こんにちは。さくマガ編集長の川崎です。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて在宅勤務(テレワーク)をおこなう企業が増えています。弊社、さくらインターネットでも3月2日から5月6日までの間、原則在宅勤務となりました。
最初は戸惑いもありましたが、慣れてくるとテレワークでもいつもと変わらないパフォーマンスで仕事をすることができます。慣れるまでが大変でしたが…。家の椅子って腰が痛くなるんですよね。
仕事をするうえで会議が必要なことがありますが、さくらインターネットではZoom(ズーム)というオンラインWeb会議ツールを使ってテレワークでも会議ができる仕組みがあります。
今回はこの「Zoom」について書いていこうと思います。
Zoom(ズーム)とは?
Zoomはアメリカのカリフォルニア州にあるZoomビデオコミュニケーションズが提供しているサービスです。最近はテレワークが広がってきて、注目されています。
使ってみて驚きましたが、非常に使いやすいです。パソコンだけではなく、スマホやタブレットでも利用できますし、映像の遅延が少なく、音も聞き取りやすい。
さらに、簡単に資料の共有ができるのでミーティング相手とコミュニケーションを取るのに困りません。対面で会議する必要ってないんじゃないかと思うほどです。それくらい良いツールといえます。
Zoomの中でも特に驚いた機能が「バーチャル背景」です。テレワークでWeb会議をすると、どうしても家の中が映ってしまいます。プライバシーの点でも、あまり部屋の中って見られたくないですよね? そんな人にピッタリな機能がバーチャル背景です。
Zoomのバーチャル背景とは?
Zoomのバーチャル背景とは、Zoomを使ったWeb会議の際、画像を背景に表示できる機能です。最近では、バーチャル背景画像にオンライン名刺を設定している方も増えています。
言葉で説明するよりも、実際のZoomで背景設定した画像を見たほうがわかりやすいので、下の画像をご覧ください。
一部透けたりしていますが、これがバーチャル背景です。特別な機材を使わずにノートパソコン内臓のカメラを使っています。グリーンスクリーン(緑の無地)を用意すると綺麗に映るそうですが、私はそこまでこだわらないの部屋で利用しています。
Zoomでは、デフォルトで5種類のバーチャル背景画像が用意されています(上の画像で使っているのもデフォルトのバーチャル背景画像)。自分の好きな画像をアップロードして変更すれば、バーチャル背景画像としても利用できます。
自由にバーチャル背景設定ができるとなると、やはり面白い背景にしたくなるのが人間の性(さが)ってやつです。出オチで良いのでWeb会議の参加者に笑ってほしい気持ちがどうしてもあります。
もちろん、社内のWeb会議だけにしてくださいね! 取引先の方とのWeb会議で変なバーチャル背景画像を設定して、怒られても責任は取りませんから! TPOはしっかりわきまえないと、大変なことになります。
ちなみに、私がなぜ家なのにマスクをしているのかというと、感染予防対策とかではなくてヒゲを剃っていないからです。在宅勤務になるとヒゲを剃らなくなるのは私だけでしょうか?
Zoomで面白いバーチャル背景を探す
早速、Zoomの面白いバーチャル背景画像を探す旅に出ました。Googleという広大なマップはゴールのない旅のようです。永遠にクリアできないRPGともいえます。
やっぱり、まずは猫を求める旅に出ました。
人類は猫が好きです。当然、私も猫が大好きです。犬も好きですが、なかなか触れ合える機会がありません。うちのマンションはペットの飼育ができないので、猫が飼えないのが残念。たまに一人で猫カフェに行って癒されています。最近は猫を飼うためだけに引っ越しを考えています。
よく、リモートワーク中、猫に邪魔されるというツイートをTwitterで見かけるのですが、うらやましすぎてミュートするほどです。バーチャルでいいから、Zoomでミーティングしているときくらいは猫に囲まれたい。そんな願望が芽生えました。
一人で在宅勤務をしていると猫を欲してしまうというのは、もしかしたら偉い学者さんとかが学会で発表しているかもしれません。論文を探せば本当に出てくるのではないでしょうか? そんなわけで、大量の猫をZoomのバーチャル背景画像に設定してみました。おすすめですよ。
Zoomで猫あつめ
大量の猫がいますね。癒される。猫に囲まれて仕事をする夢が叶いました!! ミーティングをしながら癒されるなんて、一石二鳥です。早速、バーチャル背景画像に設定しています。
別パターンのバーチャル背景画像も。いやー、ミーティング中に相手も癒されてるだろうなあ。 猫が可愛すぎて、ミーティングの内容も頭に入らずに、猫ばかり見てしまいますね。何度も言いますが、猫画像はおすすめですよ。
Zoomを運動不足解消に活用
続いてのバーチャル背景を探す旅。
在宅勤務をしていると、運動不足になります。自分でも驚くほどに動きません。通勤って意外と運動になるのですが、在宅勤務だと歩くことすらしないんですよね。動かすのはキーボードを打つ指と、マウスをクリックする指くらい。指だけはしっかりと運動できています。これは何とかしたいなあと思いました。
そこで、スポーツ観戦をすれば、自分も体を動かしたくなるのでは? と思い、スポーツ会場をバーチャル背景に設定することを決めました。たくさんあるスポーツの中でも野球とサッカーが好きなので、野球のスタジアムとサッカーのスタジアムを探してダウンロード。スポーツ系バーチャル背景画像探しの旅!
