さくマガ公式SNS
お問い合わせ

加藤理恵さんが防災ポーチに入れるもの『ポーチでオッケー!BOUSAI!』

加藤理恵さんが防災ポーチに入れるもの『ポーチでオッケー!BOUSAI!』

連載『ポーチでオッケー!BOUSAI!』では、常日頃からできて“持ち歩ける防災”をテーマに、ゲストさんにオリジナル防災ポーチを作っていただきます。

作るにあたって、重要なルールがあります。それは“重さを 500gまでに収めること”。 

7月のゲストは加藤理恵さん。

ミスマガジン2005の同期で女優として活動されています。バックパッカーとして海外でいろいろな経験をされている加藤さん。海外トラブルが防災に繋がるところも!?

加藤理恵さん プロフィール

7歳で子役として活動をはじめる。 2005年『ミスマガジン』(講談社) 受賞を機にバラエティやスポーツ番組などに出演。 現在は映画・舞台を中心に俳優として活動中。 2018年、アジア最大級の国際短編映画祭『ShortShorts Film Festival&ASIA』にて、ベストアクトレス賞を受賞。 

Twitter:@vi729

Instagram:vivi_729

まずは自然災害について

自然災害について

高校生くらいのとき、実家にアマチュア無線用の鉄塔が立っていて、そこに台風で雷が落ちて、家の電化製品がすべて壊れました。1ヶ月ほど電気が途絶えた状態で生活していました。買い変えたり直したりしましたが、家の中に電化製品が数え切れないほどあることに気づきました。

あとは、やっぱり東日本大震災ですね。

仕事に行くときに電車の中で地震が起き、線路を歩いて帰りました。家には6時間以上歩いて帰りました。ヒールだったので、大変だったことを覚えています。途中からは裸足で歩きました。この歩いて帰ることが判断としてあっていたのか、今でも考えます。

あと、これは被災というかわかりませんが、バックパックでインドを旅していたとき、街から街への長距離バスで移動したとき、深夜に半日ほど山に置き去りにされたことがあります。なぜか運転手がいなくなったんです。

そのとき日本人は私たち2人だけ。ほかはヨーロッパ系の方、インド人の方が1人だけでした。コミュニケーションがうまくとれず、状況がわからないまま、突然、休憩のようなことになりました。

バスがあっただけマシでしたが、トイレなし、食べ物飲み物なし、電波もなし。すべてない状況でした。私自身も体調が最悪で、今までの人生で一番壮絶な経験でした。半日後に別のバスが来て、乗り換えて無事に目的地の街まで着きました。

この時、自然の中で置いていかれ、戻ることも行くこともできない…。東京なら歩きさえすればどこかに着ける…という思いになりました。

時東ぁみさん

ーーそんな経験をされているとは…。家の中に電化製品が数えきれないほどあるというところも衝撃で、確かに電気が途絶えたらどれくらい不便なのか考えておくべきですね。インドの経験は本当に壮絶で、聞いてるだけでとても怖かったです。

防災ポーチに入れたものを教えてください!

ティッシュ、マウスウォッシュ、ミンティア、スマホホルダー、充電器、ハンカチ、月経カップ、ホッカイロ、ロキソニン、ワセリン、バンドエイド、グルーミングセット、マスク

ティッシュ、マウスウォッシュ、ミンティア、スマホホルダー、充電器、ハンカチ、月経カップ、ホッカイロ、ロキソニン、ワセリン、バンドエイド、グルーミングセット、マスク

インドの経験から、ティッシュさえあればどうにかなる! 一番我慢できなかったのがトイレです。ティッシュがなくて葉っぱで拭いたこともあります。

マウスウォッシュとミンティアは、清潔にしておけるかで気分が違います。

インドの時にスマホを懐中電灯として使っていたので、充電器とスマホホルダー。スマホホルダーに入れておけば、両手が離すことができ、ヘッドライトの代わりにもなります。ハンカチはティッシュの補佐。ケガをしたときやマスクとしても。洗って使えるので。

月経カップは女性として、生きる活力に必要です。何度も使えますし。ホッカイロは冬場を想定して。インドのときも寒い思いをしたので。自分だけではなく、周りの人にも渡せるようにロキソニンは多めに入れました。

被災時もキレイに保てるかが生きる活力に繋がるので、全身塗れるワセリン。ケガの保護にも使えます。バンドエイドとグルーミングセットは、普段起こらないケガに備えて入れました。

(重さは500gに収まりました)

(重さはジャスト500g)

防災ポーチを作ってみてどうでしたか?

普段考えないことを考えられて、面白かったです。インドの時にあって助かったもの、なくて困ったものを思い出して入れてみました。生きる活力として、生理現象のケアをしないとダメになってしまうなと。

あとは自分の行動パターンがわかりました。私は被災したとき、率先して様子見てくるよ! と動くタイプなので、自分がケガすることを考えてそういうものを準備したんだと思います。

ーーポーチのロゴにしている、私が伝えたい思い“mlitB=my life is the Best.自分の命を一番にみんなが考えて行動、備蓄すれば災害で命を落とさない”という想いに合ったものを入れてくれて、とても嬉しかったです。 

今後の活動は?

今後の活動は?

メインは俳優業です。 TV、映画、ドラマ、いただいたものは全力で。それ以外は作りたいなと思ってます。一番好きなことは俳優なので、お芝居を作ること。ただ、コロナを経験して、お芝居を作るのは「今じゃない」かなと。

やれることはなんでも、という考えになりました。やりたいと思ったことを実現させたいです。その中でやりたいことは3年くらい前からハマっている、サウナを作りたいです。

自分を楽しませておもてなしすることで、誰かにとって明るいニュースになるといいなと思ってます!

ーー小さい頃の停電、インドでの経験、コロナから考え方が変わって、自分自身を大切にすることを心がけていて素敵な考えだなと思いました。

つらかったこと、悲しかったことを教訓とすることは、自然災害から学ぶべきこと。この連載からも学んでいただけたら嬉しいです!

 

さくらインターネットお役立ち資料ダウンロード

≫ 【導入事例やサービス紹介も】さくらインターネット お役立ち資料ダウンロードページ

 

 

執筆

時東ぁみ

1987年生まれ。東京都出身。マルチタレントとして活躍中。防災士やペット災害危機管理士の資格を活かした仕事や、チャリティ活動もおこなっている。 Instagram

編集

川崎 博則

1986年生まれ。2019年4月に中途でさくらインターネット株式会社に入社。さくマガ立ち上げメンバー。さくマガ編集長を務める。WEBマーケティングの仕事に10年以上たずさわっている。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

すべての記事を見る

関連記事

この記事を読んだ人におすすめ

おすすめのタグ

特集