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パークマンサーさんの現在。健やかに暮らす秘訣は「見ざる、言わざる、聞かざる」

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パークマンサーさんが健やかに暮らす秘訣「見ざる、言わざる、聞かざる」

パークマンサーさん

2002年に放送されていたTBS系バラエティ番組のラッパー発掘企画 『B-RAP HIGHSCHOOL』で大ブレイクしたグループ「軟式globe」のメンバー。解散後の2013年に三代目パークマンサーとして復活。AHO合同会社社長でもある。

2019年4月、二代目KOIKEの卒業によりソロでの活動を開始。同12月、初代と同一人物であること、実はカツラだったことをカミングアウト。2020年、地元の富山で農家となる。

本家globeのマークパンサー氏とはこれまでに度々共演を果たしている。

Twitter:@ParcManther_3

Instagram:parcmanther_3

TikTok:parcmanther

「現在の肩書はアーティスト・農家」と語るパークマンサーさん。

V6がMCをつとめるTBS系バラエティ番組『学校へ行こう!』に「軟式globe」のラップ担当として出演し、人気になりました。そんなパークマンサーさんは現在、富山県で農家として働いています。農家になった理由や、SNS時代を健やかに生きていくうえで大切なことについて語ってくれました。

(オンラインでお話をうかがいました)
(オンラインでお話をうかがいました)

パークマンサーさん「肩書はアーティスト・農家」

ーー本日はよろしくお願いします。まずはじめにパークマンサーさんは現在、どのようなお仕事をしているのか教えてください。

最近よく肩書を聞かれるんですけど、今のところ「アーティスト・農家」って答えています。正直言うと「農家・アーティスト」の順にしようか、めちゃめちゃ悩みました。

ーーYouTuberとは呼ばれたくないと事前にうかがっています。

絶対に嫌ですね(笑)。YouTuberじゃないんで。ただYouTubeというツールを使って配信しているだけです。あとは二代目の相方がYouTuberとして売れたことに若干、イライラして腑に落ちていないところがあります(笑)。

YouTubeでは農作業の風景をただ垂れ流してるだけなんです。なにかを伝えたいというよりは、農業をやっている事実だけ伝わればいいかな、と思っています。

アホは地球を救う

ーーパークマンサーさんはAHO(エーエイチオー)合同会社社長ということですが、AHO合同会社というのはどんなことをしているのでしょうか?

現状、会社としては稼動させてないですね。自分のスケジュールとお金の管理の窓口でしかないです。会社を作ったのは3年前くらい。意識高い時代があり、そのときに起業しました。

起業したときはイベント会社みたいな感じで、社員がもう1人いました。2人で月1回くらいのペースでイベントを開催していたんです。ただ、イベントを開催するのってそんなに楽じゃないんですよね。イベントに出る側のほうがいいな、とだんだん思うようになりました。そのほうがリスクも少ないですし。

起業したときに掲げた「AHOは地球を救う」というスローガンがあるんです。今後なにかをやっていくなかで、仲間が増えていく状態になったら、これを意識していきたいんですけどね。

現状は窓口としての会社でしかないです。あんまり掘り下げないでください(笑)。

パークマンサーさん「挫折とは思っていない」

ーーテレビでブレイクしてから、俳優として活動していました。その後、バイトをしながら舞台に挑戦するなど、挫折を味わったと思います。挫折から復活した経緯を教えてください。

本人としては挫折と思っていないところがありまして……。まず「学校へ行こう!」で売れたときって、偶然はまっただけなんですよね。生活が変わることもなかったです。環境は変わりましたけどね。

お金を派手に使うこともなかったので、役者をやってた時期と比べても水準はずっと一緒なんですよね。

ーーなるほど。当時はSNSやYouTubeがなかったですもんね。そこで知名度を生かして、ビジネスで広告収入を得る手段が当時はなかったということですよね。
そういう時代ではなかったですね。当時は「2ちゃんねる」とかですよね。そういうところに書き込まれて、半分本当、半分嘘みたいな世界でした。

精神と体のバランスがめちゃくちゃだった

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パークマンサーさん「精神と体のバランスがめちゃくちゃだった」

ーーいろいろな経緯があったと思うのですが、地元の富山で農業をやろうと思ったきっかけはなにかあったのでしょうか?

