていくための独自の制度や取り組み」

琉球フットボールクラブ 執行役員 綿引 啓太 氏

FC琉球さくらでは、沖縄の未来をつくっていくためにさまざまな制度の導入や取り組みをおこなっており、本日は3つご紹介いたします。

まず1つ目は「ワークライフパートナー」制度です。
FC琉球さくらの選手たちは、昼間は働き、夕方からサッカーの練習をする二刀流生活をおくっています。そこでサッカーの競技面だけでなく、選手のセカンドキャリアを見据えた生活面や社会貢献活動を企業にサポートしていただきます。通常のスポンサー制度とは違い、競技面だけではなく、衣食住といった生活面や引退後のセカンドキャリアなど、彼女たちの人生そのものを応援していただく制度です。カヤック、さくらインターネットを含め、沖縄への熱い思いに溢れる県内外の7社(※5月末時点:9社)と契約を締結しています。今後も、ともに沖縄の未来をつくってくださる企業を募集しておりますので、ぜひご参加よろしくお願いいたします。

2つ目に、「インフルエンサー手当」制度です。FC琉球さくらの活動を広めていくために、選手自身の発信も必要だと考えています。選手の発信力向上、そして発信のモチベーション向上を目的として、選手のXまたはInstagramを対象に、フォロワー数に応じて基本給をベースアップします。現状アカウントを持っていない選手も多いことから、アカウント開設から投稿方法など、SNS運用支援のためのインフルエンサー講座をカヤックが主催します。これを通じて、日本で一番発信力のある女子チームを目指します。

そして3つ目、社会貢献活動として「フードドライブ活動」をおこないます。沖縄県では、都道府県別の子どもの相対的貧困率が30%近くにのぼり、子どもの貧困が深刻な社会問題となっています。FC琉球さくらが未使用食品を引き取ってフードバンクとなり、それを必要とされている方々に寄贈することで、食の面から沖縄の貧困問題解決に取り組んでいきます。

沖縄伝統を取り入れたユニフォーム

ユニフォームは赤・水色・黄色・紫の全4色展開となる。

最後に綿引 執行役員より、今シーズンのユニフォームが紹介されました。

ユニフォームには、沖縄の伝統工芸で、琉球王朝時代から続く「顔料」と「染料」を併用した染物「紅型(びんがた)」のデザインが全面にあしらわれています。紅型の特徴でもある強く鮮やかな色使いは、コンセプトである「沖縄の未来をつくる女子チーム」をあらわしているそうです。紅型模様は、沖縄県那覇市出身の紅型作家、新垣 優香 氏によるデザインとのこと。このコラボレーションは、カヤックが運営する那覇空港の沖縄工芸セレクトショップ「Dear Okinawa,」の協力を得て実現したといいます。

綿引 執行役員は、「色鮮やかな植物を中心としたデザインで、その生命力や明るいエネルギーが、FC琉球さくらの描く沖縄の未来や彼女たちのエネルギーと共鳴しているようで、非常に印象的なユニフォームになりました。このように大胆な模様が入ったユニフォームは珍しいので、これを機にFC琉球さくらの知名度があがれば幸いです」と述べ、記者発表会は幕を閉じました。

 

将来的に日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)参入を見据える「FC琉球さくら」。ぜひ応援よろしくお願いいたします!

 

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