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一気通貫して携われる「ものづくり」のやりがい。エンジニア 久保達彦に聞く、さくらインターネットで働く魅力とは?

転職組に聞く入社理由「なぜさくら?」~エンジニア職編~

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さくらインターネットには、有名企業を何社も渡り歩いてきた経験豊富なエンジニアがいます。本シリーズでは『転職組に聞く入社理由「なぜ、さくら?」~エンジニア職編~』と題し、これまでのキャリアや入社理由を紐解きながら、他社を経験しているエンジニアだからこそわかる、さくらインターネットの魅力を探ります。

第1回は、メルカリやピクシブで開発を担当し、現在、さくらインターネット クラウド事業本部SRE室に所属する久保達彦が登場。入社して約半年(2024年5月 取材日時点)経った現在の率直な想いや考えを聞きました。

久保 達彦(くぼ たつひこ) プロフィール

さくらインターネット クラウド事業本部 SRE室 所属
大学卒業後、IT企業のエンジニアとしてキャリアをスタート。その後、ピクシブ株式会社、株式会社メルカリなどのIT企業でコンシューマー向けサービスの開発を経験。2023年11月にさくらインターネットに入社。SRE室のメンバーとして活動している。

いくつもの有名サービスに携わったのち、さくらインターネットに転職

さくらインターネットに入社するまでの経歴を教えてください。

大学は電子情報工学科だったんですけど、どちらかというと電子の色が強くて、プログラミングの授業は少なかったですね。ただ、大学にコンピューター部があって、そこの部員になって独学でプログラミングをしていました。

もともとパソコンがお好きなんですね。

私の小さいころって、創作の世界でコンピューターがかっこよく描写されることが増えてきた時代で、漠然とした憧れがありました。それで、「将来はコンピューターを扱う仕事がしたい」と思うようになりましたね。

そういった背景もあって、新卒でIT企業に入ったんですね。

そうです。社員20人くらいの小さな会社でエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。

その後、さくらインターネットに転職されるまでに何社か経験しているんですね。

はい。有名なところだと、ピクシブやメルカリでサービスの開発や運用を担当していまして、キャリアの大部分はtoCの開発でした。それもあって、「toBの開発がしたい」と思っていたんです。とくにクラウドサービスに興味があったので、転職先にさくらインターネットを選びました。じつは、いまの上司であるSRE室長の長野さんが前職の同僚で、5年くらい同じチームで働いていたんです。そういったご縁もありまして、現在はさくらインターネットで働いています。

入社してみて、さくらインターネットの印象はどうでしたか?

フルリモートで出社する機会が少ないので、会社全体の雰囲気は正直まだよくわかりません。でも、SRE室はわりと落ち着いた雰囲気ですね。

さくらインターネットはリモートワーク中心の働き方を採用していますが、出社をすることはありますか?

1〜2か月に1回くらいは出社します。SRE室のメンバーは6人なんですけど、関東だけではなくて関西や九州に住んでいる人もいるので、全員が顔を合わせる機会はあまりありません。

リモートワーク中心だからこそ心がけていることはありますか?

認識のすり合わせをするとき、齟齬が生じたとしても対面だったらすぐに修正できるじゃないですか。でも、リモートだと認識がずれたままになってしまいやすいことがあります。だからZoomやSlackだけではなく、議事録などに、発言内容や重要な項目を文書として残しておくことは心がけています。

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エンジニアとしてのキャリアを重ねるにつれて変わったこと

現在の業務内容を教えてください。

SRE室は、サイトの信頼性を向上・担保するためのエンジニアリングを実践する部署です。信頼性を上げるための仕組みを整えたり、提案したりしています。それに加えて、ロードバランサーや仮想ルーターの仕組みを開発したり、お客さま向けのマニュアルサイトを更新して反映させる仕組みをつくったりすることもありますね。マニュアルサイトはけっこう古い仕組みで動いていたんですが、私が入社したタイミングでリプレイスすることになって、新しい仕組みに置き換えました。

仕事のやりがいはどんな点にありますか?

いろいろありますが、クラウドのインフラの開発に携われることがやりがいの1つです。いままでは利用する側だったので。そのインフラを自分たちでつくる体験は、ほかの会社ではなかなか味わえないですね。

久保さんはほかのIT企業もたくさん経験していますが、ほかの企業とさくらインターネットとの違いはどう感じていますか?