2015年に「学校へ行こう!」のスペシャル番組があったんです。そこでまた知名度がキュッとあがりました。そのおかげで2年くらい、営業の仕事が入って生活レベルも上がったんです。でも、そんなことがずっと続くわけでもなく……。

だんだん緩やかな下降線をたどるわけです。気がついた頃には仕事が月に1、2本になっていました。ただ、仕事の単価が高かったので、2本あれば暮らしていける状態でしたね。

でも、仕事が2本から1本になっていったときに「あれ、これヤバくねえか?」みたいな。時を同じくして、6年間付き合って同棲していた彼女が家から急にいなくなりました。

月1、2回の仕事で暮らせるけど、それ以外の30日くらいはずっと寝ながら韓流ドラマを見てキュンキュンしてるっていう、精神と身体のバランスがめちゃくちゃな状態だったんですよ。

その頃に陶芸教室に通ったんです。皿自体はまったく作る才能がなかったんですが、そのときに皿を作るんだったら、この上に乗せるものを作ったほうが面白いかもってふと思ったんですよね。

思ったときに「そういえばパークって5歳まで馬に育てられたよな」っていう「学校へ行こう!」で一番流行ったフレーズが頭の中をよぎりました。そこでニンジンを作ってみようと思い、畑や家を探しはじめましたね。

富山で農業をはじめる

パークマンサーさんが地方で働きはじめた理由

ーー「5歳まで馬に育てられた」フレーズ懐かしいです。コロナの影響で都心から離れて地方で働く人も増えています。パークマンサーさんが地方で働くようになったきっかけを教えてください。

富山に来る前は、関東で2年くらい家庭菜園みたいなことをやってました。都心まで1時間くらいで出られる場所です。交通費も往復で2000円くらいで都心に行けるんですよ。

富山だと交通費が往復で30000円くらいかかります。時間の面でも交通費の面でも、最初は富山っていう選択肢はまったくなかったんですよ。仕事はやっぱり営業が多いので、全国各地を回るから、新幹線の駅が近い、空港に行ける距離感のなかで探していました。

だから僕の場合、地方で働くことになったのは、たまたまなんですよ。別に地方に行きたくて行ってるわけじゃないから。東京で「無理」ってなったので離れただけです。

家庭菜園始めて2年目の5月に、地元の富山で音楽フェスがあったんですよ。その司会として、久しぶりに地元のイベントのお仕事をさせていただいて……。僕の生まれた町でのフェスだったので、結構、仲間というか、めちゃめちゃ自分のことを応援してくれる人たちが、実はこんなに身近にいっぱいいるんだということに気付きました。

そういう付き合いのなかで、本格的に農業やるんだったら、地元の富山でやってみようかなってTwitterでつぶやいたんです。

Twitterがきっかけで縁がつながり農家になる

ーーTwitterのつぶやきがきっかけということですか?

ですね。「富山で農業本格的にやっちゃうアホだよ♪」みたいなことをつぶやいたのがきっかけです。

そうしたら、フェスを主催してた人のお姉さんが地元のカフェの店長さんで、そこに野菜を卸してくれている方(現在の農業の師匠)を紹介してくれました。畑も師匠が持っている、もともと田んぼだったところが空いてるから使っていいよ、って言ってくれて富山での農業が始まりました。

ーー富山にいながらでも、こういったリモートでのお仕事とかをやろうと思えばできる時代ですもんね。

極論、Amazonの配送が届くところならどこでもなんでもできますね。Amazonの配送が届くかどうかは大事です。これは地方あるあるだと思います(笑)。

僕はあまりにも山奥は嫌だったんですよ。農業修行みたいなことをしたときに、山奥…いや正確には山前くらいで修行したんですけど、正直こういうところでは無理だなって思いました(笑)。

それも人によるので、そういうところが良いという人もいると思いますけどね。こればっかりは合う合わないがありますから。

草生やしてくるやつには「草刈りして耕して野菜」

ーー働き方を考えるうえで、自分が無理しない働き方、ストレスに感じないやり方は非常に参考になると思います。農業の様子をYouTubeでも公開していますが、農業をしていることについて、周りの反響はいかがでしょうか?

どうなんだろうなあ。コメントとかつぶやきとかをいろいろと見ていると、「え、農家やってるw草w」みたいなことを書いてくる人たちが最近いっぱいいるんですよ。

うちの畑は除草剤使わないスタイルでやってるから、草を抜くのとか草刈りするのが一番ストレスなんですよ。だから草生やしてくるやつがすごく嫌い(笑)。

なので、そういうコメントには「草刈りして耕して野菜」って返してます。生やしていいのは野菜か稲だけにしてくれ、みたいな。そういうスタイルです。あ、お花もありですね(笑)。

ーーコメントで草生やされるとイラっとするんですね(笑)。ちなみに、さくらインターネットでは、IoTの分野で農業支援もおこなっております。最近の農業でデジタル化をしていることって何かありますか?

