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若者にはアフターコロナ社会を「どうぶつの森」のように思うがままにカスタマイズしてもらいたい

若者にはアフターコロナ社会を「どうぶつの森」のように思うがままにカスタマイズしてもらいたい

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世の中がこれからどうなるのかわからない。

こんにちは。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。フミコフミオです。今回は、40代後半である中年会社員の僕から、今しか出来ない、少し真面目な話をしたいと思う。この原稿を書いているのは、2020年6月の中旬。我が国における新型コロナ感染は緊急事態宣言が解除されたが、第二波を予想する声も多く、まだまだ気が抜けない状況が続いている。

社会生活では密を避けるソーシャルディスタンスを考慮した「新しい生活様式」が提唱されている。新型コロナとの共存という、これまでとは異なる、特殊な生活スタイルを普通のものにしていくことが求められている。ビジネス・仕事面でも新型コロナとの共存・共生が求められている。

どの企業も、アフターコロナを意識したビジネスモデルや新商品の開発に必死だ。どんな業種であれ、効率よく処理するために、集中させることがこれまでのやり方であったが、効率と処理の前提になる集中させることが難しくなってしまったからだ。

ガラっと世界が変わったのだ。75年前、夏の敗戦も同じようにガラっと世の中を変えたけれども、当時の資料をみると、国民の中にも、アメリカの空襲が続くのをみて、「やべえ。近いうちに日本負けるかも」という雰囲気はあったようだ。だから敗戦後の世の中の変化の大きさは予想できなくても、何かが起こるという予兆はあったのではないか。

それに比べると、今回の新型コロナ感染拡大による世の中の変化を、武漢の市場で新型インフルが発生したという報道をきいた時点で、予想できた人はいないのではないか。まして、日本において、感染症によって外出を自粛するよう求められたり、全国の学校が一斉に休校したり、企業に休業要請をするなんて想像もできなかったはずだ。

世の中を観察してみて見えてきたもの

僕もここ3か月ほど、イチ会社員目線で、一連の動きを観察してきた。これからどうすればいいのか自分なりに予想し計画も立てた。だが、営業マンとして、新型コロナとどうつきあって、営業活動をやっていくのか、見えていない部分はまだ多い。今、立てている予想とそれに基づく計画がまったくの的外れかもしれないという不安もある。戦争以外の理由で、海外との行き来がゼロになるとは想像できなかったように、想像力の限界を思い知らされたばかりだ。きっと想像をこえることがあるだろう。

だが、ひとつだけ、はっきりと見えたものもある。それは、新型コロナ後の新しい世界をつくっていくのは、僕よりも若い30代以下の人たちということだ。若い世代がつくった枠組みに従って、上の世代は経験や知識を貸すような一歩引いた役割に徹するべきではないだろうか。その流れでいうと、先輩風を吹かすような、プライドを捨てられない上の世代は、必要とされなくなる。居場所がなくなる。

この春、前時代的な風習が残る、僕の勤める会社でも、新型コロナ感染拡大を受けて、リモートワークを導入した。リモートワークの導入ひとつでも反応は年代によって反応はちがった。若い世代は、スムースに受け入れて移行できた。僕よりも上の世代、特に50代以上の社員は、リモートワークに対して反対はしないものの、これなら従来の方法のほうが仕事をしやすい、という意見を持つ者が多かった。若い世代が、「こうしたほうがよりよい在宅勤務になるのでは」という前向きにアイデアを出してくるのとは対象的であった。

この違いは何だろうかと考えてみたとき、これからの新しい世界を生きていく覚悟の違いではないかという結論にいたった。若い人たちは、否応なく、僕らより長く、新しい世界で生きていくことになる。元の世界には戻らないという諦めと覚悟が上の世代とは違うのだ。

もともと若い人は苦手

もともと若い人は苦手だ。

僕のこれまで書いてきた文章を知っている人なら、「おや?」と不審感をお持ちになられただろう。「あんた、若者のことが嫌いだったはずではないか」「むしろ、老害サイドの人間だろう」と。そのとおり。僕は若い人間が好きではない(仕事上で)。老害サイドの人間であることも否定しない。前からもそうだし、今でもそのスタンスは変わらない。

これまで、職場で付き合いのあった若者は、実力も実績もないくせに、自分の意見を主張することだけは一丁前で、そんな人間をどうすれば好きになれるというのか。10年近く前、ただ単に仕事も出来ず、素行も悪いだけのとある若手社員が「必要悪」を自称した瞬間に、僕の若者嫌いは永遠のものになったのだ。

