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『プロセカ』人気ボカロP、Mitchie M の”神調教”を生み出す「プロフェッショナリズム」に迫る

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いまや日本の音楽文化を語るうえで欠かせない存在となった「VOCALOID」(通称:ボカロ)。米津玄師さん、YOASOBI の Ayase さんといったヒットメーカーが、ボカロP(VOCALOID曲の作曲家)出身であることはよく知られていますよね。

今回は、プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』(通称:プロセカ)のテーマ曲や、大手企業の CM音楽なども手掛ける人気ボカロP、Mitchie Mさんにインタビューを実施ボカロPデビューの背景、”神調教”と呼ばれる精緻な調声へのこだわりや、公式サイトやブログでの発信、若手クリエイターに向けたアドバイスなどをうかがいました。

ヒット曲の”耳コピ採譜”で作曲理論を学ぶ

――大学卒業後、すぐにフリーランスとして音楽業界に飛び込まれたとか。どういった経緯で音楽の道に進もうと思ったのですか?

音楽好きな家で育ったこともあり、小さいころから音楽は身近な存在だったんです。そんな影響もあって、幼少期はピアノ、学生時代にはバンド活動をしていました。

大学は機械工学が専門で、機械いじりは好きだったんですが、仕事にするほどまではなじめず……。だったら好きな音楽業界へ進んでみようかなと思ったんです。

幸い、音楽業界で働いている兄の伝手で仕事はもらえそうだったので、思い切ってフリーランスの作曲家としてスタートしました。

 

――作曲はどうやって勉強されたんですか?

大学時代はバンドもしつつ、ヒット曲を耳コピで楽譜に書き起こして分析するのが好きだったんです。100曲以上この作業をやっていると、だんだん「ヒット曲の法則」みたいなものがわかってくるんですよね。「これなら自分にも再現できるんじゃないか?」みたいな自信がありました。まあ実際はそう甘くないんですが(笑)。若さゆえに、勢いのまま作曲家の道に進んだというのが正直なところです。

“調教すげぇ”の評判で楽曲動画が拡散。
一夜明けて CDデビューのオファーが舞い込む

――その後、フリーランスとして仕事を受注してゲーム音楽などを手掛けていたんですよね。ボカロP を始めたのはいつごろだったんですか?

2011年7月に、ニコニコ動画に習作としてボカロ楽曲をアップしたのが最初ですね。同月アップした 2作目の『FREELY TOMORROW』が、公開直後からすごい勢いで拡散されたんです。動画アップから一夜明けてレコード会社から CD収録のオファーがあり、そこから本格的にボカロP として活動を始めることになりました。

 

――動画アップの翌日にオファーが来るとは夢がありますね。

当時、リーマンショックや東日本大震災の影響もあり、音楽業界は不況でした。一方ボカロの勢いはすごくて、CD もかなり売れていたんですよね。ボカロブームで音楽業界の注目度も高まっているいま、自分がこれまで培ってきた技術とボカロを掛け合わせてみたらなにかおもしろいものができるんじゃないか? そんな気持ちで動画を投稿しましたが、これほど反響があるとは予想外でした。

 

【調教すげぇ】初音ミク『FREELY TOMORROW』【公式PV】

ニコニコ動画版(2011年7月投稿)は703万再生超、翌年 PVつきで公開されたYouTube版(2012年10月投稿)は 528万再生超(2023年7月時点)。根強い人気を誇る Mitchie Mさんの代表作

さくらのレンタルサーバ × WordPress でサイト運営。
ブログの広告収入でサーバー代を回収

――ボカロP としてすぐに生計を立てることができたのでしょうか?

当時は動画の広告収入で稼ぐしくみはなかったので、CD収録やゲーム収録、あとは著作権料が収入の大部分を占めていましたね。ありがたいことに、最初のオファーでまとまった報酬をいただけたので、自分のブランディングも考えて「ボカロP 一本でいこう」と決断しました。

 

――オフィシャルサイトを制作されたのもこの時期でしょうか?

2013年の 1stアルバムを出すタイミングで作りました。レコード会社とプロモーションについて話すなかで、プロフィールや活動履歴などをまとめたサイトがあったほうがいいよねということになったんです。Webデザイナーの方に依頼し、「さくらのレンタルサーバ」を借りて WordPress でサイトを作ってもらいました。

 

――弊社のサービスをご愛用いただきありがとうございます!