野球観戦してる風のバーチャル背景画像! スタンドから観戦してるような雰囲気を味わえます。ヤンキー・スタジアムで試合観戦なんてなかなかできないですよ。イチローを探したくなります。
イチローが引退して一番心配なのはニッチロー′の今後です。「ニッチロー」ではなく「ニッチロー′」。「′」が大事なポイントです。 間違いやすいのでご注意ください。これだけはしっかりと覚えて帰ってくださいね。
サッカー観戦してる風のバーチャル背景画像! これはスペインのカンプノウですね。あの超有名なメッシやスアレスが所属するバルセロナのホームスタジアムです。いやー、興奮するなあ。スペイン来てみたかったんですよ。
ちなみに運動不足は解消されませんでした。
Zoomでテンションを上げる
一人で在宅勤務をしていると、テンションが上がりづらいと思います。仕事中にテンションを上げる必要があるのかと言われると困ってしまいますが、テンションを上げたくなるときもあります。在宅勤務だと一日中、人と会話をしないこともあるので、テンションは大事です。
テンションを上げる方法は人それぞれありますが、私の場合はライブハウスに行ったり、ライブの動画を見るとテンションが上がります。というわけで、ライブハウスのバーチャル背景画像を追加で設定しました。
ライトがいい感じ! 実際にライブハウスで写真撮るよりもキレイです。そりゃそうか。 著作権的にアウトなので載せていませんが、先日おこなわれた「ナンバーガール」の無観客ライブをバーチャル背景画像に設定すると、ナンバーガールをひとり占めした気分を味わえます。森山未來気分です。
森山未來がダンサーとして参加したナンバーガールのライブをYouTubeで見ていたのですが、最初はヤバいファンが乱入してきたと思いました。途中で演出と気が付いたのですが、まさかの森山未來に驚き! 無観客を逆手にとった素晴らしい演出でした。いやー、本当にカッコよかった。
こっちは演奏側のバーチャル背景画像。画面を確認すると、さすがに違和感ありまくりですね。立ってギターを持てば違和感ないかも。でも、あくまでZoomは打ち合わせのために使っているのでギターは持てないんです。すいません。
テンションはあんまり上がりませんでした。
その他、よさそうなZoomのバーチャル背景をご紹介
Zoomは画像さえあれば、バーチャル背景画像として使うことができます。サイズの制限はないようですが、カメラのアスペクト比と一致するよう画像を用意すると良いみたいです。
そうなってくると、活用方法は無限に広がります。ホント、Zoomって便利。バーチャル背景を探すだけで一日の仕事が終わってしまいそうです。 いくつか試してみたのでご紹介します。
漫画でよくある「集中線」のエフェクト。これをバーチャル背景画像に設定すると漫画の登場人物の気分が味わえます。セリフなどを付けてもいいかもしれません。
漫画やアニメのバーチャル背景画像は人気が出ると思うんですよね。やっぱり好きな漫画やアニメの雰囲気を少しでも味わえるのはうれしいので。
マスクの部分が透けてますが、「例のプール」をバーチャル背景画像に設定してみました。例のプールについての詳細な説明は省きますが、気になる方はGoogle先生に聞いてみてください。会社の偉い人に怒られたら、すぐに消そうと思っています。
企業がZoomで使えるバーチャル背景画像を配布
テレワークをする企業が増え、Web会議でZoomを使用する企業が爆発的に増えました。そこで色々な企業が独自の「Zoomで使えるバーチャル背景画像」を配布しています。
「トイストーリー」「ファインディング・ニモ」などの有名なアニメを生み出したPixar(ピクサー)もバーチャル背景画像を配布しています。アニメの中に入り込めるのはうれしいですね。
To your favorite Pixar locations…and beyond! Let the fun begin with these rootin’, tootin’ video call backgrounds! pic.twitter.com/xidQ5thBn4
— Pixar (@Pixar) March 30, 2020
「リラックマ」などの人気キャラクターを数々生み出しているサンエックスさんから可愛いバーチャル背景画像が……!! ミーティングがほんわかしそうで素敵です。
✨サンエックスからのプレゼント✨
いろんなキャラクターからビデオチャット用の背景をプレゼントしますよ!
