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20代のビジネスパーソンが「哲学」を学ぶべきたった一つの理由

フリーランス国際協力師の原貫太です。以前こんなツイートをしたら、大きな反響がありました。

 

 

あなたは哲学を学んだことはありますか?

哲学というワードを聞いただけで「難しそう」「つまらなそう」と、拒否反応を示す人もいるかもしれません。

僕自身も高校時代に受けていた倫理の授業を思い返すと、何となく退屈だった記憶があります。

 

しかし、26歳のフリーランスとして仕事をする傍ら、様々な哲学書を読み漁ってきたことで「若者こそ哲学を学ぶべきだ」という確固たる想いが芽生えました。

 

20代のビジネスパーソンが「哲学」を学ぶべきたった一つの理由

人生には答えのない課題が付きまとう

私たちの人生には、「答えのない課題」が付きまといます。特に20代の若者は、進路や仕事、生き方の悩みに直面することが多いです。

 

「大学を卒業したら、どの会社に就職しようか。」

「自分は何のために仕事をしているのだろうか。」

「周りと同じような生き方をしていてもいいのだろうか。」

 

読者の方も、一度くらいはこのような悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか?

 

一つ断言できることがあるとしたら、進路や仕事、生き方に関するこれらの悩みには、明確な答えが存在しません。誰も答えを教えてくれません。 

先生や親、先輩、上司が教えてくれるのは、あくまでも世間一般の「常識」であったり、こうしたほうがいいだろうという「予測」に過ぎません。

 

「答えのない課題」に直面した時、私たちができること、やるべきことは、自分の頭で考え、思考し、”自分にとっての答え”を見つけることしかないのです

考えるのを止めると、「レール」の上に立っている

しかし、自分の頭で考えることを止めてしまうと、人は気づかぬうちに「レール」の上に立っています。

周りを見渡せば、他の人たちが歩んできた「レール」があるように感じるでしょう。高校を卒業したら大学に進むとか、大学を卒業したら会社に就職するとか、就職したらとりあえず3年は働いてみるとか。

 

でも、本来「レール」なんてものは存在しません。その上を歩けば幸せになれるとか、自己実現ができるとか、そんな誰もが従っておけばいい「レール」なんてものは、本来存在しないのです。

ましてや私たちが生きているこの時代は、とてつもなく変化が激しい時代です。つい一年前にはコロナ・パンデミックが起きることを予想できなかったように、私たちが変化の激しい時代を生きていることは、誰もが理解できるはず。

 

数年先、いや数か月先の未来さえ予測できない時代に生きているからこそ、目の前にあると思い込んでいた「レール」が、ある日突然視界から失われることもあります。

生き方には、人の数だけ「正解」があります。虚構に過ぎない「レール」に身を任せて生きるのではなく、自分の意志を持ち、自分にとっての「正解」を一人ひとりが見つけなくてはならないのです。

哲学で、答えのない課題に立ち向かう

自分にとっての「正解」を見つけるためには、ひたすら思考し続けるしかありません。

人間が他の動物と一番に違うことは、自分の頭で深く考えられることです。逆に言うと、考えることをやめてしまえば、それは人間として生きる尊厳を失うことにも繋がります。

 

だからこそ、世間の常識や空気、周りの顔色、そんなものに惑わされることなく、自分の頭で「正解」を考え続けるべきなのです。

哲学はその土台として、あなたが考え続けることを支えてくれます。なぜなら哲学は、答えのない課題に立ち向かうための思考力や分析力を授けてくれるから。

 

2500年の歴史がある賢人の知恵を学びながら、答えのない課題に立ち向かう力を培う。それこそが、哲学を学ぶべき理由です。

 

ビジネスの世界でも注目される哲学

ビジネスの世界でも注目される哲学

哲学なんてビジネスの世界では何の役にも立たない。そう考える人もいるかもしれません。

 

でも、実は今ビジネスの世界でも、哲学に対する見方が大きく変わってきています。

 

例えばPayPalの創業者であるピーター・ティールや、LinkedIn創業者のリード・ホフマンが学生時代に哲学を専攻していたことは有名な話です。

また、GoogleやAppleなど、世界の名だたるIT企業が「顧問哲学者」を雇ったことも大きな話題になりました。

 

なぜビジネスの世界では、哲学が注目されているのか? それは、人生における悩みと同じように、ビジネスにも答えのない課題に立ち向かわなければいけない瞬間があるからです

 

2500年にわたって人類が培ってきた哲人たちの思考力や分析力が、ビジネスの世界で役に立たないはずがありません。

だからこそ、経験もまだ浅く、そして生き方に悩む20代のビジネスパーソンこそが、哲学を学ぶべきなのです。

忙しい時こそ、哲学に触れてみる

とはいえ就活中の大学生も、ビジネスの第一線で働くサラリーマンも、哲学に触れる時間的な余裕なんてないと思うかもしれません。

 

でも、あえて言わせてもらいます。忙しい時こそ、哲学を学ぶべきです

 

仕事だけに追われた生活をしていると、いつの間にか人生から「主体性」が奪われます。つまり、自分の頭で考え、自分の意志で決断する主体性を無くしてしまうのです。 

主体性が失われると、人は考えることを放棄し、社会の空気を読んで生きるだけの歯車になってしまいます。

 

だからこそ、忙しない日々の中でふと歩みを止め、哲学する時間を作るのです。自分の頭で考え、自分の意志で人生を生きるのです。

 

主体性を持って、答えのない課題に立ち向かう。そのための思考力を身に着けたい方は、ぜひ哲学を学んでみてください。

 

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執筆

原貫太

1994年生まれ。フリーランス国際協力師。早稲田大学卒。 フィリピンで物乞いをする少女と出会ったことをきっかけに、学生時代から国際協力活動をはじめる。これまでにウガンダの元子ども兵や南スーダンの難民を支援。出版や講演、ブログを通じた啓発活動にも取り組み、2018年3月小野梓記念賞を受賞。

編集

川崎 博則

1986年生まれ。2019年4月に中途でさくらインターネット株式会社に入社。さくマガ立ち上げメンバー。さくマガ編集長を務める。WEBマーケティングの仕事に10年以上たずさわっている。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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