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南 隼人さんが起業する時に書いた「夢ノート」スポーツコミュニティを作りたい

南隼人さんインタビュー

南 隼人(みなみ はやと)さん
株式会社Gifut 代表取締役CEO。大学在学中にラジオDJを志し、オーストラリアに語学留学。帰国後、ウィンタースポーツのDJとしてキャリアをスタートし、スキー、スノーボード、自転車レースの大会実況やバスケットのMCなど経験を重ねる。 スタジアム、テレビ、ラジオ、クラブ、スポーツ、イベント、あらゆるDJの要素を持っている。さらにイベントプロデュースやコンサルティングにも意欲的に取り組み、活動の幅を広げている。

Twitter:https://twitter.com/MINAMI_HAYATO_

Instagram:https://www.instagram.com/hayato_minami_/

各業界の著名人にインタビューをしていく、この企画。今回は株式会社Gifut代表取締役の南隼人さんにお話をうかがいました。タレント、スポーツ選手の育成・マネージメント事業をおこなっている傍ら、ご自身もフリーアナウンサーとして活動中。野球やバスケットボールの実況・MCをおこなっています。そんな南さんに起業をしたきっかけや伝えるうえで必要なことを教えてもらいました。

フリーランスから会社を立ち上げた

ーー本日はよろしくお願いします。早速ですが、南さんのこれまでの経歴について教えてください。

よろしくお願いします。僕は岐阜県出身で、大学を卒業してから東京に出てきたんですけど、地元の岐阜県でスキー場のDJオーディションがあったのでそれに応募して合格したのがキャリアの始まりです。

そのスキー場では12年くらい継続してお仕事をしていますね。スキー場の仕事は冬だけなので、冬は岐阜で仕事をして春になったら東京に戻ってくるという感じです。

フリーでずっと活動をしていて、2016年に会社を立ち上げました。

会社を立ち上げたきっかけ

南 隼人さん「わかりやすい言葉で端的に伝える」

ーー2016年に起業をしたということですが、起業しようと思ったきっかけを教えてください。

2012年から2015年までプロ野球チームのスタジアムDJをさせていただいていたのですが、その時から起業を考えていました。

やはり、フリーで個人事業主として活動を続けるよりも株式会社を立ち上げて活動をしたほうが社会的な信用も高くなると考えたんです。反骨精神のようなものはありましたね。

ーーなるほど。会社を立ち上げた後も、自身で実況やMCをされていますが、人に何かを伝えるうえで必要なことを教えてください。

一番意識していることは、わかりやすい言葉で端的に伝えることです。あまり難しい言葉は使わずに老若男女問わずにわかる言葉で伝えるようにしています。

どんな言葉を使っても伝わらなかったら意味がないと思っているので。 例えば、最近だと新型コロナウイルスの関係で「クラスター」という言葉が使われていますが、「集団感染」って言ったほうがわかりやすいんじゃないかなって思います。

特にスタジアムMCの仕事ではとても多くの人がいらっしゃる場面で話すことが多いのでので、わかりやすく短く伝える必要があります。

スポーツ界も厳しい状況

南 隼人さんに聞く「スポーツ界の状況」

ーー新型コロナウイルスのお話がありましたが、スポーツ界も大きな影響を受けています。サポーター・ファンはなにをすることが一番スポーツ界のためになると考えていますか?

いろいろな考え方があると思うんですよ。私は命が最優先だと思うので、本当に我慢してくださいってことですかね。実際、亡くなった方もいらっしゃいますから。スポーツは生きていたらまた見られるじゃないですか。

ただ、我々もそうなんですけど、スポーツに関わるスタッフの方や選手たちっていうのはスポーツを通じて経済活動をしているので、我慢だけしているのは経済的にも厳しいと思いますね。

スポーツに限らず、エンターテインメントというものが国が言うところの不要不急に当たってしまってるんですよね。いつ再開できるかがわからない状況ですし。なので、正直難しい状況は続いています。

厳しいんですが、サポーターやファンがなにをすべきかとなると、やっぱり家を出ないということですかね。うちの会社もリモートで仕事をするようにしたんですけど。

ーー南さんの会社ではどのようにリモートワークされてるんですか?