もちろんお友達とのビデオ食事会にも?
リラックマで癒されて?リラックマ第2弾も!#サンエックス #リラックマ #バーチャル背景 #テレワーク #ビデオチャットhttps://t.co/Fzd72YliSD pic.twitter.com/ye0c4NPF7s— リラックマごゆるりサイト公式 (@rilakkuma_gyr) April 17, 2020
ゲーム会社のSEGAさんは色々なゲームのバーチャル背景画像をTwitterで配布してくれています。「龍が如く」シリーズがバーチャル背景画像に。これはカッコいい!! Web会議でミーティング相手と盛り上がること間違いないです。
【バーチャル背景画像】テレワークやWeb会議、ウェブミーティング用の背景画像、つづいては龍が如くシリーズから。神室町、大阪、沖縄、…尾道です!https://t.co/TW6n5g6Vm1 #龍が如く pic.twitter.com/Ey6zhBsOmi
— セガ公式アカウント? (@SEGA_OFFICIAL) April 6, 2020
ケンタッキーフライドチキンさんのTwitterアカウントでは会議中にお腹が空きそうなバーチャル背景画像を配布してくれています。お昼前のWeb会議で使うと、ミーティング相手にダメージを与えられそうです。
#バーチャル背景 に使えそうな画像をご用意しました。
チキンはどの部位で作るか悩んでいるので、まずケンタのポテトから❕??
こんな画像が欲しい!とかあれば是非コメントください?✨#WEB会議#ケンタッキーのポテト#顔回り華やかに pic.twitter.com/lWnpAXqlnc
— ケンタッキーフライドチキン (@KFC_jp) April 13, 2020
さくらインターネットでもZoomなどで使えるバーチャル背景画像を配布していますのでチェックしてください。さくらインターネットらしく「サーバーのバーチャル背景画像」です。
テレワークで活用可能なWeb会議・ウェブミーティング用のバーチャル背景画像をご用意しました!どなたでもご自由にご利用いただけます(営利目的の利用はご遠慮ください) 。外出自粛でご自宅にサーバーラックがなく、サーバーに触りたい欲が高まっている方など、気分だけでもぜひご活用ください✨ pic.twitter.com/GdBaf5uyTv
— さくらインターネット (@sakura_pr) April 15, 2020
Zoomを活用して効率よく仕事をする
ふざけたりもしましたが、Zoomは非常に有用なツールです。はじめにもお伝えしましたが、インターネットに繋がってさえいれば、パソコンだけではなくスマホやタブレットでもオンライン会議ができます。
その他にもウェビナー(ウェブ上でおこなわれるセミナー)の開催、資料の共有、録画機能など、様々な機能があります。これからは1カ所に集まっておこなわれていたイベントもウェビナーで開催される機会が増えるのではないでしょうか。
Zoomのようなテクノロジーを活用して、効率的に仕事をしていくことがこれからの時代には求められていると思います。
在宅勤務を3週間してみて、あらためて気がつきましたが、テクノロジーの進化はすごいです。数年前にWeb会議でミーティングをしたときとは、比べ物にならないほどに画像も音声もクリアになっています。
ミーティングの途中で画面が停止、ミーティング相手の映像が止まってしまうこともありませんでした。PCのスペックも年々上がっていますし、ネットワーク環境も良くなっていますからね。
素晴らしいテクノロジー技術を活かしたうえで、楽しく仕事をできるようになれば、新しい仕事のやり方が見つかるかもしれません。テクノロジーのおかげで、多様な働き方が選択できるようになりました。
みなさんも、自分好みのバーチャル背景画像を設定して、ミーティングで披露してみてください。
≫ あなたの「やりたいこと」をさくらインターネットで一緒に実現してみませんか?