当社はいわゆるクラウドのインフラを提供する会社なので、Webサービスやアプリをつくる会社とはちょっと構造が違います。また、いままで「会社名=主要サービス名」みたいな会社にいた期間が長かったのですが、さくらインターネットのように提供しているサービスが多いとこんなに組織の形が違うんだなと感じました。

サービスがたくさんあるからこその大変さもありそうですね。

はい。実際、入社直後に携わったマニュアルサイトのリプレイスでは数多くの部署とやりとりさせていただいたのですが、 その過程でなんとなく感覚をつかめたのはよかったですね。

久保さんは、どのように部署間の折り合いをつけるのでしょうか?

基本的にはきちんとしたコミュニケーションを取ることです。
エンジニアは技術力だけじゃなくてコミュニケーション力も大事です。

ほかに、キャリアを重ねるにつれて変わったことはありますか?

若いころはプログラミングやソフトウェア開発にしか興味がなかったんですけど、だんだんほかの趣味を見つけたり、ほかの分野の本を読んだりすることも大切だなと思うようになりましたね。だからいまはプログラミングやソフトウェア開発以外の分野の本も積極的に読むようになりました。知識は幅広く持っていて損はないので。

数々の会社を経験しているからこそ感じる、さくらインターネットの魅力

SRE室にはどういう人が向いていると思いますか?

目の前の課題に対して、実際に手を動かして解決できる人が向いていると思います。

課題を解決できるだけの技術力を持った人、ということでしょうか?

はい。もちろんそれも大切なんですけど、組織が大きくなると、単なる技術的な課題だけではなく仕組み的な問題も出てきます。課題解決のためには、プログラムを書くことももちろん重要ですが、そもそもの仕組みを整備することも重要です。だから「この課題を解決するにはどうしたらいいか」を論理的に考える力とか、他部署と話し合うコミュニケーション能力も必要ですね。

なるほど。エンジニアの方たちにとって、さくらインターネットで働く魅力は、どのような点にあると思いますか?

自分で考えてものをつくれる環境ですかね。
たとえば、私がまだ入社して間もない頃、古くなっていたマニュアルのシステム刷新をやらせてもらいました。一般的に、組織が大きくなるにつれて分業化が進んで、自分の責任範囲はどんどん小さくなっていきますが、一通りやらせてもらうのは久しぶりの経験で、かなりの達成感がありましたね。
さくらインターネットは比較的大きい会社なのに、上から下まで全部やらせてもらえる。一気通貫して“ものづくり”に携われる点もこの会社の魅力だと思います。

エンジニアが若いうちにやっておいたほうがいいこと

今後、さくらインターネットでエンジニアとしてやりたいことを教えてください。

システムの自動化が不十分なところというか、「もっとよくできる」と思うところがまだけっこうあるんですね。SRE室で担っていることだけじゃなく、会社全体の広い範囲で、システムをよりよくしていきたいです。

この先の人生も、生涯エンジニアでいたいと思いますか?

10年前だったら迷いなく「はい」と答えたかもしれませんが、いまは、「エンジニア以外の道もあるんじゃないかな」と思っています。具体的にそれが何かはわからないんですが、「エンジニア」という枠にとらわれる必要はないのかなと。

なるほど。若手のエンジニアに「若いうちにやっておいたほうがいいよ」とアドバイスしたいことはありますか?

まずは自分の得意分野を見つけること。それにプラスして、ほかの分野にも応用できる知識を身につけることを意識できるといいですね。やっぱりできることが多いと応用がきくというか。さまざまなノウハウや経験を自分のなかに蓄積することで、視野を広く持ってほしいと思います。

最後に、さくらインターネットに興味があるエンジニアの方へのメッセージをお願いします。

やりたいことはたくさんあるものの、人数が足りなくてやりきれていないのが現状です。だからこそ、さまざまな業務に携わることができるし、一からつくる楽しさを味わえます。手を動かすのが好きな人は、ぜひさくらインターネットで一緒に働きましょう!

(撮影:ナカムラヨシノーブ)

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執筆

吉玉サキ

エッセイも取材記事も書くライター。 北アルプスの山小屋で10年間働いていた。著書に『山小屋ガールの癒されない日々(平凡社)』『方向音痴って、なおるんですか?(交通新聞社)』がある。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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