僕の周りではデジタル化はそんなに感じないですね。前に見学しに行った水耕栽培しているところは、デジタル化してほぼ自動で野菜を作っていました。それでも人の手は使っていますけどね。

あとは友達のドローン操縦士が、ドローンを使って農薬を撒いていたり、アプリを使ってドローンで上空写真を撮って野菜の生育具合を色とか写真で解析するとかやってるみたいです。

変なバズり方はしたくない

ーーパークマンサーさんのSNSの中で、TikTokのフォロワー数が最も多く、20万人もいます。イメージだとTikTokのユーザは10代の女性が多いイメージで、「学校へ行こう!」の世代は30代ぐらいが多いのではないかと思うのですが、若者にも刺さっている要因はなんだと考えていますか?

それが、現状でいうと刺さっていないので、伸び悩んでいるんです。

ーーフォロワー数が20万人でも全然刺さっていないということですか?

TikTokだとフォロワー数2000万人の人もいますからね。僕がTikTokを始めて、いきなりフォロワーが40,000人くらいになったんです。1日に1000人、2000人単位で増えていきました。それは、TikTokのアルゴリズムかなにかで、はじめてすぐはバズりやすいみたいなんです。でもフォロワーを増やすためには、何回もバズらないといけないんですよね。

おそらく僕は「学校へ行こう!」のファン層で、頻繁にTikTokを見ている方々はあらかた取り込んでいて、この状況なのかなと思っています。

結局「学校へ行こう!」の時になぜ僕がバズったかというと、当時の10代にはまっただけのことです。TikTokでもやろうと思えば、はまることができると思うんですよね。

ただ、狙ってそういうことをやりたくないんです。変なバズりしても、今のこの健やかな暮らしがなくなるだけだと思っているんですよ。

パークマンサーさんが健やかに暮らす秘訣は「見ざる、言わざる、聞かざる」

パークマンサーさんが健やかに暮らす秘訣「見ざる、言わざる、聞かざる」

ーー健やかに暮らされているとのことですが、最近はSNSでの誹謗中傷やテレビでは暗いニュースが流れていて、コロナ禍で心が沈んでいる人が多いように見受けられます。健やかに暮らす秘訣などあればうかがいたいです。

「それがどうしたアホだよ♪」の精神と言いたい所ですが、飽きたんでたまには他のことも言ってみます(笑)。

ぶっちゃけ言うと「勇気」を持って行動すること。それと「見ざる、言わざる、聞かざる」。もっと正確に言うと「見ざる、言わざる、聞かざる…とは言いつつあまりにもムカついたら言う」ですかね(笑)。

すごくいろいろ言ってくる人は秒でミュートです。ブロックするとなにか言ってくる人もいるからミュートです(笑)。

それでもアカウント変えてしつこく粘着する方がいたら、言いたいこと言って、またミュート(笑)。そしてSNS自体を見ない。それで畑行って土いじり。はい、完璧!(笑)

あとは小さくてもいいから「自分がいられる世界」をいくつも持っておくことですよね。僕も怖すぎて1つの世界を逃げ出したことはいっぱいあります。

そこを逃げるときなんて勇気で逃げたわけじゃなく、もう死ぬ! と思って逃げてるわけですから。僕だって一歩間違ったらどうなってたかもわからないですよ。

もうどうしようもなくなって逃げるとか、何かを選択しなきゃいけない、って状況はマジで最悪なので。早め早めの準備をおすすめします。

でもね、それができたらいいんですけど、なかなかできないんですよね……。

「アーティスト」という肩書を使う理由

ーーとても良いことを聞けたと思います。先ほど、肩書の最初にアーティストを名乗っているとおっしゃっていましたが、アーティストとしての活動で力を入れていることはありますか?