逆にいえば、こんなふうに若者が嫌いな僕でも、若者の力を借りなければやっていくことができないと考えるほど、これからの世界は大変なのだ。好き嫌いなどと言っていられるのは、余裕がある証拠。贅沢なのだ。そんなことを言っていられる余裕はなくなってしまった。

自分が中年ゆえに、中年より上の限界がわかる。

認めたくはないが、僕は中年である。これからのアフターコロナを生きることを考えたときに、元の生活や仕事のやり方に縛られ、比較していることに気づいてしまった。元の世界に戻ることはおそらくない。だから、前のやり方に縛られずに、むしろ何とかして前向きにとらえてやっていくしかないのに、このような思考をしている自分にがっかりしてしまう。限界がわかってしまった。このどうにもならない悲しみは、数年前、オヤジ狩りをする側の人間だったはずの自分がいつの間にかオヤジ狩りの対象になっていることに気づいてしまったときの悲しみによく似ている。

もちろん世代や年齢で語るのは乱暴なのは承知のうちだ。だが、僕の観測範囲でいえば、僕(46歳)より上の世代は、リモートワークひとつをとっても、その欠点や粗を探すのみで、どうすれば良くなるのかは考えない思考停止する傾向が見られた。一方で、僕よりも若い世代は、欠点や粗をどうすれば埋められるか、または欠点や粗をカバーする長所を見出そうとする傾向を見ることができた。僕もそうだけれど、ある程度の年齢になると、柔軟性を欠くようで、新しいものに対して、否定的な目で見たり、クエスチョンを補強する方向で考えたりするようだ。

アフターコロナを生きるのは若い人たちである。

能力や実績よりも、これからのアフターコロナの世の中を変えて生きていくことについては、年齢、若さが大きな武器になる。従来のやり方に縛られない柔軟性は、若い世代のほうがずっと優れているし、彼らには、積み重ねてきたものが我々の世代よりもずっと少ないので、いい意味で過去を躊躇なく捨てることができるからだ。

こんなふうに考えるようになったきっかけは、社の若手社員の「僕らはアフターコロナを何十年も生きていかなければならないっすから」という何気ない一言だった。深い考えはなかったと思うが、かえってそのことが、リアルで作られていない必死感が見えた。

確かに僕や僕よりも上の世代は、数年から十数年で第一線から退くことになる。数年なら過去の遺産にすがったほうが、新しいやり方をマスターするよりも楽だ。リスクも少ないかもしれない。勝ち逃げできる者もいるだろう。はっきりいうと、僕や僕よりも上の世代も、アフターコロナを生き抜くためには、過去を捨てなければならないことはわかっている。でも、過去に縛られているので、出来ないのだ。ひとことで言ってしまえば、必死感が違うのだ。

若者にはアフターコロナ社会を「どうぶつの森」のように思うがままにカスタマイズしてもらいたい

結論を言わせてもらうと、力を貸してほしい

こういった理由から、これまで若い世代を憎んでいながら、まことに勝手ながら今、僕は、彼らと彼らの必死感に期待している。すべては、生き残るためだ。遠慮することなく、思うがまま、進んでほしい。新型コロナで変えられた世の中、ではなく、新型コロナをきっかけに世の中を自分たちの思うようなものに変えてほしい。

過去に縛られる必要はない。上の者を踏み台にするくらいの気持ちでいい。新型コロナをきっかけに、役に立たない過去を壊していってほしい。「どうぶつの森」のように新しい世界を自分なりにカスタマイズしてほしい。そしてガンガン稼いで、成功して、アフターコロナを利用して億万長者になってほしい。たくさん税金をおさめて豊かな社会をつくってほしい。そして若くて有望で可能性はあるが人数は少ない若者の皆様が経済強者となって、人数だけは多い我々上の世代の生活と年金を支えていただければ、こんなに嬉しいことはないのである。一緒に頑張ろう。

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執筆

フミコ・フミオ

大学卒業後、営業職として働き続けるサラリーマン。 食品会社の営業部長サンという表の顔とは別に、20世紀末よりネット上に「日記」を公開して以来約20年間ウェブに文章を吐き続けている裏の顔を持つ。 現在は、はてなブログEverything you’ve ever Dreamedを主戦場に行き恥をさらす
Everything you've ever Dreamed : https://delete-all.hatenablog.com/
2021年12月にKADOKAWAより『神・文章術』を発売。

編集

川崎 博則

1986年生まれ。2019年4月に中途でさくらインターネット株式会社に入社。さくマガ立ち上げメンバー。さくマガ編集長を務める。WEBマーケティングの仕事に10年以上たずさわっている。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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