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さくらインターネットではエンジニアの採用を積極的におこなっています。今回は、2025年5月、さくらインターネットにエンジニアとして入社したcho45こと渡辺博文にインタビューを実施しました。インタビュアーは、一足早くさくらインターネットへ入社したクラウド事業本部 松野徳大。元LINEヤフーでバックエンドエンジニアとして活躍していたなか、なぜさくらインターネットへの転職を決めたのか。入社わずか3日目のフレッシュな視点から語ってもらいました。

渡辺 博文(わたなべ ひろふみ) プロフィール
さくらインターネット クラウド事業本部 テクノロジー室 エキスパートグループ
JavaScriptコミュニティ「Shibuya.JS」での活動をきっかけにエンジニアとしてのキャリアをスタート。株式会社はてなでのインターンを経て正式入社し、その後NHN Japan株式会社(現:LINEヤフー株式会社)へ転職。バックエンドを中心にPerlやJavaを用いたアプリケーション開発に従事。2025年5月にさくらインターネットへ転職。@cho45

聞き手:松野 徳大(まつの とくひろ) プロフィール
さくらインターネット クラウド事業本部 テクノロジー室 エキスパートグループ
高等専門学校卒業後、株式会社モバイルファクトリーのソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタート。株式会社ライブドア(現:LINEヤフー株式会社)に13年間在籍し、各種サービス開発のほか、2022年4月からは開発部門のフェローとしてエンジニアの底上げをおこない、シニアマネージャーとしてマネジメントにも従事。2025年1月にさくらインターネットへ入社。@tokuhirom
インターネット文化が息づくエンジニア、cho45の原点

まずは自己紹介からお願いします。

本名は渡辺 博文です。ハンドルネームが「cho45(シーエイチオーよんじゅうご)」で、みんなからは「チョヨンゴー」と呼ばれることが多いです。ハンドル名の由来は、インターネットゲームのラグナロクオンラインで『砂糖』と呼ばれていたことがきっかけで、砂糖の化学式がC12H22O11なので、CHOをくっつけて、数字を足してcho45にしました。

砂糖という愛称はどこから?

僕はsyrup 16g(シロップじゅうろくグラム)というバンドが大好きで、ハンドルネームにsyrupをつけていたんです。「syrupって何?」と聞かれたときに「砂糖水」と答えたら、そこから砂糖と呼ばれるようになりました。あと、母方の旧姓も佐藤なので、ダブルミーニングだなと思って。

技術ブログも長く続けていますよね。

高校生くらいからですね。最初はblosxomで始めて、そのあとはtDiary、はてなダイアリー、自作のシステムと移っていきました。
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Web 2.0 と歩んだキャリア

これまでのキャリアを教えてください。

大学3年で休学して、Shibuya.JSというコミュニティで知り合った人の縁で、ガイアックスやカヤックなどいろんな会社でアルバイトをしていました。その後、はてなで1か月間のインターンを経験し、選考をスキップして内定をもらえる「内定パス」をもらいました。とてもよい職場でしたし、もう就活する必要がないと思い、大学を辞めてはてなに入社しました。
はてなには2年8か月ほどいて、その後NHN Japanに移りました。NHN Japan がLINEになりLINEヤフーになり、いまに至ります。

おもにバックエンドエンジニアとして活動していたのですか?

そうですね。Perlを書いたり、Javaを書いたりで、基本的にはアプリケーションのバックエンドAPI側を担当することが多かったです。もちろん管理画面でフロントエンドのJavaScriptを書くこともありましたが、フロントエンドは専門の方がいることが多かったので、バックエンドをメインにやっていました。

JavaScript好きですよね。

好きですね。最初に書いた言語もJavaScriptでしたし、技術的な方向に進むきっかけになったShibuya.JSも、JavaScriptのコミュニティとして立ち上がっていたので、思い入れがあります。いまでも個人的に一番書くのはJavaScriptかな……。サーバーサイドもJavaScriptで書くことが多いです。
LINEヤフーからさくらインターネットへ。転職の決め手は?

LINEヤフーを辞めて転職をしようと思ったきっかけを教えてください。

楽しかったしチームメンバーもよかったんですが、長く働くなかで会社の体制や雰囲気にも変化を感じていました。もう40歳近いので、これからの10年をもっと腰を入れて頑張れる環境に身を置きたいと思ったんです。

では、さくらインターネットを選んだのはなぜ?

