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進む「子育てDX」! 便利ツールで子育ても時短の時代へ

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子育ての現場はつねに「焦り」と「必死さ」で成り立っており、いかに短い時間で効率よくコトを運ぶかが重要です。しかし、ただでさえ時間がないなか、煩雑な「紙」での「お役所提出書類」がありすぎて、なぜこれをいまやらなければならないのか憤りながら、役所に走ります。締切ギリギリに提出なんてことも、多々あることでしょう。

しかし時代は移り変わり、子育ての現場は徐々に DX が進み、書類提出以外にもさまざまな分野で利便性が向上しています。そこで今回は、子育て現場における DX の一例をご紹介します。

経済産業省も推進! DX とは何か

DX とは、「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」のことを指します。「世界最先端デジタル国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画 ― 第1部 世界最先端デジタル国家創造宣言(令和2年7月17日閣議決定)」によると、DX の定義は下記のとおりです。

 

“Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション、DX)は、将来の成長、競争力強化のために、新たなデジタル技術を活用して新たなビジネスモデルを創出・柔軟に改変すること。企業が外部エコシステム(顧客、市場)の劇的な変化に対応しつつ、内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革をけん引しながら、第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネスモデルをとおして、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること。”

 

難解な印象を受けますが、ややこしいことはありません。デジタル技術を活用して、企業が新たな商品やサービスを提供したり、新たなビジネスモデルを開発したりしながら、社会制度や組織の文化を変革していくよう取り組むことです(下図)。

引用元:総務省「情報通信白書 令和3年版 ― 第1部 特集 デジタルで支える暮らしと経済

要するに、これまでの「これしかできない」「こうあるべき」という概念を取り払って、もっと便利にできないかを考えるよう、政府が企業に働きかけているわけですね。

これはなにも、大手企業に限ったことではありません。現在経済産業省では、「地域DX促進活動支援事業」を立ち上げ、地域企業の DX実現に向けたサポートを開始しています。

 

いまや日本は、大DX時代に突入しているのです。

子育てにも波及する DX

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産後の母は、書類提出から予防接種まで、身体の痛みに耐えながら子どものためにひた走る毎日です。保護者は等しく寝不足で、フラフラしながら家事・育児。仕事に専念しなくてはなりません。

満身創痍状態なので、できるだけ省エネで生活したいというのが本音です。

しかしながら、出産後は煩雑や手続きが頻発します。提出書類はすべて紙で、同じような内容を何度も書かされるので、うんざりする方も多いのではないでしょうか。提出期限が決まっているうえ、役所など特定の場所に提出しなければならないなど、制約があるので本当に大変です。

筆者が第一子を出産したときは、出産後まだ身体の節々が痛いなか、必死で文字を書いた記憶があります。結局、身体が痛すぎて座れず、子どもを抱っこひもで寝かしつけながら、立って書類を書きました。役所では、待ち時間が長く子どもがぐずるので、1時間以上ずっと外であやしていました。

ミルクに哺乳瓶、おむつに着替えなど、書類以外の必須アイテムが多く、マザーズバッグはパンパンです。肩、腰、膝に相当なダメージを受け、身体がよりボロボロになったのをよく覚えています。

第二子の出産時もそれは変わらず、もっと子どもと保護者に優しい世の中になってほしいと心から願っていました。

しかし、多くの方が体験するこの大変さも、DX によってかなり軽減されてきています。

官民一体となった DX は、子育てにも波及しているのです。

子ども家庭庁も DX を推進しており、その動きはさらに加速しています。

引用元:子ども家庭庁「こども政策DXの全体像と実効性あるEBPMの実現に向けて」

電子申請のサービスや電子母子手帳アプリのおかげで、「書かない窓口」での申請ができるようになるなど、かなり利便性が向上しています。

すばらしい試みです。

下記では、「子育て× DX」の一部サービスを紹介します。

母子健康手帳アプリ

引用元:特定非営利法人ひまわりの会「母子健康手帳アプリ

母子健康手帳アプリは、地方自治体が交付する母子健康手帳の記録をデジタル化し、個人に合わせて最適な情報を配信するアプリです。アプリだけでなく、ブラウザ版も用意されています。

健診の記録をクラウドに管理できたり、医師や専門家が監修した情報が、自治体や病院から配信されるので、「この情報が正しいのか」と不安になることもありません。

日々の気づきを日記につづることも可能です。思い出を残すツールとしても活用できるでしょう。

母子健康手帳アプリはクラウド上にデータが残るので、ネット環境さえあればいつでも情報を確認できます。万が一、母子健康手帳を紛失してしまっても、情報がなくなることはありません。

病院で「お子さまの身長と体重は?」と聞かれたときなど、慌てて母子手帳を確認しなくても携帯電話でサッと確認でき、非常に便利です。

NTTドコモ社が提供する dアカウントの登録が必要ですが、ドコモユーザーに限らず誰でも利用できます。

出生届のオンライン手続き

出生届は、日本国内で出産した場合、出生の日から14日以内に指定の役所に届け出る必要があります。2週間あるとはいえ、出産前後はかなりバタつくこともあり、タイトなスケジュールであることは間違いありません。産後の肥立ちが思わしくなく入院が長引くとか、家族が届け出するのも難しいなどの事情がある場合、役所に赴くのも一苦労です。