難しいなあ。なんで自分のことをアーティストと名乗るのかというと、結局僕は隙間隙間で生きてきたんです。わざと隙間を狙ってるところもあるんですけど。

隙間を狙いながら、誰からも嫌われないところを狙っているんですよ。なぜなら打たれ弱いから(笑)。

初めて言うかもしれないですけど、農業をはじめたのもそういう意味もあったんですよね。農業をけなす人ってあんまりいないじゃないですか。

そういうふうに隙間隙間で生きてきたので、多分ほとんどの人が僕のことを「芸人」だと思ってるんですよね。

でも、僕が芸人って名乗った瞬間に面白いことが前提になってきて、僕の横に並ぶ人たちが、芸人としてプロでやっている、めちゃくちゃ面白い人たちになってくるんですよ。そこに僕がいても別に面白くもないし、ひな壇に呼ばれたところで、なにもできないわけです。実際、経験したことがあるからわかるんですよ。

一度、番組でサンドウィッチマンさんと一緒になった時があったんです。それで、なんか振られて、僕と富澤さんで同じことを思ったんですよ。そのとき言ったら絶対ウケるっていうのがあって、それを富澤さんに0コンマ1秒速く言われたんですよ。

「これか~!」と思って。この世界で生きてる人たちの、0コンマ1秒の奪い合い。勝てねぇわ~、っていうのを感じた瞬間から絶対に芸人って名乗らなくなりました。

それで、アーティストという肩書を使っています。

ーー今日、あらためてお話して、とても戦略的に考えて活動しているんだなと感じました。

たぶん意識高い時の名残ですね(笑)。経験をもとにきちんとできることと、できないことがだいぶわかってきました。やっぱり何回も天狗になった鼻を折られちゃってからは、僕のために真剣になにかを思ってくれる方の意見は「そうかもね、やってみよう」と思うようになったんですよね。

パークマンサーさんが最近おこなった”カミングアウト”

そうだ、最近のできごとで反響が大きかったことがあります。髪型がカツラだっていうことを去年の12月かな、P&GさんのウェブCMでカミングアウトしたんです。それから気持ちがすごく楽になったんですよ。

ーーP&Gさんの担当者の方とのインタビュー記事も事前に読ませていただきました。企画もすごいなと思いましたが、引き受けたパークマンサーさんもすごいなと思いました。

まあ、ぶっちゃけ良いお金もらえるから、というところもありますけどね(笑)。もともとは違う企画の話が来ていたんです。30代向けの切れ毛を防ぐもので、そこに響く特徴的な髪型の人を探してたら、僕が当てはまったみたいで。

ただ僕ウィッグだし、撮影でも絶対ごまかしなんか効かねぇわと思って。こういう状況なんですけど、例えばカミングアウトする企画ではどうですか、とお返事したら、じゃあそれでいきましょうってなりました。

パークマンサーさんがやりたいこと

パークマンサーさんの「やりたいこと」

ーーメディアのコンセプトが「やりたいことをできるに変える」です。パークマンサーさんが今後やりたいと思っていること、 やりたいことを叶えるために、努力していることがあれば教えてください。

「夢はなんですか?」みたいなことをよく聞かれるんですけど「特にない」と答えています。やりたいことは今すでにやっているんです。

農業、面白いんですよね。それをYouTubeで流しているのは、僕にとってはアルバムみたいなものなんです。

「あ、こんな風にやったんだ」「振り返ってみたら、こんなことあったな」「今年の夏、スイカ全滅させたよな」みたいなことが、面白いんです。

やりたいこととして宣言していて、できていないのが「世界一のス“パーク”リングワインを作ろう」という企画です。パークだからス“パーク”っていうダジャレから始まりました。ほとんどがダジャレから始めてるだけなんですけど(笑)。

北海道のワイナリーさんと一緒にやる流れを作っていたんですけど、現状はまだなにも進んでいないんですよね。でも、このまま無いことにしちゃったら、これは無いまま終わるなと思ったので、頓挫してるっていうことも含めてYouTubeにアップしたんですよ。宣言していれば、僕が忘れても、コメントに入ってきたりするじゃないですか。

「こんなこと言ってませんでした?」「あ、そういえば言ってたわ」みたいな(笑)。

僕、めちゃめちゃ言うこと変わるし、考えもめっちゃ変わるんですよ、本当に。

昨日言ってたことと今日言ってることも違いますから。要は”やりたいことをやってる”んですよね。今やりたいことをやってるんです。

あ、もちろん、やりたいことやるために、やりたくないこともやってますけどね。

ここテストでま〜す!(笑)

ーーパークマンサーさん、本日はありがとうございました!

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執筆

小澤 妃子

2015年4月にさくらインターネットに中途入社。クラウド事業本部企画推進部所属。主にレンタルサーバチームのアシスタントを担当。野球とお笑いが好き。

編集

川崎 博則

1986年生まれ。2019年4月に中途でさくらインターネット株式会社に入社。さくマガ立ち上げメンバー。さくマガ編集長を務める。WEBマーケティングの仕事に10年以上たずさわっている。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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