じつは、これまでさくらインターネットに入ろうと思ったことはなかったんです。インフラの会社だと思っていたから、アプリケーションエンジニアがいてもやることがないのかなという先入観がありました。でも、先にさくらインターネットに入社していたモリスさん(クラウド事業本部 田籠)からDMをもらって、会社のサイトを見たんです。
さくらインターネットのコーポレートサイトで「高い熱量を持って挑戦するすべての人たちが、自分のやりたいことを叶えられるような社会をインターネットとともにつくる。それが、さくらインターネットの目指す姿です」と書いてあるのを見て、よいなと思いました。
僕は「インターネット」が好きなんですよ。インターネットで頑張る人を応援するというのが最初にミッションに掲げられていて、しかも社名にまで「インターネット」の文字が入っている。インターネットが好きな会社じゃないと、社名に「インターネット」って入れないじゃないですか(笑)。「なんでいままでさくらインターネットを検討しなかったんだろう」と思いましたね。いま入るならこの会社しかないと感じたんです。
インターネット文化を大事にしている会社

さくらインターネットは、インターネット文化を大事にしているという印象がありますね。

そうですね。インターネット文化というのは、いわゆるインターネットだけじゃなくて、インターネット全体の雰囲気です。最近は生活に浸透してきたから、あまりそんなことを言う必要はなくなったかもしれませんが、やっぱり昔のインターネットの文化、「Open」「Share」「Join」のマインドが、さくらインターネットにはある。それが魅力的だと思います。

さくらインターネットには技術好きが多いですね。

最近、世間的にもインターネット好きな人ってあまりりいないイメージだったんですが、意外とさくらインターネットには、若い人も含めインターネット好きな人がいっぱいいるなという印象です。見えないところにいたのかもしれません。

自宅サーバーなどを運用している方も多いですよね。

僕も一応、ラズパイ(Raspberry Pi)は置いていますね。たとえば、センサーを取り付けて、部屋の二酸化炭素濃度をずっと監視していて、そのデータをさくらのVPSのGrafanaに全部投げてアラートを出す仕組みをつくっています。濃度が一定値を超えたときに「換気してください」って警告されるみたいな。そういう遊びはしていますね。
さくらインターネットでのこれから

実際にさくらインターネットに入ってみていかがですか?

先ほども話題に上がりましたが、技術が好きな人が多そうだなという印象です。あとは、入社前に事前に僕の日報チャンネルみたいなのをつくってくれた人がいて、それがすごくあたたかくてよい会社だなと思いました。

さくらインターネットでどんな仕事をする予定ですか?

まだ入ったばかりで細かい話はできていませんが、さくらのクラウドの「EventBus」という機能と、Tellusというプロジェクトに関わるみたいです。クラウドの会社に入ったけど、クラウドを直接やらない可能性があります(笑)。でもそれは全然構いません、僕はクラウドというより、インターネットが好きでこの会社に入ったので。

新しい言語環境への適応はどうでしょうか?

EventBusはGo言語で書かれています。いままで仕事ではJavaをメインで書いていたので技術的な変化はありますが、それは不安というよりも、むしろポジティブに捉えています。Javaはプライベートではまったく書かないのですが、Goは個人開発でも使いたい言語です。
Perlを使っていた時期、個人開発で学んだことを仕事に活かして、仕事で学んだことを今度は個人開発にもう一度活かすというサイクルを回していました。そういうことがGoでもできたらおもしろそうですね。より自分の成長にもつながるし、会社にも貢献しやすくなると思います。

今後やりたいことはありますか?

オープンアンドシェアのマインドを持って、インターネット文化を守っていきたいです。教育にも興味がありますね。いまの若者はみんなクラウドネイティブですよね。新しくサービスをつくろうと思ったときに、クラウドが第一選択肢に入ってくる。そういう人たちにさくらインターネットのサービスを使ってもらえるような、教育の仕組みをつくれたら一番よいなと思います。
あと、さくらインターネットはデータセンターを自社で持っていて、サービスの開発や技術研究、運用、販売、サポートまで一貫しておこなっている、垂直統合型・自前主義のビジネスモデルなので、それもおもしろいと思っています。
じつは、個人的に基板をつくってはんだ付けしたりもするぐらい、ハードウェアからソフトウェアまで全部やるのが好きなんです。だから個人としても、機会があればそういったすべての工程に携われるような仕事にもチャレンジしてみたいですね。

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(撮影:ナカムラヨシノーブ)