このような事情を鑑みて、すべての市区町村が対応できるわけではないものの、出生届手続きの一部オンライン運用が開始されています。

滋賀県日野町では、2023年7月3日から、一部オンライン運用が開始されました。*1

まだまだ全国的には普及していませんが、いまよりもさらに出生届の申請がしやすくなることでしょう。

予防接種のオンライン予約

0歳~3歳までの乳幼児は、かなり頻繁に予防接種を受けなければなりません。この予防接種で地味に大変なのが、予防接種の予約です。

予防接種のオンライン予約は、病院ごとに対応が異なります。病院によっては、予防接種のオンライン予約に対応していないところがあるのが現状です。

予防接種を受ける病院を決める際には、「予約のしやすさ」も考えながら決めましょう。予防接種を受けたい病院の HP を確認し、オンライン予約に対応しているか確認してみてください。

保育現場でも進む DX

最近は、保育現場も DX が進んでいます。保育士の方々だけでなく、保護者たちもその恩恵を受け、時短に繋がっている印象です。

ここでは、保育に関する便利なツールを、一部ご紹介します。

保育・教育施設向け ICTサービス「コドモン」

引用元:株式会社コドモン「CoDMOM(コドモン)

「コドモン」は、保育園や幼稚園、学童保育や小学校、中学校、学習塾など、保育・教育施設向けの ICTサービスです。

登降園/入退室や勤怠の管理、保護者への連絡から、連絡帳の記入と製本、口座振替代行、シフトの管理に至るまで、さまざまな機能がワンストップで利用できます。筆者は、子どもたちが通う保育園が「コドモン」を途中から導入したことで、このサービスに触れました。

コドモンを使うまでは、紙の連絡帳を使用していました。紙の連絡帳時代は、毎朝の記入が非常に面倒だったのをよく覚えています。わざわざ連絡帳を購入し、昨晩と今朝の食事、自宅での様子、何時から何時まで何をしたのかを、すべて書かなくてはいけません。お金も手間もかかるうえ、かさばります。捨てるのも忍びないので、いまも第一子の0歳、1歳児の紙連絡帳を残していますが、劣化してきているのでいずれ読めなくなるでしょう。

しかしコドモンは、すべて携帯電話で入力できるうえ、劣化しません。連絡帳記入も半分以下の時間ですみます。これは保育士の方々も同様のようで、情報共有がしやすく保護者との連携が取りやすいとおしゃっていました。

何より即時性があるので、何かあったときもすぐにコドモンから連絡がもらえます。それまでもブラウザ版の緊急連絡はありましたが、毎日使用するコドモンのほうが圧倒的に便利です。

思い出を保存するツールとしても、お役立ちツールとしても、コドモンには毎日大変お世話になっています。

園バスの位置を LINE で通知する「バスwaCoCo」

引用元:株式会社ニシハタシステム「バスwaCoCo

「バスwaCoCo」は、LINE で園バスの位置を通知してもらえるサービスです。

 

「いま園バスはどこを走っているのか知りたい」

「園バスの到着に間に合うか知りたい」

「雨が降っているからできるだけ外でバスを待つ時間を短くしたい」

 

「朝、園バスがどこを走っているのか問い合わせが多い」

「朝の園バス確認連絡に手を取られて業務が進まない」

 

このような保護者と保育者の悩みを解決できます。

保護者は自分でバスの位置を確認できるので、外でバスを待ち続ける必要がありません。

筆者の友人は、子どもの送迎が間に合わず、毎日のように園バスを自転車で追いかける生活をしています。それまでは園バスの位置がわからず、停留所をめぐる闘いを繰り広げていたそうですが、幼稚園がバスwaCoCo を導入してからは、無駄なチェイスが減ったと言っていました。お迎えの際も安心して待てるようになり、心配事が減ったと喜んでいます。

幼稚園の先生方も、友人からの「園バスはどこにいますかコール」に悩まされる日々から解放されたことでしょう。

 

LINE を活用するため、アプリなどを特別にインストールする必要もなく、大変便利なサービスです。

スクールフォト販売サイト「スナップスナップ」

引用元:株式会社フォトクリエイト「スナップスナップ

「スナップスナップ」は、保育園や幼稚園、小学校から大学に至るまで、さまざまな保育・教育機関で導入されている、スクールフォト販売サイトです。

データダウンロードやプリントなど、購入する写真の様式も選べるため、状況に合わせて購入できます。

筆者の子どもたちが通う保育園でも導入されており、毎月課金が止まりません。保育士の方々が撮影してくださる「保育園で過ごす我が子」が見られるため、保護者の楽しみの1つとなっています。

いまは家族同士で写真共有できるツールがたくさんあるため、筆者はダウンロードタイプの写真を購入し、父母、義父母を含む家族クラウドに購入写真を共有しています。孫に会えずとも、保育園で過ごす孫の様子がいつでも自由に見られるなんて、素敵な時代ですね。

まとめ

育児はつねに時間との戦いですが、DX によってより便利に、そしてより楽しく子育てを楽しめるようになってきました。今後もさらに便利なツールが生まれ、より楽しく過ごすことができるようになるでしょう。DX が加速することで、子育てをする保護者の大変さが、さらに軽減されていくことを願うばかりです。

 

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執筆

齋藤佑美(さいとうゆみ)

フリーのライター兼FPとして活動中。得意分野は保険と、保険に関わる社会保障制度について。女性に寄り添ったコラムが好評を得、週刊女性にて記事の監修の実績あり。複数の大手メディアでコラムを執筆する2児の母。FP上位資格のAFP、生命保険協会認定FP資格であるTLC取得。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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