うちの場合は、マネージャーやスタッフにパソコンを渡してるので家で仕事ができるようになっています。うちの会社ってちょっと特殊というか、所属タレントをマネジメントするタレント部と、もう一つデザイン部という部署もあるんです。

その部署は番組やCMを作ったり、あと球場のビジョンに出す動画を作ったりしています。そういったものは製作業務なので、パソコンさえあればなんとかできるんです。

タレントマネジメントの仕事は基本的にタレントとの連携・連絡については電話やLINE、メールを使ってやりとりをしています。

以前はミーティングやレッスンを事務所に来てやっていたんですけど、今は一切しないようにしてますね。

ーー南さんはSNSを活用されていますが、運用するうえで気をつけていることを教えてください。

気をつけていることで言うと、SNSの投稿で一度も”負ける”っていう言葉を使ったことがないんです。

スポーツの世界ではどうしても勝ちと負けはあるんですけど、たとえ負けたとしても良いイメージを持ってもらうことを意識しています。SNSでは負けるという言葉を使わずにいかに次に繋げるかポジティブな内容を書いていました。

例えば、今日は誰々が3安打猛打賞だった、誰々のピッチングが良かったということを書くように意識していましたね。視覚の印象だと思うんですが、SNSの投稿に”負け”って文字が目に入るだけで、自分自身も負けてる気がしてしまうので。

ネガティブな表現や批判的なこともあまり投稿しないようにしてます。

スポーツによって向いているSNSがある

Twitterは野球、Instagramはバスケ

スポーツの種類によって相性の良いSNSは違うと思いますね。

Twitterは野球と相性が良いと思います。野球って攻守交代の時間があるので、試合を見ながらでもTwitterを見たり投稿できるんです。

Instagramはバスケと相性が良いと思います。バスケってアリーナや体育館で試合をするので選手との距離がすごく近いんです。なので、Instagramに載せる写真を撮りやすいと思います。

実際、僕のTwitterのフォロワーさんってほとんど野球ファンの方です。Instagramのフォロワーはバスケファンの人が7割くらいですね。それぞれ使い分けています。

南 隼人さんの「やりたいこと」

ーーメディアのコンセプトが「やりたいことをできるに変える」なのですが、南さんが今後やりたいことを教えてください。

今後やりたいことは、みんなが集まれるコミュニティを作っていきたいです。起業するときに「夢ノート」を書いたんですけど、そのときに僕が今までやってたこと全てが一つのビルで実現できればいいなって思いました。

地下にクラブやライブハウス、1階にスポーツバー、2階にスポーツジム、3階に写真や映像を撮影できるスタジオ、4階に事務所、屋上にバッティングセンターやゴルフの打ちっぱなしがあるイメージです。

こんな感じで一つのコミュニティが作れるようなスポーツビルのようなものができたらいいなって漠然と思っています。

今の新型コロナウイルスをきっかけに、今後は仕事もリモートになっていくと思うんですけど、人が集まれるような場所が失われていくのは悲しいなと思っているので、落ち着いたら作れるようになるといいですね。

執筆

川崎 博則

1986年生まれ。2019年4月に中途でさくらインターネット株式会社に入社。さくマガ立ち上げメンバー。さくマガ編集長を務める。WEBマーケティングの仕事に10年以上たずさわっている。

編集

武田 伸子

2014年に中途でさくらインターネットに入社。「さくらのユーザ通信」(メルマガ)やさくマガの編集を担当している。1児の母。おいしいごはんとお酒が好き。

※『さくマガ』に掲載の記事内容・情報は執筆時点のものです。

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