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2023年9月1日、さくらインターネットは、DX拠点「SAKURA innobase Okinawa(さくらイノーベース沖縄)」(以下、innobase)を沖縄県那覇市にオープンしました。本記事では施設の概要のほか、9月11日に開催したミートアップの模様や、innobase のコミュニティマネージャーに就任した島袋瑞樹のインタビューをお届けします。
「SAKURA innobase Okinawa」とは?
さくらインターネットの企業ビジョンは、“「やりたいこと」を「できる」に変える”。その実現に向けて、社会の変化に対応してデジタルを主軸とした課題解決を提供するために、「デジタル化」「スタートアップ」「地方創生」「教育」という 4項目を重点テーマとして設定しています。
>>さくらインターネット企業情報 │ ビジョンの実現に向けて
これらのテーマのもと、innobase は“「やりたいこと」を「できる」に変える”の連鎖を起こす場所として誕生しました。沖縄県におけるデジタルイノベーションの創出や、DX人材の育成を目的に、業務をおこなう場所ではなく、社内外におけるリアルコミュニケーションスペースとして活用していきます。
【取り組み内容】
- DX人材育成
ITビジネスを創出していく人材育成のための各種イベントを施設内で開催します。 - デジタルイノベーションの創出
- ビジネス開発
さくらインターネットの持つクラウドコンピューティングサービスや、そのサービス開発・運用の知見を活かし、沖縄県の持つテクノロジー・文化を重んじながら、地域企業とともにオープンイノベーションを起こしていきます。 - スタートアップ支援
沖縄県のスタートアップ育成支援をしていきます。
- ビジネス開発
innobase では、すでに複数の企業・団体との連携が始まっています。施設コンセプトは「進化し続ける拠点」。今後も、こうしたみなさまとともに「やりたいこと」を生み出し、それらを取り入れながら進化し続けます。
【連携企業・団体の一例】
- ISCO(一般財団法人 沖縄ITイノベーション戦略センター)
沖縄県経済の振興を図る産業支援機関として、県内の起業・事業支援や IT利活用の推進などをおこなっています。 - 株式会社うむさんラボ
「社会をより豊かにする」事業への“社会的インパクト投資”と、幅広いビジネススキルやネットワークを活用した経営支援、事業開発などをおこなっています。 - おきなわ・スタートアップ・エコシステム・コンソーシアム
沖縄県「スタートアップエコシステム構築事業」の一環(さくらインターネットも加入)。スタートアップ支援をおこなう拠点として innobase内に「Startup Lab Lagoon NAHA」を開設しています。 - その他
さまざまなコミュニティイベントを innobase で開催しています。
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オープンイベントには総勢約160名が参加
innobase開所を記念としたパーティには、総勢約160名が出席。さくらインターネット社員のほか、県内外の経営者、行政関係者、学生など、多くの関係者さまにご参加いただき、活発なコミュニケーションが生まれていました。
さくらインターネット 代表取締役社長 田中邦裕よりご挨拶
田中 ようこそ、さくらインターネットの DX拠点へお越しくださいました! 去年から那覇市民になりましたが、今回拠点ができたことで、名実ともに沖縄の地で仕事ができるようになり、大変うれしく思っています。
さくらインターネットのビジョンは “「やりたいこと」を「できる」に変える”。私自身も 18歳のときに学生起業した身です。そこから 27年間、インターネット、スタートアップ、起業の可能性を信じ、「なにか新しいことをやろう!」という方々と一緒にビジネスをやっていくなかで、われわれも成長してきました。そして今後は、それを東京だけではなくほかの場所でも実現し、成長の連鎖をつくっていきたいのです。
沖縄は日本で一番開業率が高く、平均年齢が若くて、出生率も高い。成長可能性が高いこの地で、“「やりたいこと」を「できる」に変える” を叶えようと熱量高く取り組んでいる方々と共創し、さくらインターネットもさらに成長していきたいと考えています。沖縄の地から全国へ、成長や変化の輪を広げていきましょう!
コミュニティマネージャーに聞く
「SAKURA innobase Okinawa」にかける想い
innobase のコミュニティマネージャーには、事業開発本部 スタートアップ推進室所属の沖縄県在住社員、島袋瑞樹が就任。「SAKURA innobase Okinawa」にかける想いを聞きました。
事業開発本部 スタートアップ推進室 所属
SAKURA innobase Okinawa コミュニティマネージャー
沖縄県出身。沖縄工業高等専門学校(沖縄高専)を卒業後、ニュースサイトのバックエンドエンジニアを経て、2020年2月にセールスエンジニアとしてさくらインターネットに中途入社。入社後は沖縄県那覇市に Uターンし、リモートワークにて勤務。2023年にスタートアップ推進室に異動し、2023年9月より SAKURA innobase Okinawa コミュニティマネージャーに就任。
――さくらインターネット入社の経緯を教えてください。
じつは、沖縄高専在学中に出場した起業家甲子園の沖縄予選で「さくらインターネット賞」を受賞しているんです。結局新卒では別の会社に就職し、バックエンドエンジニアをしていましたが、もっとお客さまとの距離が近い「サービスを売る仕事」をしたいと考えるようになりました。そんなタイミングで、ちょうどセールスエンジニアの募集があったため応募し、入社することになりました。
――innobase のコミュニティマネージャー就任の経緯について教えてください。
沖縄に社内外とのリアルコミュニケーションスペースとして活用していく新拠点ができることが決まり、「コミュニティマネージャーが必要だよね」という話が出たときに、「やってみたい!」と手を挙げました。
「さくらインターネットのことを好きになってもらう」という意味ではセールスエンジニアの仕事と共通する部分もあると考えています。なにより、企業や地域と共創していくというのがとてもおもしろそうだなと。沖縄にゆかり深い身としても、ぜひこの新拠点にかかわっていきたいと思ったんです。
――「innobase」という名前は、島袋さんの後輩である沖縄高専の生徒たちのアイデアが原案になっていると聞きました。
はい。新拠点のコンセプトをお伝えしたうえで、沖縄高専の学生たちに新拠点の名前を考えてもらうワークショップを実施しました。そこで出た案が、「innovation(イノベーション)」 と「base(基地)」を組み合わせた「イノーベース」という名前だったんです。
そこに、沖縄の方言の「イノー」(サンゴ礁に囲まれたおだやかな海、礁池のこと)という意味を私がつけ加えました。おだやかな海で生物が育つように、この施設から沖縄発信の DX人材や、デジタルイノベーションの創出をしていきたい――。そんな想いを込めています。
――施設名からすでに共創が始まっていたのですね! innobaseは「進化する拠点」がコンセプトとのことですが、最後に今後の展望を教えてください。
ありがたいことに、毎週のようにイベントが入っています。イベントをするなかで、「こういうものが欲しい」「こんなふうな使い方がしたい」など、いろいろな要望が出てくると思うので、それに応えられるように、ハード面もソフト面もアップデートしていきたいですね。
自社だけで使う施設ではないので、こうして絶えず進化していくことで、地域やスタートアップ企業、そして日本のインターネット業界全体を盛り上げていきたいと思っています。
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