信頼性が高いですし料金も安いので、個人的には一択でしたね。とくに気に入っているのが、テストサイトを簡単に作成できる「バックアップ&ステージング」で、この機能が搭載されてから更新ミスの怖さがなくなりました。あと最近、新サーバーに替わってさらに速くなりましたよね。もう文句なしです!

 

――ご評価いただけてうれしいです! その後、ブログも外部サービスからご自身のドメインに移管していますよね。

いまのブログには Google AdSense を設置し収益化もしています。ブログで得た収益はサーバーやドメイン代に充てているんですが、それでもおつりが出るぐらい。活動報告や音楽関連の投稿のほか、ブログネタ用に機材を買ってレビューするなど、好奇心が刺激されて楽しいです。自分のペースで好きなことをやって活動報告もできて収益が得られる。手軽に情報発信ができて、ブログはクリエイターの方にもおすすめですよ。

【Webサイトを作るなら】さくらのレンタルサーバ(月額換算128円〜)

「初音ミクを人間のように歌わせる」調声へのこだわり

――高い調声技術を持つ Mitchie Mさんですが、どのように作曲をされているのでしょうか?

学生時代の”耳コピ採譜”のおかげもあり、「こういうふうに作ればよい曲になるだろう」という作曲理論が自分のなかで確立されているので、基本的にはその理論にしたがって作っていきます。

一方で調声に関しては、たとえば「ブレスを自然な位置に入れる」「高音は強めで低音は弱めに声質を調整する」「母音の『a』から『i』に移るときは間に『e』の音を入れる」など、人間らしい自然な歌声にするために細かいテクニックを使っています。

 


Mitchie M – アイドル新鋭隊 feat.初音ミク, 鏡音リン, 巡音ルカ, MEIKO [プロジェクトセカイ ユニット曲]

人気モバイルリズムゲーム『プロセカ』のアイドルユニット「MORE MORE JUMP!」への書き下ろし楽曲『アイドル新鋭隊 feat. 初音ミク, 鏡音リン, 巡音ルカ, MEIKO』。4人の個性を活かした調声は必聴

 

――まさしくプロの仕事ですね! 作曲のこと以外でなにか意識していることはありますか?

チームで制作に臨むときは、周りの人の仕事や個性を尊重することを大事にしています。自分の考えが絶対正しいわけではありませんし、それぞれのプロフェッショナルに任せながら、チームプレーで気持ちよく仕事をしたいですね。

クリエイターに必要なのは、好奇心旺盛さや流行への感度

――プロかアマチュアかを問わず、SNS や動画サイトを使って自分の作品を投稿する人が、近年増えているように感じます。Mitchie Mさんが思う「クリエイターに必要な素質」とはなんでしょうか?

好奇心旺盛さではないでしょうか。僕は聴いていただく方に「おもしろい」と思ってもらえるような曲を出し続けたいと思っています。そのために、音楽に限らずいろいろなジャンルの本や映画に触れるなど、インプットを絶やさないようにしていますね逆に言うと、それを楽しめる好奇心旺盛な人が、クリエイターに向いているのだと思います。

 

【ニュース速報】初音ミクが女子アナに!『ニュース39』番組MV【Mitchie M】

ニュース番組を題材にした楽曲『ニュース39』。そのほかにも、初音ミクがグレてヤンキーになった姿をコミック風に描いた『少女Aに夜露死苦』、初音ミクと鏡音リンのプロレスマッチをアツく描いた『リングの熾天使』など、個性的なテーマの楽曲が多い

 

――質の高いアウトプットのためには、たくさんのインプットが必要ということですね。最後に、クリエイターの方やクリエイターをめざす方へアドバイスをお願いします!

僕がこうしていまに至るのは、正直「運がよかったから」だと思っています。ただ、その運を引き寄せるためには「トレンドに乗れるか」が結構重要なんじゃないかなと思うんです。僕にとってはそれが「ボカロ」でしたが、もちろんトレンドとなるものは時代によって変わります。世間の注目が今何に集まっているのか目を光らせておくこと。そして大きな波が来たときにうまく乗れるよう、つねにアイデアを考えておくことが大切だと思います。ぜひがんばってください!

 

Mitchie M オフィシャルサイト

 

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※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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