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口コミサイトとエゴサーチ 自衛のスキルが必要になる時代がやってきた

口コミサイトとエゴサーチ 自衛のスキルが必要になる時代がやってきた

最近、YouTuber界隈で少し話題になっているサイトがあります。どんなサイトかというと、YouTuberに対しての評価や口コミがまとめられているサイトです。

一般ユーザーがYouTuberのルックス・企画力・トーク力・カリスマ性・人間性など計8つの項目を5点満点で採点し、結果が八角形のグラフで可視化されます。そこにはコメントも添えられていて、率直な「応援しています」といった声や「つまらない」「生理的に受け付けない」などのなかなか辛辣な意見もあったりします。

迷惑系YouTuberが逮捕されてニュースに取り上げられたり、緊急事態宣言下にもかかわらず大人数でパーティーをしていた様子が週刊誌に撮られたり、今までは見えていなかったYouTuberのモラルや人間性が最近になって取りざたされるようになりました。視聴者もせっかく時間を使って見るならと飲食店の口コミサイトのように☆が多い、評価が高い人を見ようという風潮になっていくのかもしれません。

エゴサーチしてみると…

YouTuberとして活動している私も、一体どんなことが書かれているのだろうと気になって、そのサイトで検索をかけてみました。すると1件の口コミがヒットしました。

1件って……。口コミの数にも人気・知名度が顕著に反映されているなと感じながら、おそるおそる開いてみると、かなり称賛してくれている口コミが書き込まれていました(匿名なのでどこの誰だかわかりませんが、ありがとうございます)

チャンネル名の横に置かれたグラフは大きめな八角形を描いていて、おそらく私の動画をたくさん見てくれている人が書き込んだであろう、私のこだわりを認めてくれるような、そんなコメントも添えてありました。

素直にうれしくなって、読んだあとに書いてくれた人とグッと握手をかわしたいそんな気持ちになりました。ネット上で自分の評判を見て、うれしい気分になることなんてかなり稀なことだと思います。

私はこのサイトに限らず、たまに自分で自分の名前を検索、いわゆるエゴサーチをしてしまいます。一人でネット上で活動していると、自分が人からどう見られているのかを気にせずにはいられなくて、暇な時間があればつい検索してしまうのです。エゴサーチをしていて目に付くのは、称賛の言葉よりも悪口や一方的な思い込みの情報。

某掲示板なんかをのぞいてみると「絶対に整形してる」「男に貢いでもらって生活してそう」など、本当に好き勝手に書かれています。

「どんなイメージだよ!」と元気な時はツッコめるのですが、ナイーブなときは世間からそんな風に思われているのか、とまぁまぁ落ち込むのでエゴサーチなんてあまりすべきではないなと思っています。でもネットの片隅で自分の噂をされているかと思うと、気になって性懲りもなくまたのぞいてしまうのですが……。

口コミは大きな情報源

私は学生時代からアイドルが好きでした。でもライブや握手会に頻繁に行くほど活発なファンではないので、基本的にネットやテレビの情報を追う、いわゆる在宅のファンとして長らく活動してきました。そうなると応援しているアイドルの口コミはおおきな情報源で「握手対応がいい」「名前をすぐに覚えて読んでくれた」などその子を褒める書き込みがあると、やっぱりいい子なんだ、推していて良かったと純粋に思っていました。反対に「そっけない塩対応をされた」というような書き込みがあると、今まで応援していたのに「この子は本当は裏がある子なのかもしれない」とスーっと冷めてしまったこともあります。状況を知らないのに、たった1つの書き込みで心変わりしてしまった経験が私にもあります。

でも、眺めている分にはそれでもよかったんです。ファンの自分勝手な口コミや態度に対する批判も、見ている分には1つのコンテンツになっていて、ライブや握手会に気軽に行けないからこそ、それをみて参加した気になって楽しむ。そんなオタク生活をしていました。

あの頃はアイドルが評価されるのを遠くから眺めて楽しんでいました。けれど私自身がネット上で活動しはじめて(アイドルではないですが……)いざ評価にされる側に立つと「かわいい」「ブサイク」「面白い」「つまらない」といろいろな意見に敏感になってしまって「あぁ自分を表現して活動している人たちはこんなにも心がすり減るような思いをしていたのか」と少しだけその立場の大変さを感じられました。そして人の目にさらされることは、相当な覚悟が必要だということにも気づかされました。

自衛のスキルが必要になる時代

誹謗中傷や悪質なデマにはしかるべき対応をすべきだと思いますし、厳罰化を求める声などもあり、変わっていくのだろうなと思う部分もあります。でも人のうわさやゴシップなどは、どうしても興味を引くコンテンツとして存在していますし、それについて人が議論して、自分の正義感を押し付けて、どんどん過激になっていく。そんなネットの文化はしばらく変わらないんじゃないか、とも感じています。

人の表現・言論の自由も守られなければならない。何が意見で何がアンチなのかその線引きも個人の受け取り方によるので、本当に難しい所だと思います。

いろいろな意見が飛び交うことでコンテンツが活性化して大きくなっていくことも、今まで目の当たりにしてきました。盛り上げていこう、有名になろうとするなら賛否両論が出てくるのはもはや必然なんだと思います。

その中でどこまでを受け取るか、見なくていいものは見なくて済むように自衛できるか。今の時代を生きている人はそんなスキルも必要になっているのかもしれません。なんて、そんなことを書きながら私も自衛のためにエゴサーチは、ほどほどにしておかなけらばならないな、と反省しております。

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執筆

アンドロイドのお姉さん SAORI

モデルとして活動していたがアンドロイドパフォーマンスで注目を浴び、以来アンドロイドタレントとして活動中。 フリーランスになり、ラジオ、YouTube、勉強会での登壇などマルチに活動している。
Instagram :https://www.instagram.com/saotvos/

編集

川崎 博則

1986年生まれ。2019年4月に中途でさくらインターネット株式会社に入社。さくマガ立ち上げメンバー。さくマガ編集長を務める。WEBマーケティングの仕事に10年以上たずさわっている。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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